セダンvs SUV それぞれのメリット・デメリットを徹底解説!

セダンvs SUV それぞれのメリット・デメリット

近年、市場ではSUVの需要が急激に伸びている一方、セダンはさまざまなメーカーがセダンタイプの車種を廃止するなど、需要が低迷しています。

しかし、セダン・SUVにはそれぞれ違った魅力があるのです。

そこで今回はセダンとSUVのメリット・デメリットを詳しく解説していきます。

Chapter
セダンの定義とは?
セダンのメリットとは?
セダンのデメリットとは?
SUVの定義とは?
SUVのメリットは?
SUVのデメリットは?

セダンの定義とは?

セダンの他に形が似ているクルマとしてクーペなどがありますが、クルマにあまり詳しくない方からすれば、見分けがつかないということもあるかもしれません。

ではセダンの定義とはなんなのでしょうか。

結論から言うと、セダンというのは「3ボックス4ドアのクルマ」のことです。

「3ボックス」というのはエンジンルーム・車室・荷室(ラゲッジルーム)がそれぞれ独立したタイプのクルマのことで、「4ドア」は4つのドアがある、という意味です。

例外としてドアの数が2ドアでありながらセダンを名乗る車種もありますが、基本的に4ドアのクルマを指します。

セダンのメリットとは?

まず1つ目のメリットは、乗り心地が良いことでしょう。

セダンは重心が低いので、カーブを曲がる際にも他のクルマに比べて左右に振られません。重心の高いクルマは安定性を高めるため、硬いサスペンションを採用することが多いですが、段差に過敏になり乗り心地が悪くなりがちです。

しかしセダンは重心の低さから振動や揺れを感じにくく、コーナリングもしやすいため安定した乗り心地を味わえます。

2つ目のメリットは、快適な車内環境です。

セダンは居室と荷室が別々になっているので、高いボディー剛性を実現にしています。また、荷室からの音や臭いなどを遮断できるという点も魅力のひとつでしょう。

3つ目のメリットは、駐車場を探しやすいという点です。

車高が低いセダンは高さ制限に引っかかることもないほか、機械式駐車場でも余裕をもって駐車可能なのです。

セダンのデメリットとは?

乗り心地の良さなど多くのメリットがあるセダンですが、デメリットもあります。

まず1つ目のデメリットは、荷室が狭い点が挙げられるでしょう。

車高が低い分荷室の高さも確保することができないので、必然的に狭くなってしまいます。

2つ目のデメリットは、乗り降りがしづらい点です。

セダンの全高は1,500mm以下が大半なので、ドアの開口部が狭くなり、乗降りがしづらくなっています。背の高い方などは、乗り降りする際に多少の不便を感じるかもしれません。

3つ目のデメリットは、小回りが利きにくい点です。

セダンはエンジンルームと荷室が長く伸びているので、狭い道などでは小回りが利かず、運転しにくいという大きなデメリットがあるのです。

SUVの定義とは?

SUVは、Sport Utility Vehicle(スポーツ ユーティリティ ビークル)の略称です。

SUVにはセダンなどのようにはっきりとした定義はなく、日本語訳するとスポーツ用途の多目的車となります。

SUVの中には、軽SUV・コンパクトSUV・ミドルサイズSUV・フルサイズSUVなどコンパクトなものから大型のものまで多くの種類が存在しています。

SUVに関しては、車種を覚えることが一番の判断材料といえるでしょう。

SUVのメリットは?

まずSUVのメリットとして挙げられるのは、前方視界の良さでしょう。

SUVは車高が高く、ドライビングポジションが必然的に高くなるので、前方を遠くまで見渡せるので初心者でも運転しやすいのです。

2つ目のメリットは、荷室が広い点です。

基本的に他の乗用車より多くの荷物を積めるように設計されているSUVは、アウトドアやレジャー目的で使用されることが多いです。キャンプやゴルフ・釣りなどをよくする方には、特に魅力的に映るのではないでしょうか。

3つ目のメリットは、悪路での走破性の高さです。

SUVは悪路走行の際の衝撃吸収に優れており、車高も高いことから悪路でも優れた走破性を実現します。また、悪路での走行を想定してフレームなどが頑丈に作られているので、耐久性も高くなっている点もポイントでしょう。

SUVのデメリットは?

悪路での走破性や耐久性などのメリットがあるSUVですが、デメリットもあります。

まず1つ目は、乗り降りに負担がある点です。

SUVは車高が高いので、乗る際には足を高く上げなければならず、降りる際には足に負担がかかることが多いのです。特に子供や高齢者の方には大きな負担になる場合もあるので、注意が必要でしょう。

2つ目のデメリットは、燃費が悪いという点です。

耐久性や積載量などを重視して設計されているSUVは、サイズを大きく、重さを重くする必要があるのでどうしても燃費が悪くなってしまう傾向にあります。

しかし近年では、コンパクトサイズのSUVやディーゼルエンジン・ハイブリッド仕様のモデルの発売など多くの省燃費モデルが登場しているので、一概にデメリットとして括ることはもはやできないでしょう。

3つ目のデメリットは、駐車場によっては駐車できない場合がある点です。

SUVは車高の高さゆえに、立体駐車場や機械式駐車場に駐車できない場合があります。特に都心部で注意が必要で、駐車場を利用する際には高さ制限などを確認すると良いでしょう。

ここまで、セダンとSUVそれぞれのメリット・デメリットをご紹介しました。

需要が低迷しているセダンではありますが、SUVにはない魅力を持っているということがわかりました。

セダンにもSUVにもメリットとデメリットがあるので、購入を検討している方は様々なモデルを比較してみるのも良いかもしれません。

※2021年7月現在

吉田 恒道|よしだ つねみち

1980年代、大学卒業後ファッション・モード専門誌「WWD Japan」編集部勤務を皮切りに編集者としてのキャリアを積む。その後、90年〜2000年代、中堅出版社ダイヤモンド社の自動車専門誌・副編集長に就く。以降、男性ライフスタイル誌「Straight’」(扶桑社)など複数の男性誌編集長を歴任し独立、フリーランスのエディターに、現職。著書に「シングルモルトの愉しみ方」(学習研究社)がある。

吉田 恒道