クルマの鍵をなくしてしまったらどうすればいい?対処法を解説!

鍵

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今回は、クルマの鍵を紛失した場合の対処法についてご紹介します。

当然のことながら、鍵を携帯しないとクルマを運転することはできません。近年はいわゆるスマートキーが主流になっていますが、これも鍵の一種です。

家の鍵などと一緒に持ち歩く人も多いかと思いますが、大事に保管していてもうっかり紛失してしまうことがあります。鍵を紛失した時はどうすればいいのでしょうか。具体的対処法を見ていきましょう。

吉田 恒道|よしだ つねみち

1980年代、大学卒業後ファッション・モード専門誌「WWD Japan」編集部勤務を皮切りに編集者としてのキャリアを積む。その後、90年〜2000年代、中堅出版社ダイヤモンド社の自動車専門誌・副編集長に就く。以降、男性ライフスタイル誌「Straight’」(扶桑社)など複数の男性誌編集長を歴任し独立、フリーランスのエディターに、現職。著書に「シングルモルトの愉しみ方」(学習研究社)がある。

吉田 恒道
Chapter
クルマの鍵を紛失したらとりあえずやるべきこと
鍵の作成はどこに依頼すればいいのか?
スマートキーを採用する車種の対応は?
イモビライザー内蔵の鍵で気を付けたいポイント

クルマの鍵を紛失したらとりあえずやるべきこと

クルマの鍵を紛失した際、最初にやるべきこととしてどのようなことがあるでしょうか。

まずすべきことは、いったん落ち着いて心当たりのある場所を改めて探すことです。無意識のうちにどこかに置いてしまい、そのことを忘れてしまうことも少なくありません。「こんなところに置くはずがない」という場所にある…ということもあり得ます。

探しても見つからない場合は鍵の専門業者に連絡し、対応してもらうという方法があります。すぐに開けたい事情がある場合にメリットは大きいです。

しかし、後述するイモビライザー付きの鍵やスマートキーの場合は、ディーラーでないと対応が難しいのです。また時間もかかるため、すぐの解錠やクルマの使用ができません。


緊急時の対応としては、JAFや保険会社のロードサービスに連絡することも可能です。車内に財布を置き忘れた場合など、とにかく車内にアクセスする必要があるときはロードサービスでドアロックを解除してもらうことができます。

しかしドアを開けることができてもエンジン始動はできないため、最終的にはスペアキーを作成することになります。

またどうしてもクルマの鍵が見つからないときは、警察に遺失届を提出しましょう。警察署や交番、電話・インターネットなど、様々な方法で連絡をすることができます。どのような状況で鍵を紛失したか、また鍵の特徴など、できるだけ多くの情報を説明することが望ましいです。

鍵の作成はどこに依頼すればいいのか?

クルマの鍵をどうしても探し出せない場合やスペアキーを作成する場合、依頼先として考えられるのは鍵の専門業者や自動車ディーラーなどがあります。

ウェーブキーと呼ばれる従来の鍵であれば、いわゆる鍵屋でも簡単に対応できます。鍵穴の形状がわかればスペアキーを簡単に作れるので、古いクルマに乗っている場合は有効な方法です。費用的にも比較的低額で作成してもらえます。もちろん、車両情報がわかればディーラーに依頼するのが最もよい選択肢です。

リモコン機能がついている鍵であっても、鍵の差込部分については鍵屋で対応してもらえます。ただしリモコン機能の部分はディーラーに依頼する必要があるので、リモコンキーを鍵屋に依頼するのは、あくまでも一時的な対応になります。

一方、最近主流を占めているスマートキーの場合は、鍵屋で鍵を作成してもらえる車種と対応できないモデルがあります。またイモビライザー機能がついた鍵を業者に依頼する場合も、対応できる業者とできない業者があります。

その場合、最終的にはディーラーに依頼しなければなりません。

スマートキーを採用する車種の対応は?

近年、軽自動車でも採用する車種が増えているのがスマートキーと呼ばれる鍵です。従来モデルのような鍵穴がなく、運転席にあるスタートボタンを押すだけでエンジンのオンオフが可能です。

またドアノブに触れるだけでロックやロック解除ができるので、従来の鍵よりも格段に使いやすくなっています。電池式のため電池切れも考えられますが、電池切れのときでも緊急時用の鍵がついており、それを使いエンジンを始動することもできます。

このように多くのメリットがあるスマートキーですが、なくしてしまうと対応が厄介です。電波の送受信でキーの役割を果たすスマートキーでは、対応できるのは基本的に自動車ディーラーです。鍵屋でも対応できる場合がありますが、物理的な鍵ではないため作成期間も費用もかかるというのは大きなデメリットです。

このように、スマートキーはなくしてしまったときに迅速な対応が極めて困難です。従来の鍵以上に、決してなくさないこと・普段からきちんと管理しておくことが求められます。

イモビライザー内蔵の鍵で気を付けたいポイント

前述のスマートキーではもちろんのこと、リモコンキーでもイモビライザー機能がついているモデルがあります。

イモビライザーは自動車の盗難防止装置のことをいい、鍵情報が登録されていないクルマではエンジン始動ができない仕組みになっています。そのため形状を真似て鍵を作ってもドアの開閉しかできず、クルマ自体の盗難被害が少なくて済みます。

イモビライザー機能がついた鍵の場合も、基本的にはディーラーに依頼することになります。再度イモビライザーの登録をしなければならないため防犯性も高いですが、その分作成費用も高額です。

イモビライザー付きの鍵はスマートキーよりは低額ですむことがありますが、緊急時の対応を考えると、こちらも紛失しないよう特に気を付ける必要があります。
クルマの鍵をなくしても、少し前までは簡単にドアを開けることができ、スペアキーの作成も可能でした。

近年発売されるモデルの多くは、多機能な鍵が用いられるようになり利便性が増していますが、反面なくしてしまうと対応が非常に面倒です。

ここで紹介した方法は、いざというときの知識として知っておきたい内容ですが、できればその知識を活用する機会がないよう、鍵の管理はしっかりと行いましょう。

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