自動車重量税ってなに?【知っておきたい知識】
更新日:2024.09.09
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今回は、自動車重量税(以下『重量税』)について詳しくご紹介します。
重量税は、クルマを購入する時や車検の時にかかる税金のひとつですが、具体的なことを知らないまま納めている方もいるのではないでしょうか。
重量税には様々な減免措置や割増措置もあるので、重量税の詳細を改めて確認することで、車検時にかかる金額を計算する際の参考にすると良いでしょう。
重量税は、クルマを購入する時や車検の時にかかる税金のひとつですが、具体的なことを知らないまま納めている方もいるのではないでしょうか。
重量税には様々な減免措置や割増措置もあるので、重量税の詳細を改めて確認することで、車検時にかかる金額を計算する際の参考にすると良いでしょう。
自動車に関連した税金の概要をチェック!
重量税の詳細を説明する前に、概要や自動車に関連する税についておさらいしておきましょう。
自動車を購入したり維持したりするには様々な税金がありますが、重量税もそのひとつです。
自家用乗用車の場合、重量税は車両の重量により0.5t ごとに税額が決められており、軽自動車の場合は車重に関係なく一定の税額です。
車検証の有効期間にあわせ、クルマの新規登録時に3年分を、継続車検を受けるごとに2年分を納めることになります。
登録や車検を代行してもらう場合は、税額相当をディーラーや整備工場などに支払えば代わりに納めてもらえますが、自分で車検を受ける場合は、検査を受ける陸運局や軽自動車検査協会で印紙を購入し納税します。
自動車関連の税としては、このほかに自動車税や自動車税環境割があり、似たような名称ですが内容は異なります。
自動車税は購入時だけでなく毎年支払う必要がありますが、自動車税環境割は従来の自動車取得税に代わるもので購入時のみ課税されるものになります。
また中古車を購入する際は、他の商品と同様10%の消費税がかかることも忘れないようにしましょう。
自動車を購入したり維持したりするには様々な税金がありますが、重量税もそのひとつです。
自家用乗用車の場合、重量税は車両の重量により0.5t ごとに税額が決められており、軽自動車の場合は車重に関係なく一定の税額です。
車検証の有効期間にあわせ、クルマの新規登録時に3年分を、継続車検を受けるごとに2年分を納めることになります。
登録や車検を代行してもらう場合は、税額相当をディーラーや整備工場などに支払えば代わりに納めてもらえますが、自分で車検を受ける場合は、検査を受ける陸運局や軽自動車検査協会で印紙を購入し納税します。
自動車関連の税としては、このほかに自動車税や自動車税環境割があり、似たような名称ですが内容は異なります。
自動車税は購入時だけでなく毎年支払う必要がありますが、自動車税環境割は従来の自動車取得税に代わるもので購入時のみ課税されるものになります。
また中古車を購入する際は、他の商品と同様10%の消費税がかかることも忘れないようにしましょう。
自動車重量税の税額をチェック!
