メルセデス・ベンツ 4代目Cクラスの後部座席(リアシート)を徹底解説！機能性に注目

リアシートについて詳しく紹介する前に、まずはメルセデス・ベンツ Cクラスについてご紹介します。

Cクラスは、日本での人気が非常に高いモデルです。ボディタイプにはセダン、クーペ、ステーションワゴン、カブリオレの4種類があります。

Cクラスはいずれのボディタイプも比較的コンパクトなのが特徴です。日本の狭く入り組んだ道路事情に最も適していると言えるところが、日本での人気の理由となっています。

そのうえ上位クラスにも引けを取らないほどの上質なデザイン性があり、安全性も高いです。走りも安定しているため、所有欲とドライブ欲を満たす趣味のクルマとしても、実用車としても親しまれています。

価格帯を見てもボディタイプやグレードごとに異なるものの、セダンの「C180」は新車価格が489万円と、ベンツの中では比較的手が出しやすい価格となっています。

Cクラスと言えばインテリア(内装)の高級感と上質感も特徴です。

内壁にはレザーが貼られ、セダンの場合センターコンソールはウッドパネルとなっており、所有欲を満たしてくれるインテリアとなっています。

リアシートの快適性も高いです。ベースグレードとなっているセダンタイプの「C180」を見てみましょう。

セダンは居住性の高さを前面に打ち出しています。

セダンというボディタイプそのものが、居住空間とラゲッジルーム(荷室)を切り離したものであり、居住性が重視されるクルマです。足元には大人が十分にくつろげるほどの空間があり、乗り降りもしやすくなっています。

インテリアもほとんどのタイプで共通して、シックで落ち着いた雰囲気になっています。シートの硬さもリアシートと運転席とでは異なり、リアシートは着座時の快適性を優先した程よい硬さになっています。

走りにも安定感があって揺れも少ないため、長時間乗ることが苦にならないどころか、ついつい何時間でも乗っていたくなるような居住空間を実現しています。

ステーションワゴンタイプはラゲッジルームと居住空間とがシームレスではあるものの、決して居住性が犠牲になっているわけではありません。コンパクトボディでありながら、居住性とラゲッジルームの広さをしっかり両立させています。

カブリオレはオープンタイプなのでリアシートは飾り程度かと思いきや、意外と快適な空間になっています。もちろんセダンに比べれば足元のスペースは狭いですが、膝や肩周りの空間はしっかり確保されています。

メルセデス・ベンツ Cクラスのリアシートは、機能性も高いです。

セダンでは、リアシートバックレストに40:20:40の分割可倒方式が採用されています。乗車人数、荷物の量や大きさに合わせて幅広いアレンジが可能です。ステーションワゴンの場合も、ワンタッチで倒せるバックレストを採用しています。

さらに、全タイプ共通でリアシートにはドリンクホルダーが搭載されており、利便性も高いです。セダンの場合、ドリンクホルダーはアームレストにもなります。リッドを跳ね上げるとトレーやテーブルとしても利用可能となっています。

カブリオレやクーペのドリンクホルダーはリッドではなく、むき出しとなっています。

メルセデス・ベンツ Cクラス全タイプに共通しているのは、リアシートの快適性の高さと利便性の高さです。そこから、ステーションワゴン、セダン、カブリオレ、クーペとボディタイプごとに異なる機能性を持たせています。

気になっている方は、自分に合うボディタイプをしっかり見極めたうえで、ディーラーに足を運んでみてください。

※2021年5月現在