発炎筒の使い方を解説|トンネル内で使ってはいけない?いつ使う?
更新日:2024.09.09
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現在、ほぼ全てのクルマに装備されている発炎筒ですが、それを実際に使ったことがあるという人は少ないのではないでしょうか。
そこで今回は、発炎筒の使い時や使用期限の有無についてご紹介します。
そこで今回は、発炎筒の使い時や使用期限の有無についてご紹介します。
そもそも発炎筒ってなに?
発炎筒とは、「運転中に発生した故障、事故等の緊急事態を第三者に伝えるための装備」になります。正式名称は自動車用緊急保安炎筒といい、当初は踏切事故を防止する目的で開発されたという経緯があります。
実はこの発炎筒、どのような性能であってもいいというワケではなく、製品規格は日本工業規格、通称“JIS”で厳しく定められており、車両への発炎筒の取付そのものも道路運送車両法保安基準の第43条の2にて明記されています。
実際にクルマの助手席足元を覗き込んで見ると、メーカーや車種の違いによって僅かに装着されている箇所は異なりますが、発炎筒の姿を見つけることができます。
ちなみに発炎筒の明るさは160カンデラ以上。これがどれほどの明るさなのかというと、大体ろうそく160本を一気に燃やした明るさと同等のようです。
辺りが明るい昼間であっても、およそ600メートル先、暗い夜中ならおよそ2キロメートル先から視認できます。
実はこの発炎筒、どのような性能であってもいいというワケではなく、製品規格は日本工業規格、通称“JIS”で厳しく定められており、車両への発炎筒の取付そのものも道路運送車両法保安基準の第43条の2にて明記されています。
実際にクルマの助手席足元を覗き込んで見ると、メーカーや車種の違いによって僅かに装着されている箇所は異なりますが、発炎筒の姿を見つけることができます。
ちなみに発炎筒の明るさは160カンデラ以上。これがどれほどの明るさなのかというと、大体ろうそく160本を一気に燃やした明るさと同等のようです。
辺りが明るい昼間であっても、およそ600メートル先、暗い夜中ならおよそ2キロメートル先から視認できます。
発炎筒の使い時はいつ?使ってはいけない場合もある
発炎筒の使い時は、一言で言えば「何らかのトラブルが発生した場合」です。
具体的な例を挙げればキリがありませんが、高速道路を走行中にタイヤがバーストした場合や燃料がなくなって動けなくなってしまった場合、脱輪して動けなくなってしまった場合などの緊急事態に、発炎筒は効果を発揮します。
使い方も至って簡単で、まずは「ケースと本体を取り外す」、次に「ケースを本体の後ろ側にくっつけてキャップを外す」、「本体の先をキャップ頭部の擦り薬部に擦り付ける」の3つの工程を経ることで点火します。
いわば、マッチの点火方法と同じといえます。ライターでしか火を点けたことがない人は、マッチに一度触れておくと緊急事態に慌てくなくてもいいかもしれませんね。
マッチの要領で発炎筒に火を点けたら、トラブルを起こしたクルマの後方の地面に置きます。この時、車両から50メートル以上離れて置くのが基本です。これは、後続車両にいち早く危険(停止しているクルマがあること)を知らせるためです。
また、使用する場所についても覚えておかなくてはならないことがあります。それは、トンネルの中では使用してはいけないという点。理由は発炎筒から上がる煙で視界が悪くなってしまうためです。万が一、トンネル内で緊急事態が発生してしまった場合は、ハザードランプで対応するのがよいでしょう。
さらに、発炎筒をそのまま手にもって使うのも危険なので注意が必要です。発炎筒の燃焼温度はおよそ600度にもなるので、火傷の危険があります。そのため、周囲や置く場所に引火しやすい物がないか確認することも重要でしょう。
具体的な例を挙げればキリがありませんが、高速道路を走行中にタイヤがバーストした場合や燃料がなくなって動けなくなってしまった場合、脱輪して動けなくなってしまった場合などの緊急事態に、発炎筒は効果を発揮します。
