BMW 4シリーズの歴史を各モデルの違いとともに徹底解説
更新日:2024.09.09
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2020年に2代目が発表されたBMW 4シリーズ・クーペ。
もともとはミドルクラスのプレミアム・クーペセグメントを牽引する存在として、3シリーズ・クーペの後継として登場しました。
今回は4シリーズ・クーペの歴史を解説します。
文・写真/萩原 文博
もともとはミドルクラスのプレミアム・クーペセグメントを牽引する存在として、3シリーズ・クーペの後継として登場しました。
今回は4シリーズ・クーペの歴史を解説します。
文・写真/萩原 文博
初代4シリーズ・クーペ(F32型)は2013年9月に日本に上陸した
スポーティでエレガントなデザインとダイナミックな運動性能により、長年にわたってミドルクラスのプレミアム・クーペ・セグメントをリードしてきた3シリーズ・クーペ。
その後継として2013年9月に日本で発売されたのが、初代4シリーズ・クーペです。
その後継として2013年9月に日本で発売されたのが、初代4シリーズ・クーペです。
それまでの3シリーズ・クーペと比べて、前後トレッドの大幅拡大と低められた全高により、ロー&ワイドのスタンスが強調され、より一層のスポーツ性を表現。
左右に大きく開いた大型エア・インテークを備えるフロント・エプロンの採用などによって、パワフルな存在感が主張されました。
約50:50に設定された理想的な前後重量配分に加えて、当時のBMW車で最も低い重心位置、そしてフロントアクスルにトーションバーが追加された専用サスペンションにより、BMWならではのスポーティで俊敏なハンドリング性能に磨きをかけています。
左右に大きく開いた大型エア・インテークを備えるフロント・エプロンの採用などによって、パワフルな存在感が主張されました。
約50:50に設定された理想的な前後重量配分に加えて、当時のBMW車で最も低い重心位置、そしてフロントアクスルにトーションバーが追加された専用サスペンションにより、BMWならではのスポーティで俊敏なハンドリング性能に磨きをかけています。
装備面では、歩行者検知機能付きの「衝突回避・被害軽減ブレーキ」やヘッドアップディスプレイといった革新的な運転支援機能が全車に備わり、確かな安全性向上を果たしています。
日本導入時に設定されたグレードは、
245ps/350Nmを発揮する2L直列4気筒ターボエンジンに8速スポーツATを組み合わせる「428i」と、
306ps/400Nmを引き出す3L直列6気筒ターボエンジンと8速ATの組み合わせとなる「435i」の2種類。
各グレードには、標準モデルのほか、「スポーツ」「ラグジュアリー」「Mスポーツ」と、仕様・装備のことなる計4つのバリエーションが設定されました。
日本導入時に設定されたグレードは、
245ps/350Nmを発揮する2L直列4気筒ターボエンジンに8速スポーツATを組み合わせる「428i」と、
306ps/400Nmを引き出す3L直列6気筒ターボエンジンと8速ATの組み合わせとなる「435i」の2種類。
各グレードには、標準モデルのほか、「スポーツ」「ラグジュアリー」「Mスポーツ」と、仕様・装備のことなる計4つのバリエーションが設定されました。
そして2014年2月には、トップパフォーマンスモデルに位置付けられる「M4クーペ」が上陸。
431ps/550Nmを発揮する新開発の3L直列6気筒ツインターボエンジンを原動力に、0-100km/h加速を4.1秒でこなす加速性能を誇ります。
トランスミッションは6速MTと7速DCTが設定されました。
ボディやサスペンションの大部分にCFRP(炭素繊維強化プラスチック)や軽量のアルミニウムを採用し、卓越した運動性能と効率の両立を促進。1497kgの車重は従来型より約80kgの軽量化を果たしました。
431ps/550Nmを発揮する新開発の3L直列6気筒ツインターボエンジンを原動力に、0-100km/h加速を4.1秒でこなす加速性能を誇ります。
トランスミッションは6速MTと7速DCTが設定されました。
