トヨタ アルファードとライバル「エルグランド」を比較【プロ徹底解説】

トヨタ アルファード ハイブリッド エグゼクティブラウンジ

国産Lサイズミニバンで、圧倒的なシェアを誇るトヨタ アルファード。

その人気ぶりは、他メーカーのライバルが霞んでしまうほど高いものですが、そもそもこのクラスの人気を築いたのは、日産のエルグランドでした。

その日産 エルグランドとアルファードをプロが徹底比較します。


文・写真/萩原 文博

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誰もが認めるライバル「日産 エルグランド」
トヨタ アルファードのココが良い!
エルグランドのココが良い!
一番人気グレード【アルファード S Cパッケージ】広くて豪華な内装!太田麻美 が気に入った 中古車 を徹底解説

誰もが認めるライバル「日産 エルグランド」

トヨタ アルファードのライバルとしてピックアップしたのは、日産 エルグランドです。国産Lサイズミニバンという市場を開拓したのは初代エルグランドで、アルファードはエルグランドの牙城を崩すために開発されたモデルです。

現行モデルの車両価格は、アルファードが359万7000円~775万2000円。対するエルグランドは369万4900円~789万300円と、見事に合致しています。

ボディサイズは、アルファードの全長4,950mm×全幅1,850mm×全高1,935mm(2.5S“Cパッケージ”2WD)に対して、エルグランドは全長4,975mm×全幅1,850mm×全高1,815mm(250ハイウェイスタープレミアムアーバンクロム2WD)。

全長、全幅はほぼ同じ数値ですが、全高はアルファードのほうが120mmほど高く、ラゲッジスペースはゴルフバッグを縦に積むことができます

室内の居住性も重要な要素となるLサイズミニバンの場合、ボディサイズの拡大はメリットも大きく、エクステリアの押し出し感や迫力も増すので、ユーザーには訴求するポイントが増えます。

パワートレインは、アルファードが2.5L直列4気筒ガソリンエンジン+CVT、3.5L V型6気筒ガソリンエンジン+8速ATそして、2.5Lガソリンエンジン+モーターのハイブリッドシステムの3種類

いっぽうエルグランドは2.5L直列4気筒ガソリンエンジン、3.5L V型6気筒ガソリンエンジンの2種類でトランスミッションはどちらもCVTが組み合わされます。

燃費性能はWLTCモードで、アルファードが9.6~14.8km/L。エルグランドは8.4~10.0km/Lと、ハイブリッドを用意するアルファードの数値が優れています。

運転支援システムは、アルファードは予防安全パッケージの「Toyota Safety Sense」をベースに、ブラインドスポットモニターやリヤクロストラフィックオートブレーキなどを一部グレードに標準装備です。

対するエルグランドは、360°アシストと呼ばれる全方位運転支援システムを全車標準装備。後側方衝突防止視線システムのインテリジェントBSI+BSW(後側方車両検知警報)やRCTA(後退時車両検知警報)が含まれています。

トヨタ アルファードのココが良い!

アルファードの魅力は、まず圧倒的な存在感です。大型で高級感のあるグリルを装備したフロントは、いまやミニバンのスタンダードともいえるバランスの良さと存在感を兼ね備えています。

1,935mmという全高は、その存在感にくわえて、広い室内空間とラゲッジスペースのユーティリティの高さも生み出しています。特にゴルフバッグを縦に4つ積めるというポイントは大きく、ライバルのエルグランドではビッグマイナーチェンジで、同様の機能をもたせてきました。

また、燃費&走行性能に優れたハイブリッド(E-Four)を設定していることも、アルファードの人気を後押ししています。新車での売れ筋グレードは2.5Lガソリンエンジン車ですが、ハイブリッドモデルの優れた燃費性能はブランドイメージの向上に繋がるからです。

さらにブランドイメージによるリセールバリューの高さも、アルファードの優れたポイントですね。

エルグランドのココが良い!

アルファードとエルグランドを比較してみて、エルグランドの良い点は運転支援システムの充実度がまず挙げられます。

アルファードではブラインドスポットモニターやリヤクロストラフィックオートブレーキはエグゼクティブラウンジしか標準装備されませんが、エルグランドでは全車標準装備となっています。

そして、低床プラットフォームを活かしたフラットな乗り味とハンドリングの良さはエルグランドが上回っています。

トヨタ  アルファードと日産 エルグランドは、かつてはライバルと言える関係性でしたが、一般社団法人日本自動車販売協会連合会が発表した2021年3月の新車販売台数は、アルファードが1万3986台、エルグランドが519台と、圧倒的な差が付いています。

これは走行性能だけではなく、トータルの商品性でアルファードのほうが魅力的とユーザーに映るのでしょう。いまやアルファードには、それだけの強いブランド力が備わっているということでもあります。

エルグランドを含めたライバルが、これを覆すのは相当な努力が必要と言えそうです。

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萩原 文博|はぎはら ふみひろ

1970年生まれ。10代後半で走り屋デビューし、大学在学中に中古車情報誌の編集部にアルバイトとして加入。1995年より編集部員として編集作業に本格的に携わる。中古車の流通、販売店に精通し、「中古車相場師」として活動。2006年からフリーランスの編集者となり、中古車だけでなく、現在は日本で最も多くの広報車両を借り出して取材を行い、新車でもユーザー視点のバイヤーズガイドを中心に、人気車種の動向や流行りの装備の価値評価などを加味した、総合的に買いのクルマ・グレードの紹介をモットーとしている。

萩原 文博
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