日産 GT-Rはグレードによって値段が2倍以上に?!各グレードの違いをプロが徹底解説

NISSAN GT-R NISMO

現在、日産 GT-Rに設定されているグレードは今回試乗したGT-R NISMOをはじめ、全5グレードとなっています。

GT-R NISMOを除くとパワートレインも同じで、標準装備やオプションパーツの設定によってグレードそれぞれのキャラクターが異なっているのが特徴です。

文・写真/萩原 文博

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日産 GT-Rのエントリーモデルとなる「ピュアエディション」は本体価格1,082万円
快適装備が充実し走りに拘ったグレード「ブラックエディション」は本体価格1,277万円
日産 GT-Rの売れ筋グレード「プレミアムエディション」は本体価格1,232万円
NISMOがレーシングテクノロジーを投入した「トラックエディション エンジニアードバイNISMO」は本体価格1,463万円
日本が世界に誇る日産 GT-Rのフラッグシップモデル「GT-R NISMO」は本体価格2,420万円

日産 GT-Rのエントリーモデルとなる「ピュアエディション」は本体価格1,082万円

ボディサイズ:全長4,710mm×全幅1,895mm×全高1,370mm
エンジン種類:3,799cc V型6気筒DOHCツインターボ
最高出力:570ps/6,800rpm
最大トルク:637Nm/3,300~5,800pm

エントリーモデルである「ピュアエディション」は装備が最も簡素となっています。

スーパーワイドビームヘッドランプやLEDハイパーデイライトといった安全装備は標準装備となっていますが、バックビューモニターはオプション設定。

8インチのワイドディスプレイを採用したニッサンコネクトナビゲーションシステムは標準装備されますが、オーディオはCD一体AM/FMラジオ(6スピーカー)とシンプル。

シートは、フロントシートはパールスエードコンビシートを標準装備していますが、ヒーター機能はオプションのセミアニリン本革シートを装着しなければなりません

また、マフラーがステンレス製のデュアルエキゾーストを採用しているのもこのピュアエディションだけとなっています。

快適装備が充実し走りに拘ったグレード「ブラックエディション」は本体価格1,277万円

ボディサイズ:全長4,710mm×全幅1,895mm×全高1,370mm
エンジン種類:3,799cc V型6気筒DOHCツインターボ
最高出力:570ps/6,800rpm
最大トルク:637Nm/3,300~5,800pm

ピュアエディションではオプションだったバックビューモニターが標準装備となり、アクティブ・ノイズ・コントロール、アクティブサウンドコントロール機能を備えたBOSEサウンドシステムも標準装備となります。

2020年モデルのアイコンでもあるフジツボ製マフラーヒーター機能の付いた専用レカロ製フロントシートが標準装備となっています。

インテリアでは本革巻きステアリングやディンプル付本革巻きシフトノブにレッドステッチが施され、ドライバーのスポーツマインドをくすぐります。

また、ドライカーボン製リアスポイラーやドライカーボン製トランクリッドがオプションで選ぶことが可能です。

日産 GT-Rの売れ筋グレード「プレミアムエディション」は本体価格1,232万円

ボディサイズ:全長4,710mm×全幅1,895mm×全高1,370mm
エンジン種類:3,799cc V型6気筒DOHCツインターボ
最高出力:570ps/6,800rpm
最大トルク:637Nm/3,300~5,800pm

ブラックエディションがスポーツを追求したグレードならば、このプレミアムエディションはラグジュアリーを追求したグレードと言えるでしょう。

プレミアムエディションの特徴は、アンバーレッド、ライトグレー、タン、アーバンブラックという4色が設定されたファッショナブルインテリア+ナッパレザーインストルメントパネルがオプションで設定されていることです。

このファッショナブルインテリアを選択すると、本革巻きステアリングやディンプル付き本革巻きシフトノブもインテリアと同色となり、ボディカラーとインテリアカラーのコーディネイトによってオンリーワンのGT-Rに仕立てることができます。

NISMOがレーシングテクノロジーを投入した「トラックエディション エンジニアードバイNISMO」は本体価格1,463万円

ボディサイズ:全長4,710mm×全幅1,895mm×全高1,370mm
エンジン種類:3,799cc V型6気筒DOHCツインターボ
最高出力:570ps/6,800rpm
最大トルク:637Nm/3,300~5,800pm

標準車のフォルムのGT-RにGT-R NISMOの足回りとボディ剛性を癒合したグレードです。2020年モデルでは新開発のハイグリップタイヤ+専用レイズ製アルミ鍛造ホイールを装着しています。

基本的な装備はブラックエディションと同じですが、専用拡張フロントフェンダーや専用拡張フロントプロテクターを標準装備。

オプション装備として、アルカンターラ巻ステアリングやブラック/レッドの専用ディンプル付き本革巻きシフトノブ、専用カーボン製ルーフ、専用カーボンセラミックブレーキが用意されています。

またブラックエディションと同様にドライカーボン製のリアスポイラーやトランクリッドもオプションで用意されています。

ホイールはNISMOレーシングブラックに塗装された専用のレイズ製アルミ鍛造20インチホイールを装着し、タイヤも専用のダンロップSPスポーツMAXX GT 600DSST CTTを装着しているのが特徴です。

日本が世界に誇る日産 GT-Rのフラッグシップモデル「GT-R NISMO」は本体価格2,420万円

ボディサイズ:全長4,690mm×全幅1,895mm×全高1,370mm
エンジン種類:3,799cc V型6気筒DOHCツインターボ
最高出力:600ps/6,800rpm
最大トルク:652Nm/3,300~5,800pm

ボディ補強に加えて、エンジンフードをはじめ、フロントフェンダー、前後バンパー、トランクリッド、ルーフなどに専用のカーボンパーツを採用。

また、専用タービンやコンピューターを採用することで、最高出力は600psまで向上しています。

シートは専用のレカロ製カーボンバックバケットシートを標準装備し、アルカンターラをルーフトリムをはじめ、前席サンバイザーに採用するなどこだわりのインテリアとなっています。

見える部分はもちろん、フロント・センター・リアと3分割されたアンダーカバーを標準装備するなど見えない部分にも拘っています。

エントリーグレードである「ピュアエディション」とフラッグシップモデルである「GT-R NISMO」の価格差は、なんと2倍以上。

一見すると非常に高価に感じるかもしれませんが、ワークスブランドであるNISMOがレースシーンで培った英知を惜しみなく投入し、まさに究極のロードゴーイングカーに仕立て上げたのが「GT-R NISMO」です。

その驚異的なスペックや贅沢なパーツを見れば、値段相応の価値があることに納得するでしょう。

萩原 文博|はぎはら ふみひろ

1970年生まれ。10代後半で走り屋デビューし、大学在学中に中古車情報誌の編集部にアルバイトとして加入。1995年より編集部員として編集作業に本格的に携わる。中古車の流通、販売店に精通し、「中古車相場師」として活動。2006年からフリーランスの編集者となり、中古車だけでなく、現在は日本で最も多くの広報車両を借り出して取材を行い、新車でもユーザー視点のバイヤーズガイドを中心に、人気車種の動向や流行りの装備の価値評価などを加味した、総合的に買いのクルマ・グレードの紹介をモットーとしている。

萩原 文博|はぎはら ふみひろ