ホンダ オデッセイのライバルは?日産 エルグランドとの違いをプロが徹底比較&解説!!

ホンダ オデッセイ アブソルート EX  2020年

現在、国産のLサイズミニバンカテゴリーで、圧倒的なシェアを誇っているのはトヨタのアルファードです。2021年3月の新車販売台数は1万3,986台、4月も落ち込んだといっても7,576台を販売しています。

その牙城を崩すべく販売されているホンダ オデッセイと日産 エルグランドを比較してまました。

文・写真/萩原 文博

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熟成されたオデッセイとエルグランド。
ミニバン離れした乗り心地とハンドリングが魅力のオデッセイ
豊富なバリエーションが幅広いユーザーにマッチする

熟成されたオデッセイとエルグランド。

現行型となる5代目オデッセイの販売開始は2013年10月、対する現行型の3代目エルグランドの発売は、その3年前の2010年8月で、マイナーチェンジはオデッセイが2017年と2020年10月、エルグランドは2014年と2020年11月に行われました。

現在のグレード構成は、オデッセイがアブソルートのみ、エルグランドはエアロパーツを装着したハイウェイスターに特別仕様のVIP、カスタムグレードのオーテックという構成で、いずれもエアログレードが販売の中心というのは似ています。

それぞれのボディサイズは、オデッセイe:HEV アブソルートEXが全長4,855mm×全幅1,820mm×全高1,695mm。いっぽうのエルグランド250ハイウェイスタープレミアムアーバンクロムは、全長4,975mm×全幅1,850mm×全高1,815mmとひとまわり大きく、迫力のある外観です。

ところが室内の広さを比較すると、オデッセイの室内長2,920mm×室内幅1,560mm×室内高1,300mmに対し、エルグランドは室内長3,025mm×室内幅1,580mm×室内高1,300mmとほぼ同じ数値

特に室内高に関しては、超低床プラットフォームによって全高で100mm以上異なるエルグランドと同じ数値となっています。

乗車定員はオデッセイ、エルグランドともに7人乗りと8人乗りが用意され、7人乗りのセカンドシートには、オデッセイはオットマンを装備したプレミアムクレードルシート、エルグランドはコンフォタブルキャプテンシートを採用するなど贅を尽くした仕様となっています。

ミニバン離れした乗り心地とハンドリングが魅力のオデッセイ

オデッセイとエルグランドを比較してみて、まずオデッセイの良い点はミニバンとは思えない、フラットな乗り心地と優れたハンドリングが上げられます。超低床プラットフォームを採用することで、室内空間の広さを確保しつつ、高いドライバビリティを獲得していることは高評価できます。

また燃費性能も、オデッセイはe:HEVと呼ばれるハイブリッドシステムを採用しており、WLTCモードで11.6~20.2km/Lという優れた燃費性能を実現。対するエルグランドは、2.5Lと3.5Lのガソリンエンジンのみということもありますが、燃費性能はWLTCモードで8.7~10.0km/Lとなっています。

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豊富なバリエーションが幅広いユーザーにマッチする

萩原 文博|はぎはら ふみひろ

1970年生まれ。10代後半で走り屋デビューし、大学在学中に中古車情報誌の編集部にアルバイトとして加入。1995年より編集部員として編集作業に本格的に携わる。中古車の流通、販売店に精通し、「中古車相場師」として活動。2006年からフリーランスの編集者となり、中古車だけでなく、現在は日本で最も多くの広報車両を借り出して取材を行い、新車でもユーザー視点のバイヤーズガイドを中心に、人気車種の動向や流行りの装備の価値評価などを加味した、総合的に買いのクルマ・グレードの紹介をモットーとしている。

萩原 文博|はぎはら ふみひろ