日産ノートを中古車で買うべき理由と評価
更新日:2024.09.09
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日産の世界戦略車として2005年に登場した日産ノート。2005年の登場年ではグッドデザイン賞も受賞するなど、幸先の良いスタートを切りました。2012年に登場した2代目となる日産ノートは、開発責任者に女性を起用するなど日本メーカーでは初の試みを果たし、また、ダウンサイジング化を果たしたエンジン、直噴ミラーサイクルエンジンを採用。意欲的なモデルとして進化を遂げました。2016年のマイナーチェンジでは、ワンペダルでおなじみのe-POWERと呼ばれるシリーズ方式ハイブリッドを搭載。ノートは、日産車で初めて年間販売台数首位獲得するという偉業を成し遂げ、日産には無くてはならないモデルとして現在も君臨しています。しかし、2016年のマイナーチェンジから4年が経過し中古車もそろそろ割安感が出ているはず。そこで、今回はそんな日産ノートを紐解きつつ、中古車で買うべき理由を紹介します。
文/写真・萩原文博
文/写真・萩原文博
”フィットイーター”として日産ノートは躍進
国産コンパクトカーのホンダフィットが大ヒットしていた2005年に初代日産ノートは販売開始しました。同じハイトワゴン系の車種で1.5Lガソリンエンジンを搭載しているにも関わらず価格はフィットより安いという、いわゆる「フィットイーター」として登場したのです。気配りの行き届いた利便性や車両本体価格の安さも手伝い、フィットの牙城は崩せなかったものの、初代ノートはヒットしました。
ダウンサイジング化を果たした2代目 日産 ノート
そして2012年8月に2代目となる現行型ノートが登場しました。ノートのボディの骨格はマーチなどと同じVプラットフォームを採用。エンジンの排気量は欧州車のトレンドを取り入れて、1.2Lへと排気量をダウンサイジングしたのが特徴です。搭載している1.2L直3エンジンは2種類あり、ミラーサイクルやスーパーチャージャーなどを採用したHR12DDR型は、最高出力98ps、最大トルク142Nmを発生します。
ノートの外観も初代のハイトワゴンスタイルを止めて、オーソドックスな5ドアハッチバックへと路線変更。全長が4100mm、ホイールベースが2600mmと長いため、同じクラスのコンパクトカーの中では、リアシートのひざまわりの空間が広くなっているのが特徴です。
”ワンペダル”でおなじみ、e-POWERの登場
2012年に登場して以降、ノートは改良を重ねており、2015年7月のマイナーチェンジで内外装の変更を行い、2016年11月には搭載する1.2Lエンジンを発電に使用し、電気自動車のリーフで培ってきたモーター技術を投入したシリーズハイブリッドのe-POWERを搭載。燃料はガソリンを使用しますが、駆動はモーターのみのため、EVのような加速フィールが味わえるということ。
さらに燃費性能もJC08モード燃費で30km/Lを超えており、大ヒット。e-POWERが追加されて以降、国内の販売台数は3年連続コンパクトカーでNo.1に輝いています。 ノートは、多彩なパワートレインも魅力ですが、上級グレードのメダリストをはじめ、カスタマイズモデルのNISMOやオーテックなど、充実したモデルラインナップも特徴。またボディカラーも20色以上と豊富なため、自分にピッタリの一台をコーディネイトする楽しさを味わえる一台となっています。
さらに燃費性能もJC08モード燃費で30km/Lを超えており、大ヒット。e-POWERが追加されて以降、国内の販売台数は3年連続コンパクトカーでNo.1に輝いています。 ノートは、多彩なパワートレインも魅力ですが、上級グレードのメダリストをはじめ、カスタマイズモデルのNISMOやオーテックなど、充実したモデルラインナップも特徴。またボディカラーも20色以上と豊富なため、自分にピッタリの一台をコーディネイトする楽しさを味わえる一台となっています。
現行型日産ノートのエクステリアをチェック!
現行型ノートのエクステリアは力強く、躍動感あるダイナミックなデザインを追求しています。フロントエンドからフロントピラーを通して流れるルーフラインによって作り出される美しいサイドビューが特徴です。またスカッシュプレーヤーがスマッシュをしたときのボールの俊敏な動きを表現し、ボディサイドの「スカッシュライン」によってクルマをダイナミックに見せています。力強い目力を感じさせるヘッドランプと特徴的なグリルの組み合わせが演出するフロントデザインはスポーティさを強調しています。
さらにリアスタイルはリアウィンドウからコンビネーションに回り込む独特なブーメランシェイプが特徴的です。
現行型日産ノートのインテリアをチェック!
現行型ノートのインテリアは快活さを感じさせる上質な空間に仕立てられています。砂紋をイメージした流麗なキャラクターラインを採用したインストルメントパネルによってドライバーは包まれ感を、パッセンジャーには開放感を提供します。光沢のあるブラックのピアノ調センタークラスターフィニッシャーに、シルバーフィニッシャを組み合わせた上質なセンタークラスターを採用。さらに、美しいイルミネーションに白い文字が際立つファインビジョンメーターを採用するなど、誰にでも使いやすい仕様となっています。
また、NISMOモデルはアルカンターラを採用してスポーティさを、オーテックモデルは合成皮革のシートを採用し、大人の空間を演出しています。ラゲージスペースはクラストップレベルのリアの居住性を確保しているにも関わらず、5人乗車時で330Lを確保しています。
現行型日産ノートのパフォーマンス&安全性能をチェック!
現行型ノートには話題のe-POWERをはじめ、オーソドックスな2種類の1.2L直3ガソリンエンジン。そしてスポーティモデル、NISMOの搭載される1.6L直4ガソリンエンジンの3種類が用意されています。中でも特筆すべきは1.2L直3ガソリンエンジンで発電した電力で、モーターを駆動させて走行するe-POWERです。
上級グレードのメダリストでは遮音材や吸音材を増やしているため、エンジンが掛かっても振動や騒音は車内にいてもほとんど聞こえません。
さらに、e-POWERには4WD車も用意されており、より詳細に駆動力を制御できるため、雪道など滑りやすい路面での安定性はガソリン車を大きく凌ぎます。ノートの安全装備は2013年12月の改良から始まり、2014年には横滑り防止装置のVDCを全車標準装備化。
さらに、e-POWERには4WD車も用意されており、より詳細に駆動力を制御できるため、雪道など滑りやすい路面での安定性はガソリン車を大きく凌ぎます。ノートの安全装備は2013年12月の改良から始まり、2014年には横滑り防止装置のVDCを全車標準装備化。
さらに、2017年にはe-POWERメダリストにインテリジェントクルーズコントロールや、車線逸脱防止システム(インテリジェントLI)を標準装備。また、踏み間違い衝突踏み間違い防止アシストを前方のクルマに加えて、人も検知可能にするなどアップデートが行われています。
なぜ今、 ノートを中古で買うべきなのか?
ノートの販売台数を引き上げた、e-POWERが登場したのが、2016年11月。ちょうど車検サイクルを迎えるクルマ増えたこともあり、割安感が出ています。現行型ノートの中古車の価格帯は約40万〜約175万円となっていますし、e-POWERも100万円付近から購入可能です。
車検を取ったばかりの2016年式のe-POWERならば、ほぼ2年の車検期間が残っていますからランニングコストも安く抑えられるというわけです。
車検を取ったばかりの2016年式のe-POWERならば、ほぼ2年の車検期間が残っていますからランニングコストも安く抑えられるというわけです。
新車販売台数No.1になるほどの人気車である日産ノート。その立役者であるe-POWERも販売から3年が経過し、中古車にも割安感が広がっており買い時となっています。