なぜ昔のクルマには、給油口に鍵がついていたの?

給油口 鍵付き

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昔は、ガソリンを入れるとき、車の鍵をスタンドの店員さんに渡す必要がありました。当時の車の給油口の蓋(フィラーキャップ)には、鍵がついていたからです。しかし現在は、そんな手間をかけずに給油が可能になっています。なぜ昔は、フィラーキャップに鍵が付いていたのでしょうか?

文・吉川賢一
Chapter
盗難対策のため
なぜ今は鍵がないのか?
いまでも一部車種は鍵付きフィラーキャップ
給油口はきちんと締めることが大事

盗難対策のため

フィラーキャップに鍵がついていたのは、おもに盗難対策のためでした。古いクルマの作りは単純で、給油口の下に燃料タンクがありました。そのため、給油口から灯油ポンプやホースを差し込めば、誰でもガソリンを抜くことができ、ガソリン泥棒の被害が多かったのです。

また、ガソリンタンクに水や砂糖などの不純物を入れられてエンジンが壊れてしまう、といった悪質なイタズラもありました。そのため、当時のクルマの多くは、フィラーキャップもしくはフューエルリッドに鍵がついていました。

なぜ今は鍵がないのか?

フィラーキャップから鍵が無くなったのは、単純にロックの方法が変わったから。鍵そのものが廃止されたわけではありません。

現在日本で製造されている車両のフューエルリッドは、室内のレバーを操作してロックを解除するものと、ドアロックと連動しているものがあります。そのため、駐停車にドアが施錠されていれば、フューエルリッドは開けられないようになっています。

ですから、鍵をこじ開けられたりしない限り、異物を混入されたり、ガソリンを盗まれたりすることはありません。

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いまでも一部車種は鍵付きフィラーキャップ
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