速度取締りはすぐにブレーキを踏めば大丈夫?
更新日:2024.09.09
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高速道路や幹線道路などで日常的に行われている、パトカーによる速度取り締まり。
速度違反のクルマを追いかけて速度を測るという方法により行われていますが、追尾されていることに気付いたとき、すぐに速度を落とせば検挙されることはないのでしょうか。
そこで今回は、速度取り締まりの方法から検挙に至る流れまで、詳しく解説していきます。
速度違反のクルマを追いかけて速度を測るという方法により行われていますが、追尾されていることに気付いたとき、すぐに速度を落とせば検挙されることはないのでしょうか。
そこで今回は、速度取り締まりの方法から検挙に至る流れまで、詳しく解説していきます。
この記事をざっくり言うと
- パトカーによる速度取り締まりは、違反車両を追尾して速度を測定する方法が約半数を占めている
- そのため追尾されていることに気づいてすぐにブレーキを踏めば、理論上は検挙を避けられる可能性がある
- ただし、担当警察官の裁量や測定方法の違いによって、検挙を免れないケースもある
理屈上では検挙されることはない
結論からいうと、速度取り締まり中のパトカーに後ろに付かれた時点でブレーキを踏むことで、一定の効果は得られます。
何故なら、現在速度違反の取り締まりに用いられている手法の43.6%、おおよそ半分ほどはパトカーによる追尾式となっているためです。
追尾式の速度取締りには方測定方法が定められています。高速道路上ではおよそ50メートルほどの車間を維持し、測定を始めてから終わりまで300メートルほど追尾。一般道では、30メートルほど車間を開けておよそ100メートル追尾するというものです。
つまり、法定速度を超えて走っているクルマを発見した場合、パトカーはそのクルマを追いかけるように加速します。
高速道路・一般道それぞれで定められた車間を開けたまま追尾して、ストップメーターと呼ばれる速度測定器を使って違反車両の速度を検知・測定するという流れなのです。
そのため、パトカーが違反者を発見して追尾、測定終了までに速度を落として走れば、理論的には検挙されることはないということになります。
何故なら、現在速度違反の取り締まりに用いられている手法の43.6%、おおよそ半分ほどはパトカーによる追尾式となっているためです。
追尾式の速度取締りには方測定方法が定められています。高速道路上ではおよそ50メートルほどの車間を維持し、測定を始めてから終わりまで300メートルほど追尾。一般道では、30メートルほど車間を開けておよそ100メートル追尾するというものです。
つまり、法定速度を超えて走っているクルマを発見した場合、パトカーはそのクルマを追いかけるように加速します。
高速道路・一般道それぞれで定められた車間を開けたまま追尾して、ストップメーターと呼ばれる速度測定器を使って違反車両の速度を検知・測定するという流れなのです。
そのため、パトカーが違反者を発見して追尾、測定終了までに速度を落として走れば、理論的には検挙されることはないということになります。
警察官の裁量による部分が大きい?
しかし、そのようなことをしていてはパトカーが速度違反取り締まりを行う必要がなくなってしまいます。
赤色灯を回しているパトカーが後ろに付けば、よほど注意力散漫なドライバーでなければ気が付いて減速するうえ、パトカーの追尾がなくなった途端に再び法定速度を超えたスピードで走り出してしまうかもしれません。
さらに言えば、一般道・高速道問わず1台の違反車両を見つけてから加速、車間を等間隔で開けたまま追尾し続けるというのは、並大抵の運転技術では困難です。
警察組織内の交通機動隊ならまだしも、一般の警察官が全員そこまでの運転技術を持ち合わせているかと聞かれると、なかなか難しいポイントであることは想像に難くないでしょう。
赤色灯を回しているパトカーが後ろに付けば、よほど注意力散漫なドライバーでなければ気が付いて減速するうえ、パトカーの追尾がなくなった途端に再び法定速度を超えたスピードで走り出してしまうかもしれません。
さらに言えば、一般道・高速道問わず1台の違反車両を見つけてから加速、車間を等間隔で開けたまま追尾し続けるというのは、並大抵の運転技術では困難です。
警察組織内の交通機動隊ならまだしも、一般の警察官が全員そこまでの運転技術を持ち合わせているかと聞かれると、なかなか難しいポイントであることは想像に難くないでしょう。
つまり、前述したような追尾式による速度取り締まりにおける車間や追尾する距離は、実際に現場で速度取り締まりを行っている警察官の裁量による部分が大きいとされています。
原始的とも呼べる手法ですが、ストップメーター自体の精度はかなり高いものとされており、計測された速度を争った裁判では多くの場合でドライバーに有罪の判決が下されることがほとんどなのです。
原始的とも呼べる手法ですが、ストップメーター自体の精度はかなり高いものとされており、計測された速度を争った裁判では多くの場合でドライバーに有罪の判決が下されることがほとんどなのです。
追尾式以外の取り締まり方法を紹介!
