「スノーフレークマーク」って知ってる?オールシーズンタイヤの落とし穴とは?
更新日:2024.09.09
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季節関係なしに年間を通して使える万能タイヤとして知られているオールシーズンタイヤ。
季節に合わせてタイヤ交換する手間も省け、何かと利点の多いタイヤです。
しかし、便利なオールシーズンタイヤでも注意しなければならない点があることを忘れてはいけません。
みなさんは「スノーフレークマーク」についてご存じでしょうか?
※2022年2月現在
季節に合わせてタイヤ交換する手間も省け、何かと利点の多いタイヤです。
しかし、便利なオールシーズンタイヤでも注意しなければならない点があることを忘れてはいけません。
みなさんは「スノーフレークマーク」についてご存じでしょうか?
※2022年2月現在
- Chapter
- 雪道での性能が認められたタイヤへの刻印
- オールシーズンタイヤを過信しないで
雪道での性能が認められたタイヤへの刻印
スノーフレークマークとは、世界最大規模を誇る民間の非営利・国際標準化・規格設定機関であるASTM(“American Society for Testing and Materials”)の試験によって、厳しい寒冷地でも性能を十分に発揮できるタイヤとして認証された証明です。
正式にはスリーピークマウンテンスノーフレークマークと言い、日本国内で積雪による交通規制が、速度規制の次の段階である冬用タイヤ規制に移った場合でも、スノーフレークマークが付いたタイヤであれば走行することが可能です。
なお、このスノーフレークマークは、スタッドレスタイヤやオールシーズンタイヤのサイドウォールに刻印されており、山の絵の中に雪の結晶を組み合わせた形をしています。
正式にはスリーピークマウンテンスノーフレークマークと言い、日本国内で積雪による交通規制が、速度規制の次の段階である冬用タイヤ規制に移った場合でも、スノーフレークマークが付いたタイヤであれば走行することが可能です。
なお、このスノーフレークマークは、スタッドレスタイヤやオールシーズンタイヤのサイドウォールに刻印されており、山の絵の中に雪の結晶を組み合わせた形をしています。
オールシーズンタイヤを過信しないで
季節に応じて夏用/冬用タイヤの履き替えが必要なくなるということで、非常に便利とされているタイヤですが、雪道を走るには注意が必要です。
オールシーズンタイヤには、サイドウォールに「M+S」と刻印されているものがあります。これは、英語で“Mud”(泥)と“Snow”(雪)を示すものであり、一般的な夏用タイヤと比較すると雪上での性能も優れています。
しかしここに落とし穴があり、このマークのみが刻印されているオールシーズンタイヤは、冬用タイヤとして扱われないため、規制が掛かっている高速道路などは走行できない場合もあります。スノーフレークマークの有るオールシーズンタイヤだけが高速道路で「冬用タイヤ」として認められているのです。
また、いくら夏用タイヤよりは雪上での性能に優れているとはいえ、純粋な冬用タイヤであるスタッドレスタイヤと比較すると、雪上での性能は劣ります。
JAFが行った試験によれば、時速40kmからの制動距離を比較した場合、スタッドレスタイヤは圧雪路で17.3メートル、アイスバーンのようになっている氷盤路では78.5メートルで停止しました。
一方、オールシーズンタイヤは同じ条件で圧雪路で22.7メートル、氷盤路では101.1メートルだったとの結果が公表されています。
以上のことから、雪道を走る場合はオールシーズンタイヤの性能を過信しすぎることなく、スタッドレスタイヤやチェーンなどの準備を怠らないことが安全に繋がると言えるでしょう。
※道路状況や道路管理者の規定によっては、「M+S」の刻印のみであっても走行可能な場合があります。
オールシーズンタイヤには、サイドウォールに「M+S」と刻印されているものがあります。これは、英語で“Mud”(泥)と“Snow”(雪)を示すものであり、一般的な夏用タイヤと比較すると雪上での性能も優れています。
しかしここに落とし穴があり、このマークのみが刻印されているオールシーズンタイヤは、冬用タイヤとして扱われないため、規制が掛かっている高速道路などは走行できない場合もあります。スノーフレークマークの有るオールシーズンタイヤだけが高速道路で「冬用タイヤ」として認められているのです。
また、いくら夏用タイヤよりは雪上での性能に優れているとはいえ、純粋な冬用タイヤであるスタッドレスタイヤと比較すると、雪上での性能は劣ります。
JAFが行った試験によれば、時速40kmからの制動距離を比較した場合、スタッドレスタイヤは圧雪路で17.3メートル、アイスバーンのようになっている氷盤路では78.5メートルで停止しました。
一方、オールシーズンタイヤは同じ条件で圧雪路で22.7メートル、氷盤路では101.1メートルだったとの結果が公表されています。
以上のことから、雪道を走る場合はオールシーズンタイヤの性能を過信しすぎることなく、スタッドレスタイヤやチェーンなどの準備を怠らないことが安全に繋がると言えるでしょう。
※道路状況や道路管理者の規定によっては、「M+S」の刻印のみであっても走行可能な場合があります。