サービスエリアやパーキングエリアの駐車場、空きがなかったらどうすればいいの?
更新日:2024.09.09
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ゴールデンウィークや夏休みなどは、高速道路上ではなく、サービスエリア(SA)/パーキングエリア(PA)も混雑する。空いている駐車枠が見つからない場合、どう対処すればいいのだろうか?
文・塚田勝弘
文・塚田勝弘
SA/PAも高速道路の一部
高速道路は、道路部分だけでなく、サービスエリアやパーキングエリア、あるいは高速バス用のバス停を含めたすべてが高速道路で、高速道路は駐車禁止になのはご存じのとおりだ。
2017年6月、東名高速道路で起きたあおり運転事故で、高速道路上に無理矢理停車させられ、後方から来たトラックが追突。子どもを残して両親が亡くなるという悲惨な事故(事件)が以前あったが、そのきっかけは、中井パーキングエリア内で駐車枠からはみ出て、通路(パーキングエリア内の道路)に停まっていた被告の男に被害者が注意をしたことから、というのも何度も報道されている。つまり、被告は本来、駐車禁止の高速道路上に便宜上、設けられたパーキングエリアの駐車枠にさえ停めていなかったということになる。
とはいえ、ロングドライブになればトイレに行きたくなるし、おなかも減ってくる。駐車禁止では用も足せないわけなので、便宜上、サービスエリアとパーキングエリアに設置された駐車場枠内に駐車できるようになっている。
「道路法」では、高速道路とは、サービスエリア(SA)もパーキングエリア(PA)も高速道路の一部としている。そのため、本来、駐車禁止のところを柔軟に? 駐車枠を設定して運用していることになる。
2017年6月、東名高速道路で起きたあおり運転事故で、高速道路上に無理矢理停車させられ、後方から来たトラックが追突。子どもを残して両親が亡くなるという悲惨な事故(事件)が以前あったが、そのきっかけは、中井パーキングエリア内で駐車枠からはみ出て、通路(パーキングエリア内の道路)に停まっていた被告の男に被害者が注意をしたことから、というのも何度も報道されている。つまり、被告は本来、駐車禁止の高速道路上に便宜上、設けられたパーキングエリアの駐車枠にさえ停めていなかったということになる。
とはいえ、ロングドライブになればトイレに行きたくなるし、おなかも減ってくる。駐車禁止では用も足せないわけなので、便宜上、サービスエリアとパーキングエリアに設置された駐車場枠内に駐車できるようになっている。
「道路法」では、高速道路とは、サービスエリア(SA)もパーキングエリア(PA)も高速道路の一部としている。そのため、本来、駐車禁止のところを柔軟に? 駐車枠を設定して運用していることになる。
結論からいえば、次のSA/PAに入るしかない
ゴールデンウィークや夏休みでなくても、とくに休日に混雑するサービスエリアもパーキングエリアで、空きの駐車枠が見つからず、一方通行で戻れない場合はどうなるのだろうか?
結論からいえば、一方通行で逆走禁止なので、そのSA/PAから出て次のSA/PAに入るしかない。一般道はもちろん、高速道路も逆走禁止なのは言うまでもないだろう。高速道路の一部であるSA/PAは治外法権というワケにはいかない。SA/PAの駐車スペースで逆走しても即、道路交通法違反とはならない可能性もあるが、危険性が高いと判断されれば管理(道路)会社から警察に通報され、取り締まりの対象になるケースもある。
SA/PA内にあるゼブラゾーンももちろん駐車禁止。クルマを一時的に通過させて交通の流れをスムーズにするという、ゼブラゾーンの役割(意味)から考えても当然だ。
結論からいえば、一方通行で逆走禁止なので、そのSA/PAから出て次のSA/PAに入るしかない。一般道はもちろん、高速道路も逆走禁止なのは言うまでもないだろう。高速道路の一部であるSA/PAは治外法権というワケにはいかない。SA/PAの駐車スペースで逆走しても即、道路交通法違反とはならない可能性もあるが、危険性が高いと判断されれば管理(道路)会社から警察に通報され、取り締まりの対象になるケースもある。
SA/PA内にあるゼブラゾーンももちろん駐車禁止。クルマを一時的に通過させて交通の流れをスムーズにするという、ゼブラゾーンの役割(意味)から考えても当然だ。
高速道路で駐車場が空いてなかった場合のまとめ
SA/PAでは、つい「トイレや施設の近くに停めたい」という考えから、ギリギリまで粘って探すクルマも見かけるが、とくに混んでいる時期は空いている駐車枠が見つかったら迷わず駐車するのが賢い(停められなくなるリスクが小さい)かもしれない。また、混雑時には交通(駐車)整理をしている係員がいるので、指示に従うのも大切だろう。
塚田 勝弘|つかだ かつひろ
自動車雑誌、モノ系雑誌の新車担当編集者を約10年務めた後に独立し、フリーランスライターとしても10年が経過。自動車雑誌、ライフスタイル雑誌、Web媒体などで新車試乗記事やカーナビ、カーエレクトロニクスなどの展開している。