【プロ解説】ジャガーXFスポーツブレークのエクステリア(外装)やデザインを徹底解説!!
更新日:2024.09.09
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2019年に、20年もの間ジャガーのデザイン・ディレクターを務めてきたイアン・カラム氏が退任しました。
そのイアン・カラム氏がキャリアの中で最も印象に残っているのが「XF」だと語っています。
その初代XFの後継となる現行型XFスポーツバックの外観デザインについてご紹介します。
文・写真/萩原 文博
そのイアン・カラム氏がキャリアの中で最も印象に残っているのが「XF」だと語っています。
その初代XFの後継となる現行型XFスポーツバックの外観デザインについてご紹介します。
文・写真/萩原 文博
スタイリッシュなデザインと大容量のラゲッジスペースを両立したステーションワゴン
2代目となるジャガーXFは4ドアセダンに加えて、スポーツブレークと呼ばれるステーションワゴンモデルを追加しました。
ステーションワゴンというと、リアのラゲッジスペースの容量を確保するために、ルーフラインは直線的とし、垂直に近い角度でリアゲートへと繋がっていくのが一般的です。
しかし、これではあまりにも実用的過ぎて美しくありません。
プレミアムブランドのジャガーは、フロントピラーからリアゲートまでのルーフラインを緩やかな曲線で弧を描いています。
これによりスタイリッシュな外観デザインと、5人乗車時で565L、リアシートを倒すと1,700Lまで拡大する大容量のラゲッジスペースを両立したのです。
ステーションワゴンというと、リアのラゲッジスペースの容量を確保するために、ルーフラインは直線的とし、垂直に近い角度でリアゲートへと繋がっていくのが一般的です。
しかし、これではあまりにも実用的過ぎて美しくありません。
プレミアムブランドのジャガーは、フロントピラーからリアゲートまでのルーフラインを緩やかな曲線で弧を描いています。
これによりスタイリッシュな外観デザインと、5人乗車時で565L、リアシートを倒すと1,700Lまで拡大する大容量のラゲッジスペースを両立したのです。
アイコニックなLEDヘッドライトにより視認性と安全性を確保
ジャガーXFスポーツブレークのフロントマスクでひときわ目立つのは、ジャガーの新しいアイコンである「Jブレード」と呼ばれるLEDのポジショニングランプを組み合わせたLEDヘッドライトです。
自然光に近い光を再現して視認性を向上させるだけでなく、高い安全性も誇っています。
また、XFスポーツブレークの流麗なスタイリングは空気を味方にします。
高い空力特性を実現したボディデザインは、ハンドリング・安定性・快適性に貢献しています。
さらに、走行中の空気の流れは綿密にコントロールされ、フロントグリルの両サイドに設置されたインテークから取り込まれた空気はホイールアーチからスムーズに抜けることで、優れた整流効果を発揮します。
自然光に近い光を再現して視認性を向上させるだけでなく、高い安全性も誇っています。
また、XFスポーツブレークの流麗なスタイリングは空気を味方にします。
高い空力特性を実現したボディデザインは、ハンドリング・安定性・快適性に貢献しています。
さらに、走行中の空気の流れは綿密にコントロールされ、フロントグリルの両サイドに設置されたインテークから取り込まれた空気はホイールアーチからスムーズに抜けることで、優れた整流効果を発揮します。
流麗なルーフラインによってスポーティな佇まいを演出
約5mという大きなボディサイズのXFスポーツブレークだからこそ、緩やかな弧を描く流麗なルーフラインを実現できたと言えます。
真横から見たXFスポーツブレークの佇まいは一般的なステーションワゴンとは異なり、高い走行性能を予感させるスポーティなスタイルを実現しています。
真横から見たXFスポーツブレークの佇まいは一般的なステーションワゴンとは異なり、高い走行性能を予感させるスポーティなスタイルを実現しています。
テールライトはF-タイプからインスパイアされた水平なラインを強調したデザイン
ジャガーXFスポーツブレークのリアビューで印象的なのは、半円と水平のラインを組み合わせたテールライトです。
これはジャガーのスポーツカーであるF-タイプからインスパイアされたもので、LEDのブレーキライトを備えており、より明るく消費電力を抑えた設計でXFの効率性に貢献しています。
これはジャガーのスポーツカーであるF-タイプからインスパイアされたもので、LEDのブレーキライトを備えており、より明るく消費電力を抑えた設計でXFの効率性に貢献しています。
ジャガーは、なぜステーションワゴンと呼ばずにスポーツバックと名付けたのか。
それは、クーペのような緩やかなカーブを描く流麗なルーフラインをもつXFスポーツブレークを、他のステーションワゴンと明確に異なるものとして主張したかったからではないでしょうか。
高い実用性と優れた走行性能の両立という、非常に困難な命題を実現すること。
それがXFスポーツブレークに求められた外観デザインだったのです。
それは、クーペのような緩やかなカーブを描く流麗なルーフラインをもつXFスポーツブレークを、他のステーションワゴンと明確に異なるものとして主張したかったからではないでしょうか。
高い実用性と優れた走行性能の両立という、非常に困難な命題を実現すること。
それがXFスポーツブレークに求められた外観デザインだったのです。