それでは、重量税の税額はどのくらいなのかを実際にご紹介します。
前項で説明したとおり、重量税は新規登録時や車検時に、車検の有効期限までの分を前納します。
また税額は、自家用・事業用の用途別や乗用車・貨物車の種類別で決まっています。
今回は自家用乗用車を例として一覧にしてみました。
まず新規登録時には、次回車検までの3年分を納めることになります。
前項で説明したとおり、重量税は新規登録時や車検時に、車検の有効期限までの分を前納します。
また税額は、自家用・事業用の用途別や乗用車・貨物車の種類別で決まっています。
今回は自家用乗用車を例として一覧にしてみました。
まず新規登録時には、次回車検までの3年分を納めることになります。
ここで、上記の表にあるエコカー減税について補足します。
環境性能に優れた車両の税額を減免する制度をエコカー減税といい、燃費基準の達成度合により25%軽減・50%軽減・100%軽減(免税)の3段階が設定されています。
エンジンや車重によっても基準達成の度合いは違うので、同じ車種でもグレードによって区分が異なる点には注意が必要です。
軽自動車では、エコカー減税の制度は対象外になります。新車購入時に減免を受けた車両については、初回車検時の重量税も減免対象となります。
一般的に車検とよばれる継続検査の場合は、以下の金額が課税されます。次回車検までの2年分をまとめてみました。
環境性能に優れた車両の税額を減免する制度をエコカー減税といい、燃費基準の達成度合により25%軽減・50%軽減・100%軽減(免税)の3段階が設定されています。
エンジンや車重によっても基準達成の度合いは違うので、同じ車種でもグレードによって区分が異なる点には注意が必要です。
軽自動車では、エコカー減税の制度は対象外になります。新車購入時に減免を受けた車両については、初回車検時の重量税も減免対象となります。
一般的に車検とよばれる継続検査の場合は、以下の金額が課税されます。次回車検までの2年分をまとめてみました。
なお前述のとおりエコカー減税の対象車でも、2回目以降の車検では対象外の車両と税額は同じになります。
重量税は車両を売却しても還付されませんが、売却せず廃車にする際は、既に納めた重量税が還付される場合があります。
自動車リサイクル法にもとづき解体された車両は重量税の還付対象となり、車検残が1ヵ月以上ある場合、一定の計算式で計算された額が還付されます。
重量税は車両を売却しても還付されませんが、売却せず廃車にする際は、既に納めた重量税が還付される場合があります。
自動車リサイクル法にもとづき解体された車両は重量税の還付対象となり、車検残が1ヵ月以上ある場合、一定の計算式で計算された額が還付されます。
同じ重量でも自動車重量税の額が異なる場合も
重量税にはエコカー減税の制度に加え、年式の古いクルマでは逆に増税される仕組みもあります。
古いクルマは環境にやさしくないという考えのもと、新規登録から13年以上経過したクルマは、重量税に加え自動車税・軽自動車税の税額が15%~20%程度割増されます。
ディーゼル車の場合は、排ガスに含まれる浮遊粒子状物質が環境に与える影響が大きく、年式の古い車両では対策が不十分なものもあるため、13年より短い11年で税額が上がります。
18年以上経過した自動車では重量税はさらに増額され、間接的に新車への乗り換えを促すことになります。
ここでは重量税について説明しているので、税額がどのくらい割増になるのか、2年分の額を例として見ていきましょう。
比較対象として、エコカー減税前・13年経過前の重量税を挙げておきます。
古いクルマは環境にやさしくないという考えのもと、新規登録から13年以上経過したクルマは、重量税に加え自動車税・軽自動車税の税額が15%~20%程度割増されます。
ディーゼル車の場合は、排ガスに含まれる浮遊粒子状物質が環境に与える影響が大きく、年式の古い車両では対策が不十分なものもあるため、13年より短い11年で税額が上がります。
18年以上経過した自動車では重量税はさらに増額され、間接的に新車への乗り換えを促すことになります。
ここでは重量税について説明しているので、税額がどのくらい割増になるのか、2年分の額を例として見ていきましょう。
比較対象として、エコカー減税前・13年経過前の重量税を挙げておきます。
車両を購入するときや車検を受けるときに課税される自動車重量税ですが、車両重量によって税額が異なり、同じ車種でもグレードによって違いがあるというのは特筆すべき点です。
また年式の古い車両では重量税の額が割増になるため、中古車を購入する際はその点をしっかりと理解しておきましょう。
通常は他の経費と一緒に支払うため、重量税について意識する場面はあまりないかもしれませんが、ユーザーとしては他の税目と同様、重量税についても知っておきたいところです。
※2021年6月現在
また年式の古い車両では重量税の額が割増になるため、中古車を購入する際はその点をしっかりと理解しておきましょう。
通常は他の経費と一緒に支払うため、重量税について意識する場面はあまりないかもしれませんが、ユーザーとしては他の税目と同様、重量税についても知っておきたいところです。
※2021年6月現在