ボディやサスペンションの大部分にCFRP(炭素繊維強化プラスチック)や軽量のアルミニウムを採用し、卓越した運動性能と効率の両立を促進。1497kgの車重は従来型より約80kgの軽量化を果たしました。
2代目4シリーズ・クーペ(G22型)は2020年10月に日本に上陸した
4シリーズとしては2代目を数える現行型は、2020年10月に日本で発売されました。
現行型の大きな特徴として、縦型の大型デザインとなったキドニー・グリルの採用が挙げられます。
これは1930 年代に一世を風靡した「BMW 328」、1960 年代の「BMW 1600」や「BMW 2002」からインスピレーションを受けたもので、スポーティかつエレガントなキャラクターを際立たせるとともに、現行3シリーズとは異なる個性をより明確化する意味が込められています。
現行型の大きな特徴として、縦型の大型デザインとなったキドニー・グリルの採用が挙げられます。
これは1930 年代に一世を風靡した「BMW 328」、1960 年代の「BMW 1600」や「BMW 2002」からインスピレーションを受けたもので、スポーティかつエレガントなキャラクターを際立たせるとともに、現行3シリーズとは異なる個性をより明確化する意味が込められています。
メカニカルコンポーネントの多くを現行3シリーズと共有していますが、前後トレッドを3シリーズより拡大するなど、クーペモデルならではの走りに磨きをかけている点も現行型の特徴です。
エクステリアは8シリーズや2シリーズと同様に、BMWのクーペモデルらしく立体的かつ有機的な曲線を用いたスタイリングが目を引きます。
エクステリアは8シリーズや2シリーズと同様に、BMWのクーペモデルらしく立体的かつ有機的な曲線を用いたスタイリングが目を引きます。
高速道路などの渋滞時にステアリングホイールから手を離して走行できる「ハンズ・オフ機能付き渋滞運転支援機能」をはじめとする先進運転支援システムが搭載され、安心・安全なドライブがより快適に楽しめるようになった点も見逃せません。
モデルラインナップは、
184ps/300Nmを発揮する2L直列4気筒ターボエンジンを搭載する「420i/420i Mスポーツ」
387ps/500Nmを引き出す3L直列6気筒ターボエンジンを搭載する四輪駆動仕様のMパフォーマンス・モデル「M440i xDrive」
を設定しています。
モデルラインナップは、
184ps/300Nmを発揮する2L直列4気筒ターボエンジンを搭載する「420i/420i Mスポーツ」
387ps/500Nmを引き出す3L直列6気筒ターボエンジンを搭載する四輪駆動仕様のMパフォーマンス・モデル「M440i xDrive」
を設定しています。
そして2021年1月には、同社がMハイ・パフォーマンス・モデルと呼ぶトップパフォーマンスモデル「M4クーペ/M4クーペ・コンペティション」が上陸しました。
M4クーペのパワーユニットは3L直列6気筒ツインターボで、480ps/550Nmを発揮し6速MTと組み合わされます。
M4クーペのパワーユニットは3L直列6気筒ツインターボで、480ps/550Nmを発揮し6速MTと組み合わされます。
一方、サーキットトラックなどでのパフォーマンスをさらに追求したM4クーペ・コンペティションは510ps/650Nmを発揮し、Mモデル専用仕立ての8速ATを組み合わせています。
専用デザインの内外装や、専用セッティングの足まわりなど、最新のMモデルにふさわしい仕立てにより、圧倒的な存在感を発揮するとともにクラストップ水準の運動性能を実現しています。
専用デザインの内外装や、専用セッティングの足まわりなど、最新のMモデルにふさわしい仕立てにより、圧倒的な存在感を発揮するとともにクラストップ水準の運動性能を実現しています。
ミドルクラスのプレミアム・クーペ・セグメントで高い存在感を発揮し続けている4シリーズ・クーペ。
新世代BMWデザインの採用はもとより、運転支援機能をはじめとする先進技術を積極的に導入しながら、BMW製クーペとしての走りに磨きをかけています。
新世代BMWデザインの採用はもとより、運転支援機能をはじめとする先進技術を積極的に導入しながら、BMW製クーペとしての走りに磨きをかけています。