ベンツ 4代目Cクラスの荷室(トランク)の使い心地は?荷室寸法はどのくらい?

メルセデス・ベンツ 4代目Cクラス

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メルセデス・ベンツ 4代目Cクラスは、ベンツの中間クラスという位置づけのクルマです。

高級車として数えられるクラスではありますが、ベースグレードは比較的手に入れやすい価格ということと、日本の道路事情にあったサイズ感ということで人気があります。

ボディタイプはセダン、ステーションワゴン、クーペ、カブリオレの4タイプです。

今回はそれぞれのタイプごとに、4代目Cクラスのラゲッジルーム(荷室)の広さと拡張性について紹介します。

吉田 恒道|よしだ つねみち

1980年代、大学卒業後ファッション・モード専門誌「WWD Japan」編集部勤務を皮切りに編集者としてのキャリアを積む。その後、90年〜2000年代、中堅出版社ダイヤモンド社の自動車専門誌・副編集長に就く。以降、男性ライフスタイル誌「Straight’」(扶桑社)など複数の男性誌編集長を歴任し独立、フリーランスのエディターに、現職。著書に「シングルモルトの愉しみ方」(学習研究社)がある。

吉田 恒道
Chapter
メルセデス・ベンツ 4代目Cクラスのセダン・ステーションワゴンの荷室(トランク)の広さは?
メルセデス・ベンツ 4代目Cクラスのクーペ・カブリオレの荷室(トランク)の広さは?
メルセデス・ベンツ 4代目Cクラスの荷室(トランク)の拡張性は?

メルセデス・ベンツ 4代目Cクラスのセダン・ステーションワゴンの荷室(トランク)の広さは?

メルセデス・ベンツ Cクラスのセダンは、居住空間とラゲッジルームとが切り離されています。セダンなので居住性重視の作りではあるものの、決してラゲッジルームを犠牲にしているわけではありません。

リアシート(後席)使用時はラゲッジルーム長約1,010mm、ラゲッジルーム幅約960〜1,320mmです。

ラゲッジルーム高も約460〜500mmと、セダンとしては比較的高めとなっています。容量は455Lと、ゴルフバッグ3セット分くらいの積載量です。

普段の買い物などでは全く不自由しないでしょう。旅行も、4人分の荷物なら入ります。
ステーションワゴンのラゲッジルームは、ラゲッジルーム長約1,000mm、ラゲッジルーム幅約1,000〜1,220mm、ラゲッジルーム高は約350mmです。

容量は440Lとなっています。セダンより小さいのですが、ワゴンタイプのラゲッジルームの良さは単純な数値上の大きさではりません。

ラゲッジルーム高が低いのは天井が低いためではなく、ラゲッジルームにカバーがついているためです。

カバーが付いていることにより、しっかりと荷物を守ってくれます。セダンタイプは奥行きが広い縦長のようなスタイルですが、ワゴンはバランスの取れたスクエアタイプです。

荷物の積み下ろしのしやすさは、ワゴンの方が上でしょう。

また、後述しますがリアシートを倒した際の使い勝手もワゴンの方が上だと言えます。

メルセデス・ベンツ 4代目Cクラスのクーペ・カブリオレの荷室(トランク)の広さは?

メルセデス・ベンツ Cクラスのクーペは、2ドアクーペですが、リアシートもあります。

リアシートの快適性や積載性を期待して買う人はあまりいないでしょうが、快適性も積載性も意外と高いです。

Cクラスクーペのトランク容量は、400Lとなっています。クーペにとっては、十分すぎるほどの容量となっています。ゴルフバッグも詰めれば3つは入るでしょう。ちょっとしたレジャー用途にも、使いやすいです。
カブリオレのラゲッジルームは、Cクラスの中では最も小さくなっています。

ゴルフバッグはひとつ積めれば良いという程度です。

買い物や通勤用なら全く問題はありませんが、レジャーには少し使いにくいかもしれません。二人旅行なら問題なく荷物が積めます。

クーペもカブリオレもドライブを楽しむクルマであり、積載性に関しては仕方がないと言えるでしょう。

クーペはむしろ400Lも積めるため十分な容量といえますし、カブリオレも利便性に気を取られて本来重視すべき走りの安定感や楽しさ、オープンカーとしての爽快感を台無しにしていない点に好感が持てます。

メルセデス・ベンツ 4代目Cクラスの荷室(トランク)の拡張性は?

メルセデス・ベンツ Cクラスのラゲッジルームは、全てのボディタイプで拡張性が高いです。

セダンは40:20:40の可倒式リアシートバックレストを搭載しており、乗車人数に合わせてシートを倒すことができます。流石にラゲッジルームと全く段差ができないということはなく、多少の段差は出てしまうものの、段差を気にしない荷物を積むのであれば問題はありません。

ステーションワゴンはワンタッチ式の可倒シートが搭載されており、フルフラットにできます。セダンと違い段差はほとんどありません。ワゴンタイプの、セダンより奥行きが短いという弱点を克服し、長物も積みやすくなります。

セダンも長物が積みやすいのですが、リアシートとラゲッジルームとに渡るほどの長い物の場合、段差がスロープのように機能して前後に揺れ動きやすくなるのです。

広さの違い、シートタイプの違いによって一長一短があります。

クーペやカブリオレもリアシートを倒してトランクスルーにできるので、ラゲッジルームの拡張が可能です。

そのうえ、クーペのラゲッジルームにはフックがあります。買い物袋を他の荷物とは別に吊り下げておけるので、見た目以上に積載性は高いです。

さらに、Cクラスにはラゲッジネットやラゲッジフルトレイなど、タイプごとにさまざまな純正アクセサリーもあります。
メルセデス・ベンツ Cクラスのラゲッジルームはそのままでも広く利便性も高いうえに、全てのボディタイプでリアシートを倒すことが可能です。

純正アクセサリも組み合わせると、自分の用途に合わせてラゲッジルームをアレンジすることも可能です。

Cクラスは趣味性と実用性の両方が高いクルマですが、クーペやカブリオレでもラゲッジルームの利便性が高いところがまさに、趣味と実用の両立と言えるのではないでしょうか。

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