日産 2代目ノートの特別仕様車を一挙解説|標準仕様車との違いは?(HR12型)
更新日:2024.09.09
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日産 2代目ノート(HR12型)は2016 年にマイナーモデルチェンジが行われ、「e-POWER」搭載となったハッチバックです。
3代目ノートの登場に伴い販売終了してから日が浅いクルマですが、数多くの特別仕様車があります。
そこで今回は、2代目ノートにはどんな特別仕様車があるのか、詳しく紹介していきましょう。
3代目ノートの登場に伴い販売終了してから日が浅いクルマですが、数多くの特別仕様車があります。
そこで今回は、2代目ノートにはどんな特別仕様車があるのか、詳しく紹介していきましょう。
日産 2代目ノートはどんなクルマなの?
ノートは2005年に発売されて以降、2021年7月現在まで人気を集める4ドアハッチバックタイプのクルマです。
初代と2代目の途中までは一般的なガソリン車でしたが、2代目の途中に行われたマイナーチェンジによりシリーズ式ハイブリッドシステムを採用したことでも大きな注目を集めました。世界でも300万円以下のクルマに初めて搭載されたシリーズ式ハイブリッドシステムは、のちに「e-POWER」と名を変えて現在に至ります。
ノートは最新のパワートレインを搭載してはいますが、特別大きいというわけではない、一般的なハッチバックのサイズをしています。
ハイブリッドシステムを採用しているため車両重量が重くみられがちですが、FF(前輪駆動)で1,220kgと重量面でも一般的な車両重量なのです。
また、荷室(ラゲッジルーム)の容量も他のハッチバックと大きな差はなく最新のパワートレインを搭載しているからといって欠点があるわけではありません。
安定した運転性能と環境性能、荷室容量を兼ね備えたノートは、まさに汎用性が高いクルマといえるでしょう。
初代と2代目の途中までは一般的なガソリン車でしたが、2代目の途中に行われたマイナーチェンジによりシリーズ式ハイブリッドシステムを採用したことでも大きな注目を集めました。世界でも300万円以下のクルマに初めて搭載されたシリーズ式ハイブリッドシステムは、のちに「e-POWER」と名を変えて現在に至ります。
ノートは最新のパワートレインを搭載してはいますが、特別大きいというわけではない、一般的なハッチバックのサイズをしています。
ハイブリッドシステムを採用しているため車両重量が重くみられがちですが、FF(前輪駆動)で1,220kgと重量面でも一般的な車両重量なのです。
また、荷室(ラゲッジルーム)の容量も他のハッチバックと大きな差はなく最新のパワートレインを搭載しているからといって欠点があるわけではありません。
安定した運転性能と環境性能、荷室容量を兼ね備えたノートは、まさに汎用性が高いクルマといえるでしょう。
日産 2代目ノートの特別仕様車:ライダー
ノートに存在していた特別仕様車で2012年9月に販売されたのが、「ライダー」です。初代ノートから引き続き使われた名称で、上位グレードである「X」をベースに開発されました。
2代目ノートでは、2012年から2016年まで使用された名前でもあります。
専用のフロントグリルとモールを使用したフロントマスクが変更されているほか、「ライダー」専用のエンブレムも装備されているなどエクステリア(外装)にラグジュアリーさを追加した1台なのです。
エクステリアに手は施されているものの、走行性能は市販車と同じままなので高い燃費性能を維持したままドライブを楽しむことができます。
2013年からルーフスポイラーも追加され、さらにエクステリアに磨きがかかりましたが、2016年11月のマイナーチェンジで「モード・プレミア」に統合され、以降復活することなく現在に至ります。
2代目ノートでは、2012年から2016年まで使用された名前でもあります。
専用のフロントグリルとモールを使用したフロントマスクが変更されているほか、「ライダー」専用のエンブレムも装備されているなどエクステリア(外装)にラグジュアリーさを追加した1台なのです。
エクステリアに手は施されているものの、走行性能は市販車と同じままなので高い燃費性能を維持したままドライブを楽しむことができます。
2013年からルーフスポイラーも追加され、さらにエクステリアに磨きがかかりましたが、2016年11月のマイナーチェンジで「モード・プレミア」に統合され、以降復活することなく現在に至ります。
