ドライブレコーダーの仕組みとは?どのような種類がある?

ドライブレコーダーの仕組みとは?

家電量販店やカー用品店などで多くの種類が販売されているドライブレコーダー。

ニュースなどでも実際に録画された映像を目にする機会も増えていますが、ドライブレコーダーがどのような仕組みで録画をしているのか、知らない方も多いのではないでしょうか。

そこで今回は、ドライブレコーダーの役割や仕組みについて詳しく解説していきます。

Chapter
ドライブレコーダーの役割とは?
ドライブレコーダーの機能をチェック!
ドライブレコーダーに録画される仕組みとは?

ドライブレコーダーの役割とは?

ドライブレコーダーが急速に普及し始めたのは、2005年頃より。航空機が事故を起こした際の検証などに用いられる、フライトレコーダーをヒントにしたものです。

2020年6月より販売を開始した4代目ハリアーが、純正で録画機能を持つデジタルインナーミラーを搭載したことは記憶に新しいでしょう。

ドライブレコーダーは車内に設置することで車外の様子や音声を録画し、保存する機能を持っています。

そのため、事故発生の際や何らかの異変が起こった場合、どのような状況だったのかを正確に知ることができるようになっているのです。

交通事故の処理は、本人や目撃者の証言によって過失の割合が決まってしまうことがほとんどですが、これにより事故処理の迅速化が期待できます。

ドライブレコーダーに記録された映像を用いることで事故原因をハッキリさせ、事故処理を迅速かつ円滑に進めることが可能なのです。

また、トラブルが起こった場合の意見の食い違いを防ぐ目的もあります。虚偽の証言や理不尽な要求を防止することで、交渉の材料としても使うことができるのです。

さらに、種類によってはクルマのエンジンが停止中も録画を続けることができるものも存在します。

これによって車上荒らしや自動車の盗難、周辺の防犯等にも役立つ、非常に優秀なアイテムなといえるでしょう。

ドライブレコーダーの機能をチェック!

昨今、ドライブレコーダーの機能も高度化しつつあり、単純に録画できるカメラとしての役割以上に多くの機能を持ったものが販売されています。

例えば、録画する映像が高画質化なものなどが挙げられます。前述したように、事故処理などに映像を用いる場合、残されている映像が鮮明でなければ事故当時の状況を正確に把握することができないのは想像に難くないでしょう。

そのため高品質なドライブレコーダーだと、4Kで録画できるものや画素数が500万を超えるような製品も販売されているのです。

また、映像の滑らかさを示す「fps」も、ミドルクラスのゲーミングモニターに匹敵する120fpsを発揮するドライブレコーダーも登場しています。

さらには、中にGPSを内蔵することで人工衛星を利用するものや、どの道をいつ、どれくらいの速度で走っていたかを計測する機能を持ったドライブレコーダーも存在しているのです。

ドライブレコーダーに録画される仕組みとは?

ドライブレコーダーが録画を開始する仕組みは、大きく3つに分けられます。

まず1つ目が、「常時録画」と呼ばれる方法。

これは文字通り常に録画をするもので、クルマのエンジンを始動することでバッテリーなどから給電を受け、録画を開始します。記録された映像は内蔵するmicro SDなどに保存されますが、録画可能な時間はmicro SDの性能に依存することになる点は注意が必要です。

2つ目は、「イベント記録」と呼ばれるもの。

これは、クルマを運転中に衝突や急ブレーキなど、走行中に異変が起こった瞬間から録画を開始するものです。衝撃感知やGセンサー録画といった別称で呼ばれることもありますが機能は同じで、衝撃を感知すると、センサーが反応することでその数秒間を自動で録画してくれます。

そして3つ目が、「動体検知記録」です。

これはクルマを運転していない場合でも、カメラのセンサーが動くものを見つけると録画を開始してくれる仕組み。最大の特徴は、エンジンが掛かっていなくても反応し、防犯などに役立つ点でしょう。

録画方法に関しては、ドライブレコーダーによってさまざまです。導入を検討しているのなら、目的に応じた機能を持っているドライブレコーダーを選ぶ必要があります。

ドライブレコーダーは、万が一が起きた場合を想定してクルマに設置する、いわば保険のようなものです。

ドライブレコーダーに記録された映像に頼る場面がこないのが一番ですが、クルマを運転する以上、何が起こるかわかりません。

機能や役割をしっかりと理解して、最適なドライブレコーダーを導入するのが良いでしょう。

※2021年7月現在

吉田 恒道|よしだ つねみち

1980年代、大学卒業後ファッション・モード専門誌「WWD Japan」編集部勤務を皮切りに編集者としてのキャリアを積む。その後、90年〜2000年代、中堅出版社ダイヤモンド社の自動車専門誌・副編集長に就く。以降、男性ライフスタイル誌「Straight’」(扶桑社)など複数の男性誌編集長を歴任し独立、フリーランスのエディターに、現職。著書に「シングルモルトの愉しみ方」(学習研究社)がある。

吉田 恒道