【プロ解説】BMW X5のエクステリア(外装)やデザインを徹底解説!!

BMW X5 M50i

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BMWは2019年度輸入車SUVセグメントにおいてNo.1に輝きました。多彩なラインアップがあるBMWのSAV/SACの中でも、最も歴史があるコアモデルがX5です。2019年に日本市場に導入された4代目となる現行型X5の外観デザインについて解説しましょう。

文/写真・萩原文博

萩原 文博|はぎはら ふみひろ

1970年生まれ。10代後半で走り屋デビューし、大学在学中に中古車情報誌の編集部にアルバイトとして加入。1995年より編集部員として編集作業に本格的に携わる。中古車の流通、販売店に精通し、「中古車相場師」として活動。2006年からフリーランスの編集者となり、中古車だけでなく、現在は日本で最も多くの広報車両を借り出して取材を行い、新車でもユーザー視点のバイヤーズガイドを中心に、人気車種の動向や流行りの装備の価値評価などを加味した、総合的に買いのクルマ・グレードの紹介をモットーとしている。

萩原 文博
Chapter
BMW X5のエクステリアデザインの特徴
BMW X5のフロントマスク
BMW X5のサイドビュー
BMW X5のリアビュー

BMW X5のエクステリアデザインの特徴

現行型X5は先代モデルより全長が25mm、全幅65mm、全高10mmそしてホイールベースが40mm拡大されていますが、低重心を強調する存在感シルエットとなっています。そして現行型X5のポイントはフロントに、一体型フレームで縁取られたデザインの大型キドニーグリルを装備することで、アグレッシブな印象を演出したことです。またサイドボディには、後部ドアから上方に伸び上がるようなプレスラインを刻むことで、リアホイールを強調し、後輪駆動のDNAと高い走行性能へのこだわりを象徴しています。

現行型X5は第3世代のエア・ベント・コントロール(アクティブ・エア・ストリームを採用したキドニーグリル)などの様々な方法で、空気抵抗を低減しています。さらにフロントホイール周辺で発生する乱気流を抑えるための、エアフロー制御、またはリアのエアブレードといったエアロダイナミクスを最適化するためのアイテムが採用されています。

BMW X5のフロントマスク

現行型X5のフロントマスクはヘキサゴン・デザインや印象的な大型のキドニーグリル。そして、パワフルなエア・インテークが存在感を強烈にアピールします。そのエキサイティングなルックスはパワーとダイナミクスを放ちながら、歴史を重ねてきた王者の威厳と風格を体現しています。

BMW X5のサイドビュー

X5の象徴であるショートオーバーハング、切り立ったAピラー、そして先代より延長されたホイールベースが、SUVらしいダイナミックなルーフラインと相まってX5のパワフルな外観を演出しています。注目はフロントからリアのドアへと水平に伸び、そこからテールレンズへ向けて一気に上昇する特徴的なライン。この洗練されたディテールが、X5の側面のスポーティなデザインを強調し、足元ではホイールアーチがSUVらしい力強さと優美さに溢れたプロポーションを支えています。

BMW X5のリアビュー

X5のワイドなリアビューは、フレーム上のライトエレメントによるスリムな形状を際立たせた、フルLEDテールライトがダイナミックさを強くアピールします。また典型的なL字型のライトユニットと立体的に魅せるデザインがエレガントなリアの造形と調和しています。
大型化された現行型X5のボディはスポーティなSUVらしいアスリートのような外観デザインの中に空気抵抗を低減する工夫を様々採用し、優れたデザイン性と低燃費そして静粛性を両立させているのが特徴です。
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