日産 2代目ノートの特別仕様車:アクシス
2013年2月に発売された特別仕様車が「アクシス」です。
「ライダー」とは違い2代目ノートから初めて使用された特別仕様車につけられる名前で、2016年11月のマイナーチェンジで「モード・プレミア」に統合されました。
ベースになるグレードが「X DIG-S」「X FOUR」であり、「ライダー」とやや異なる点があります。
「ライダー」に比べると丸みがかったエクステリアが印象的でコンセプトが違うことがわかるでしょう。
専用本革シートや木目調のセンタークラスターフィニッシャーのほか、エアコンやヘッドランプが備わっているなどインテリアを中心に変更が加えられ、「ライダー」とはうまく差別化ができていました。
また、2015年のマイナーチェンジでいち早くLEDヘッドランプを採用したことでも有名な1台でもあります。
残念ながら、2016年のラインアップ再編に伴い「アクシス」の名前は完全に消滅してしまいました。
「ライダー」とは違い2代目ノートから初めて使用された特別仕様車につけられる名前で、2016年11月のマイナーチェンジで「モード・プレミア」に統合されました。
ベースになるグレードが「X DIG-S」「X FOUR」であり、「ライダー」とやや異なる点があります。
「ライダー」に比べると丸みがかったエクステリアが印象的でコンセプトが違うことがわかるでしょう。
専用本革シートや木目調のセンタークラスターフィニッシャーのほか、エアコンやヘッドランプが備わっているなどインテリアを中心に変更が加えられ、「ライダー」とはうまく差別化ができていました。
また、2015年のマイナーチェンジでいち早くLEDヘッドランプを採用したことでも有名な1台でもあります。
残念ながら、2016年のラインアップ再編に伴い「アクシス」の名前は完全に消滅してしまいました。
日産 2代目ノートの特別仕様車:モード・プレミア
2016年11月のマイナーチェンジで「ライダー」と「アクシス」が統合され、新しく生まれた特別仕様車が「モード・プレミア」です。
先行してエクストレイルに設定されていた特別仕様車のラインアップでしたが、「e-POWER」モデル登場と共にノートにも設定されました。
ガソリンエンジンの「X」系統と「e-POWER X」系統をベースに開発されたもので、エクステリアは「ライダー」から、インテリアは「アクシス」からそれぞれ継承する形になっています。
ガソリンエンジン仕様と「e-POWER」仕様では、同じ「モード・プレミア」でも異なる点がいくつかあります。
例えば切削光輝のホイールは「e-POWER」のみに装備され、「ツーリングオプション」も「e-POWER」側だけに設定されました。これは同じ「モード・プレミア」でも大きな違いを生み出し、「e-POWER」のフラッグシップ的存在のノートを売り出すための戦略だったのかもしれません。
結果、「e-POWER」は「モード・プレミア」以外でも爆発的にヒットし、2016年の新車売上台数日本一に輝いたのです。
2018年のマイナーチェンジで「オーテック」と入れ替わる形で歴史に幕を降ろした「モード・プレミア」ではありますが、「e-POWER」の知名度向上に一役買った1台といえるでしょう。
先行してエクストレイルに設定されていた特別仕様車のラインアップでしたが、「e-POWER」モデル登場と共にノートにも設定されました。
ガソリンエンジンの「X」系統と「e-POWER X」系統をベースに開発されたもので、エクステリアは「ライダー」から、インテリアは「アクシス」からそれぞれ継承する形になっています。
ガソリンエンジン仕様と「e-POWER」仕様では、同じ「モード・プレミア」でも異なる点がいくつかあります。
例えば切削光輝のホイールは「e-POWER」のみに装備され、「ツーリングオプション」も「e-POWER」側だけに設定されました。これは同じ「モード・プレミア」でも大きな違いを生み出し、「e-POWER」のフラッグシップ的存在のノートを売り出すための戦略だったのかもしれません。
結果、「e-POWER」は「モード・プレミア」以外でも爆発的にヒットし、2016年の新車売上台数日本一に輝いたのです。
2018年のマイナーチェンジで「オーテック」と入れ替わる形で歴史に幕を降ろした「モード・プレミア」ではありますが、「e-POWER」の知名度向上に一役買った1台といえるでしょう。