速度違反の取り締まりには前述した追尾式を含め、大きく分けて3つの方法が用いられています。
1つ目は、前項で述べた追尾式。
1つ目は、前項で述べた追尾式。
そして2つ目は、定置式速度取り締まりです。
これはいわゆるネズミ捕りと呼ばれる方法で、道路上に速度測定器を設置して通過したクルマの速度を測って取り締まる方法です。
定置式の取り締まりにもいくつか方法があり、パトカーに搭載されているレーダーを使ったり、2つのセンサーの間を通り抜けたクルマの距離と時間から速度を算出する方法も行われています。
これはいわゆるネズミ捕りと呼ばれる方法で、道路上に速度測定器を設置して通過したクルマの速度を測って取り締まる方法です。
定置式の取り締まりにもいくつか方法があり、パトカーに搭載されているレーダーを使ったり、2つのセンサーの間を通り抜けたクルマの距離と時間から速度を算出する方法も行われています。
3つ目は、オービスを用いた速度取り締まりです。
オービスは正式名称を自動速度取締運転装置と呼び、随伴する警察官を必要とせず路上に設置、天候や昼夜を問わない24時間無人の取り締まりが可能なシステムです。
速度を違反した車両がオービス付近を通過すると、自動的にナンバープレート付近とフロントガラスの運転席側を撮影。撮影したデータを警察署などに送信した後、違反者の元に通知が送付されるのです。
オービスは正式名称を自動速度取締運転装置と呼び、随伴する警察官を必要とせず路上に設置、天候や昼夜を問わない24時間無人の取り締まりが可能なシステムです。
速度を違反した車両がオービス付近を通過すると、自動的にナンバープレート付近とフロントガラスの運転席側を撮影。撮影したデータを警察署などに送信した後、違反者の元に通知が送付されるのです。
元々は固定式のオービスが主流でしたが、近年数を増やしているのが移動式のオービス。カメラも高性能になり小型化していることから、価格も安くメンテナンス性も高い移動式のオービスが増えてきています。
また、持ち運びのしやすさから思わぬ場所に設置されていることもあるそうです。
また、持ち運びのしやすさから思わぬ場所に設置されていることもあるそうです。
現在は、パトカーに追尾されたらすぐブレーキを踏めば理論的には検挙されない、しかし警察官の裁量によって切符を切られてしまう…という曖昧な現状となっています。
しかし忘れてはいけないのは、法定速度を守った安全な運転をするべきだということ。
パトカーやオービスの存在がなければ法定速度を超えてスピードを出していいと思っているのなら、考えを即刻改めるべきでしょう。
事故を起こした後では、何もかも遅いのです。
※2021年7月現在
しかし忘れてはいけないのは、法定速度を守った安全な運転をするべきだということ。
パトカーやオービスの存在がなければ法定速度を超えてスピードを出していいと思っているのなら、考えを即刻改めるべきでしょう。
事故を起こした後では、何もかも遅いのです。
※2021年7月現在