スズキ 4代目スイフトスポーツ(ZC33S型)の収納機能は利便性も使い勝手も抜群！

スイフトスポーツはスイフトをベースに作られたスポーツモデルで、2002年の発売以来、根強いファンに支えられ現行モデルは4代目にあたります。ベースとなったスイフトよりも走行性能に特化しており、小さいながらも高いポテンシャルを秘めた1台でもあるのです。

ボディの大型化に伴い、4代目スイフトスポーツからクルマの区分が3ナンバーに変更され、大きな話題を呼びました。多くのクルマは大型化で失敗することが多い中、スイフトスポーツは成功を収めていると言ってもいいでしょう。

その理由は、エンジンのダウンサイジングと出力強化にあります。ボディを大型化すると同時に、エンジンは0.2L 減の1.4L 直列4気筒ターボエンジンに変更されました。排気量が小さくなりパワーダウンしたように感じられますが、ターボを搭載することでむしろ出力アップを果たしています。

エンジンの大きさが小さくなった反面、先代よりも高いトルクを生み出すと同時に、ボディ剛性を高めつつ車両全体の重量の軽量化にも成功し、スポーツモデルとしては異色のチューニングがなされました。

まずは、4代目スイフトスポーツのインパネ周辺の収納機能をチェックしていきましょう。

助手席側グローブボックスは箱型ティッシュがすっぽり収納できる大きさで、普通のクルマと同様の使い方ができるのが最大の特徴です。スポーツカーでは搭載されていることが少ないグローブボックスが活かされている点は、注目に値します。

また、センターコンソールにはスマートフォンを横向きに置けるコンソールトレーや、2本のペットボトルを収納できるドリンクホルダーがついており、運転席・助手席問わず使いやすい設計がなされています。

フロントドアにはドアポケットも設置されており、A4サイズのノートやファイル、地図帳などを収納できるようになっているのです。この部分にもドリンクホルダーが備わっているので、運転席周辺だけでもドリンクホルダーが計4つあることになります。

ドリンクに限らずペンなどの筆記類を入れて使用すれば、日常での使い勝手も向上すること間違いなしです。

スズキ スイフトスポーツの収納機能はフロントシート(前席)周辺に限りません。

一部オプションは必要になりますが、リア側の収納機能も使い勝手が良いのが特徴です。

リアシート(後席)周辺では、センターにドリンクホルダーをつけることができます。このホルダーはフロントシートからも手が届く位置にあるため、フロント・リア問わず使い勝手がいいのが特徴です。

また、それとは別にリアドアにもペットボトルホルダーがついている充実ぶりで、飲み物の収納に困ることはないでしょう。乗車できる全席にドリンクホルダーが付けられているのは、コンパクトカーの中でも珍しい部類と言えます。

また、助手席側にはシートバックポケットがあり、地図帳やタブレットの収納に便利です。

ラゲッジアンダーボックスはオプションですが、装備することで大きな荷物や高さのある荷物を載せても乗車スペースを犠牲にしないという最大の強みがあります。ただし、スペアタイヤをオプションで付けると、このスペースはなくなってしまうので注意しましょう。

このように、コンパクトカーらしからぬ抜群の収納機能を有しているスイフトスポーツは、快適なドライブを楽しむには十分すぎる性能のクルマだといえます。

4代目スイフトスポーツは、スポーツモデルとは思えないほど抜群の収納機能が活かされており、さまざまな使い方にも対応できる1台であることがよくわかりました。

見た目のカッコよさもあって非常に人気が高いので、気になった方はチェックしてみるのも良さそうです。