日産 2代目ノートの特別仕様車:オーテック
2018年7月のマイナーチェンジに伴って発表されたノートの新しい特別仕様車が「オーテック」です。
「モード・プレミア」の後継として発表され、スポーティーさにさらに磨きがかかっており「オーテック」の名は同じ日産のセレナに続いて2台目の採用です。
ベースとなった車種は「X DIG-S」以外の「X」グレード全車種で「e-POWER」も含まれています。
同じタイミングで誕生したスポーツモデル「ニスモ」の対抗馬として登場したことから、エクステリアは「モード・プレミア」以上にスポーツカーを意識したデザインに変更されました。
メタル調に仕上げられたフロントグリルやバンパーで、高級感も損なうことなくスポーツカーらしさを表現しています。
また、「モード・プレミア」に続いて「e-POWER」ベースのほうがボディ剛性・操作性が高くなっているのも特徴です。
乗り心地と機能性、安全性を考慮した「オーテック」は、現行モデルの3代目ノートにも設定されています。
ノートの特別仕様車の中で唯一完全受注生産方式をとっており、注文が決まってからごく一握りの職人の手によって手作業で組み立てられている「オーテック」は、日産のこだわりが窺える1台なのです。
「モード・プレミア」の後継として発表され、スポーティーさにさらに磨きがかかっており「オーテック」の名は同じ日産のセレナに続いて2台目の採用です。
ベースとなった車種は「X DIG-S」以外の「X」グレード全車種で「e-POWER」も含まれています。
同じタイミングで誕生したスポーツモデル「ニスモ」の対抗馬として登場したことから、エクステリアは「モード・プレミア」以上にスポーツカーを意識したデザインに変更されました。
メタル調に仕上げられたフロントグリルやバンパーで、高級感も損なうことなくスポーツカーらしさを表現しています。
また、「モード・プレミア」に続いて「e-POWER」ベースのほうがボディ剛性・操作性が高くなっているのも特徴です。
乗り心地と機能性、安全性を考慮した「オーテック」は、現行モデルの3代目ノートにも設定されています。
ノートの特別仕様車の中で唯一完全受注生産方式をとっており、注文が決まってからごく一握りの職人の手によって手作業で組み立てられている「オーテック」は、日産のこだわりが窺える1台なのです。
日産 2代目ノートの特別仕様車:Vセレクション
「Vセレクション」は、2014年のマイナーチェンジに伴って生まれた特別仕様車です。
「X」「X DIG-S」「X FOUR」「エアロスタイル」をベースに開発された「Vセレクション +セーフティ」で、安全性能を特に高めたモデルでもあります。
2016年8月の発売を最後に「Vセレクション」は姿を消してしまっていますが、高い安全性能と燃費基準達成度には目を見張るものがあるでしょう。
「e-POWER」搭載前の、ガソリンエンジンだけだった頃のノートに採用されていた特別仕様車ですが、欲しい機能がひとつにまとまっており人気が高いモデルでもありました。
特に2016年のモデルはほぼ全グレードに設定され、当時最新であった安全装備を一挙に揃えることができたのです。今でこそ普通になっている「LEDヘッドランプ」ひとつとっても当時としては目新しく、オプションで単体購入するよりも安く取り付けることができました。
そのほかの安全機能も充実しており、まさに欲しい機能が目白押しの特別仕様車であったのです。
また、2019年には「e-POWER」モデルにも採用されました。
2019年11月の登場から後継モデルの発表は今のところありませんが、3代目ノートでの復活が待たれる1台です。
「X」「X DIG-S」「X FOUR」「エアロスタイル」をベースに開発された「Vセレクション +セーフティ」で、安全性能を特に高めたモデルでもあります。
2016年8月の発売を最後に「Vセレクション」は姿を消してしまっていますが、高い安全性能と燃費基準達成度には目を見張るものがあるでしょう。
「e-POWER」搭載前の、ガソリンエンジンだけだった頃のノートに採用されていた特別仕様車ですが、欲しい機能がひとつにまとまっており人気が高いモデルでもありました。
特に2016年のモデルはほぼ全グレードに設定され、当時最新であった安全装備を一挙に揃えることができたのです。今でこそ普通になっている「LEDヘッドランプ」ひとつとっても当時としては目新しく、オプションで単体購入するよりも安く取り付けることができました。
