知ってるつもり?追い越し車線を走り続けると違反になる

追い越し1

※この記事には広告が含まれます

高速道路などで、追い越し車線を走行する方は多いと思います。しかし、追越車線をずっと走ると法律違反になりうることをご存知でしょうか。道路には車線がいくつかあっても基本的に走るべき車線というのが決まっています。

文・PBKK
Chapter
追い越し車線を走り続けて違反となるのは本当なのか?
二つの違反の反則金はいくら?

追い越し車線を走り続けて違反となるのは本当なのか?

これは事実です。正確に言うと通行帯違反というものに当てはまった場合、1点加算の違反キップを切られます。道路交通法上、車には基本的に走るべき車線というのが決められています。

わかりやすく言うと、いくつか車線がある場合には、一番左が走るべき車線になります。もちろん、追い越しの時だけでなく、右折左折など、違う車線に入るのはごく当然のことですし、車線変更がすぐに違反とはなりません。

2車線ある高速道路では、左側が走行、右側が追い越し車線です。一般的な速度で前の車を追い抜こうとするとき、その車は追い越し車線に移動して、車を追い抜きます。このあとすみやかに左側の車線に戻れば何の問題もありません。ですがそのまま空いているからと右側を走り続けるのは道路交通法に違反する行為なのです。

道路交通法第20条の第1項に「車両は、車両通行帯の設けられた道路においては、道路の左側端から数えて一番目の車両通行帯を通行しなければならない。」とあります。要するに車は一番左の車線を走らなくてはならないのです。他の車線を走るというのはあくまで例外的な走行ということです。

そしてもう一つ、追いつかれた車両の義務というのがあります。これは簡単にいえば、追い越し車線で後続の車に追いつかれたら車線を変更しなくてはならないという義務です。これを怠っても違反となり、点数1点となります。

この法律の目的は、公道上での競走の防止です。追いつかれる速度の場合はすぐ、走行車線に戻らなくてはなりません。

二つの違反の反則金はいくら?

両違反とも、1点加算の道路交通法違反です。反則金は普通車と二輪車の場合で6,000円となり、大型車で7,000円となります。重大な違反とは言えないかもしれませんが、確実に点数は加算されるうえ反則金も発生してしまうので、違反しないように走行することを心がけましょう。
ややマイナーな違反である通行帯違反ですが、実は高速道路で検挙される違反の約12%を占めているのです。知っていないとついやってしまいそうな違反なので、必ず覚えておきましょう。
【お得情報あり】CarMe & CARPRIMEのLINEに登録する

商品詳細