使い方も至って簡単で、まずは「ケースと本体を取り外す」、次に「ケースを本体の後ろ側にくっつけてキャップを外す」、「本体の先をキャップ頭部の擦り薬部に擦り付ける」の3つの工程を経ることで点火します。
いわば、マッチの点火方法と同じといえます。ライターでしか火を点けたことがない人は、マッチに一度触れておくと緊急事態に慌てくなくてもいいかもしれませんね。
マッチの要領で発炎筒に火を点けたら、トラブルを起こしたクルマの後方の地面に置きます。この時、車両から50メートル以上離れて置くのが基本です。これは、後続車両にいち早く危険(停止しているクルマがあること)を知らせるためです。
また、使用する場所についても覚えておかなくてはならないことがあります。それは、トンネルの中では使用してはいけないという点。理由は発炎筒から上がる煙で視界が悪くなってしまうためです。万が一、トンネル内で緊急事態が発生してしまった場合は、ハザードランプで対応するのがよいでしょう。
さらに、発炎筒をそのまま手にもって使うのも危険なので注意が必要です。発炎筒の燃焼温度はおよそ600度にもなるので、火傷の危険があります。そのため、周囲や置く場所に引火しやすい物がないか確認することも重要でしょう。
発炎筒に使用期限はある?
結論からいえば、発煙筒に使用期限は存在しています。正確に言うと、有効期限と呼ぶのが正しいようです。
発炎筒の有効期限は製造されてから4年間。この期限も発炎筒の規格と同じく、JISによって決められています。なぜなら、有効期限が切れてしまっている発炎筒は製品自体が劣化しており、いざという時に使用できない可能性があるためです。
有効期限は、発炎筒の本体の目立つ場所に書かれているので、空いた時間にチェックしておくことをお勧めします。また、期限が切れてしまっている発炎筒(性能が低下してしまっている発炎筒)を装着したままだと、車検に合格しない可能性が高いです。
これもまた、発炎筒を装備しなければならない旨を記した道路運送車両法保安基準の第43条の2に記されているものなので、JIS規格によって定められた発炎筒の規格を満たすか、同等以上の性能を持っていない発炎筒は交換する必要があります。
ただし、覚えておかなければならないのは、期限が切れていない発炎筒であっても、壊れていたり使用前に水濡れしてしまった発炎筒は性能が落ちている場合があるという点です。そのようなケースでも、新品へ交換しておきたいところです。
発炎筒の有効期限は製造されてから4年間。この期限も発炎筒の規格と同じく、JISによって決められています。なぜなら、有効期限が切れてしまっている発炎筒は製品自体が劣化しており、いざという時に使用できない可能性があるためです。
有効期限は、発炎筒の本体の目立つ場所に書かれているので、空いた時間にチェックしておくことをお勧めします。また、期限が切れてしまっている発炎筒(性能が低下してしまっている発炎筒)を装着したままだと、車検に合格しない可能性が高いです。
これもまた、発炎筒を装備しなければならない旨を記した道路運送車両法保安基準の第43条の2に記されているものなので、JIS規格によって定められた発炎筒の規格を満たすか、同等以上の性能を持っていない発炎筒は交換する必要があります。
ただし、覚えておかなければならないのは、期限が切れていない発炎筒であっても、壊れていたり使用前に水濡れしてしまった発炎筒は性能が落ちている場合があるという点です。そのようなケースでも、新品へ交換しておきたいところです。
発炎筒を正しく使うことで、トラブルが起こって停車しているクルマに後続車両がさらに追突してしまう様な二次被害を防止することができます。
いざという時に命を守ることができるように、クルマのどこに発炎筒があるのか、使用期限についてはチェックしておきましょう。
※2021年5月現在
いざという時に命を守ることができるように、クルマのどこに発炎筒があるのか、使用期限についてはチェックしておきましょう。
※2021年5月現在