そのほかの安全機能も充実しており、まさに欲しい機能が目白押しの特別仕様車であったのです。
また、2019年には「e-POWER」モデルにも採用されました。
2019年11月の登場から後継モデルの発表は今のところありませんが、3代目ノートでの復活が待たれる1台です。
日産 2代目ノートの特別仕様車:シーギア
2017年10月から登場した日産 ノートの特別仕様車が「シーギア」および「シーギアリミテッド」です。
アウトドアシーンで使いやすいよう工夫されており、「X」「e-POWER X」「X FOUR」をベースに作られました。
「シーギア」は人気が高く、3代目ノートへのフルモデルチェンジ寸前まで登場していたことから、3代目への継承も期待されている1台でもあります。
また、国内外で人気のSUVを強く意識した新たなノートであり、専用ホイールの採用や遊び心あふれる質感は根強いファンを獲得しました。
2018年7月モデルから4WD(4輪駆動)でも採用され、より実用的な1台へと変貌したのです。
「シーギアリミテッド」の初登場は2018年12月で、「e-POWER」モデルを含む「X」グレード4車種で設定されました。
従来の「シーギア」に加えて、ステアリングスイッチやGPSアンテナが搭載されたより実用性が向上した特別仕様車なのです。
アウトドアシーンで使いやすいよう工夫されており、「X」「e-POWER X」「X FOUR」をベースに作られました。
「シーギア」は人気が高く、3代目ノートへのフルモデルチェンジ寸前まで登場していたことから、3代目への継承も期待されている1台でもあります。
また、国内外で人気のSUVを強く意識した新たなノートであり、専用ホイールの採用や遊び心あふれる質感は根強いファンを獲得しました。
2018年7月モデルから4WD(4輪駆動)でも採用され、より実用的な1台へと変貌したのです。
「シーギアリミテッド」の初登場は2018年12月で、「e-POWER」モデルを含む「X」グレード4車種で設定されました。
従来の「シーギア」に加えて、ステアリングスイッチやGPSアンテナが搭載されたより実用性が向上した特別仕様車なのです。
日産 2代目ノートの特別仕様車:ニスモ ブラックリミテッド
2代目ノートの特別仕様車の中でもっとも歴史が浅いのが、2019年11月に発売された「ニスモ ブラックリミテッド」です。
スポーツモデルである「ニスモ」専用の特別仕様車で、「ニスモ e-POWER」「ニスモ e-POWER S」「ニスモ S」に設定されました。
スポーティさをさらに強調した「ニスモ ブラックリミテッド」は、ボンネットフードやルーフをブラックに統一しています。
シャークフィンアンテナやルーフスポイラーなども「ニスモ ブラックリミテッド」の名にふさわしくブラックに染め上げられました。
高い走行性能はそのままに、精悍さがより際立つ1台に仕上がっています。
安全性能も充実しており、ただ走るだけではない特別なクルマと呼ぶにふさわしいでしょう。
スポーツモデルである「ニスモ」専用の特別仕様車で、「ニスモ e-POWER」「ニスモ e-POWER S」「ニスモ S」に設定されました。
スポーティさをさらに強調した「ニスモ ブラックリミテッド」は、ボンネットフードやルーフをブラックに統一しています。
シャークフィンアンテナやルーフスポイラーなども「ニスモ ブラックリミテッド」の名にふさわしくブラックに染め上げられました。
高い走行性能はそのままに、精悍さがより際立つ1台に仕上がっています。
安全性能も充実しており、ただ走るだけではない特別なクルマと呼ぶにふさわしいでしょう。
ノートに設定された特別仕様車を、一挙ご紹介しました。
非常に種類が多く、また数年にわたって発売されていた同名のモデルが存在するため、ややこしいクルマでもありますが、裏を返せばノートの人気の高さがわかるラインアップだったともいえます。
現行モデルの3代目ノートには今後どのような特別仕様車が出てくるのか、続報が待たれます。
※2021年7月現在
非常に種類が多く、また数年にわたって発売されていた同名のモデルが存在するため、ややこしいクルマでもありますが、裏を返せばノートの人気の高さがわかるラインアップだったともいえます。
現行モデルの3代目ノートには今後どのような特別仕様車が出てくるのか、続報が待たれます。
※2021年7月現在