ダイハツ 4代目 タントの5つのグレードを徹底比較!

ダイハツ 4代目タント

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安定した走行性能とゆったり快適な車内空間が人気を集める、ダイハツの看板車種ともいえる 4代目タント(5BA-LA650S/5BA-LA660S/6BA-LA650S/6BA-LA660S型)。

そんなタントには5つのグレードが設定されていますが、それぞれどのような仕様になっているのでしょうか。

そこで今回はタントの5つのグレードを徹底比較し、中古で購入する際におすすめのグレードはどれかを紹介していきます。

吉田 恒道|よしだ つねみち

1980年代、大学卒業後ファッション・モード専門誌「WWD Japan」編集部勤務を皮切りに編集者としてのキャリアを積む。その後、90年〜2000年代、中堅出版社ダイヤモンド社の自動車専門誌・副編集長に就く。以降、男性ライフスタイル誌「Straight’」(扶桑社)など複数の男性誌編集長を歴任し独立、フリーランスのエディターに、現職。著書に「シングルモルトの愉しみ方」(学習研究社)がある。

吉田 恒道
Chapter
ダイハツ 4代目タント L (スマートアシスト非装着車) グレード
ダイハツ 4代目タント L グレード
ダイハツ 4代目タント X“スペシャル” グレード
ダイハツ 4代目タント X 【価格:149万500円〜】
ダイハツ 4代目タント X ターボ グレード

ダイハツ 4代目タント L (スマートアシスト非装着車) グレード

「 L (スマートアシスト非装着車)」はダイハツ タントのベースグレードで、タントの中で最も価格を抑えたグレードです。

エンジンには水冷直列3気筒12バルブDOHC横置エンジンが搭載されており、最高出力は38kW(52PS)/6,900rpm、最大トルクは60Nm(6.1kgm)/3,600rpmを誇っています。

駆動方式としては、二輪駆動である2WDモデル(2輪駆動)と四輪駆動である4WD(4輪駆動)モデルが設定されています。

「 L(スマートアシスト非装着車)」はベースグレードではありながらも装備が充実しており、エクステリア(外装)にはフルLEDヘッドランプやUVカットガラス、LEDリアコンビネーションランプなどが標準装備されているのがポイントです。

もちろん、インテリア(内装)の装備も充実しており、助手席ロングスライド機構や助手席フルフラット機構、マルチインフォメーションディスプレイなどが備わっています。

また、4WDモデルにはフロントシート(前席)シートヒーターが標準装備されており、燃費はWLTCモードで2WDモデルが21.2km/L 、4WDモデルが20.2km/L となっています。

価格は、2WDモデルが124万3,000円、4WDモデルが136万9,500円です。

ダイハツ 4代目タント L グレード

「L」は「 L (スマートアシスト非装着車)」の上位グレードで、その名の通り「 L (スマートアシスト非装着車」のスマートアシスト装着モデルです。

スマートアシストはダイハツ タントに搭載されている安全装備で、その内容としては衝突回避支援ブレーキや車線逸脱抑制制御機能、ブレーキ制御付誤発進抑制機能などがあります。

また、装備面もわずかに異なっており、エクステリアにはオート格納式のカラー度ドアミラー、インテリアにはバニティミラーなどが新たに装備されています。

燃費は2WDモデル、4WDモデルともに「 L(スマートアシスト非装着車」と同様の数値となっています。

価格は2WDモデルが134万2,000円で、4WDモデルが146万8,500円と、どちらも「 L (スマートアシスト非装着車)」より9万9,000円高く設定されています。

ダイハツ 4代目タント X“スペシャル” グレード

「X“スペシャル”」は「L」の上位グレードで、「L (スマートアシスト非装着車)」と「L」同様に2WDモデルと4WDモデルが設定されています。

エンジンも同様の水冷直列3気筒12バルブDOHC横置エンジンが搭載されており、最高出力、最大トルク、燃費のどれもが同じ数値です。

装備としては、エクステリアにフードガーニッシュ、インテリアにはフロントシートアームレストや運転席ロングスライドシート、リアシート(後席)左右分割ロングスライド、TFTカラーマルチインフォメーションディスプレイなどが標準装備されています。

また、ステアリングホイールにはメッキオーナメント・シルバーの加飾が施されているのがポイントです。

価格は2WDモデルが140万8,000円、4WDモデルが153万4,500円と、どちらも「L」より6万6,000円高く設定されています。

ダイハツ 4代目タント X 【価格:149万500円〜】

「X」は「X“スペシャル”」の上位グレードで、エンジンには「L(スマートアシスト非装着車)」「L」「X“スペシャル”」と同様の水冷直列3気筒12バルブDOHC横置エンジンが搭載されています。

「X」ではボディカラーとして、アイスグリーン×シャイニングホワイトパール、ホワイト×ブルーミングピンクメタリック、ホワイト×レーザーブルークリスタルシャイン、ホワイト×ファイアークォーツレッドメタリックの4種類の2トーンカラーが設定されました。

エクステリアの装備としては、360°スーパーUV&IRカットガラス、インテリアの装備としてチルトステアリングや運転席シートリフター、格納式シートバックテーブルなどが新たに装備されています。

価格は2WDモデルが149万500円、4WDモデルが161万7,000円で、どちらも「X“スペシャル”」より8万2,500円高く設定されています。

ダイハツ 4代目タント X ターボ グレード

「X ターボ」はダイハツ タントの最上位グレードで、他のグレード同様に2WDモデルと4WDモデルが設定されていますが、搭載されているエンジンが異なるのが大きな特徴です。

「X ターボ」にはエンジンとして水冷直列3気筒12バルブDOHCインタークーラーターボ横置エンジンが搭載されています。最高出力は47kW(64PS)/6,400rpm、最大トルクは100Nm(10.2kgm)/3,600rpmを誇っています。

装備としては、革巻ステアリングホイールやインパネセンターシフト、ドライブアシストイルミネーション、スマートクルーズ専用ディスプレイなどが標準装備されています。また、スマートアシストにはアダプティブクルーズコントロールやレーンキープコントロールが新たに加わりました。

燃費はWLTCモードで2WDモデルが20.0km/L 、4WDモデルが18.8km/L となっています。
 
価格は2WDモデルが164万4,500円で「X」より15万4,000円高く、4WDモデルが176万5,500円と、「X」より14万8,500円高く設定されています。
タントの5つのグレードを比較しながら詳しく紹介してきましたが、中古車を購入する際には「L」がおすすめといえるでしょう。

「L」は価格も安い上に装備も充実しており、非常にお買い得な1台となっているほか、安全装備としてスマートアシストも備わっており、万一の際にも安心です。

安定した走行性能とゆったり快適な車内空間が両立したクルマを探している方には、ぴったりの1台なのではないでしょうか。

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