アウディ 2代目A3スポーツバック(DBA-8VCXS/ABA-8VCZPF型)の短所・欠点は？

アウディ A3スポーツバックは2013年9月にフルモデルチェンジし、現在の2代目A3スポーツバックとなりましたが、その車格は先代である初代A3スポーツバックに比べ、少し大きくなりました。

2代目A3スポーツバックの車格は、全長4,325mm×全幅1,785mm×全高1,435〜1,450mmとなっています。その一方、初代A3スポーツバックは全長4,290mm×全幅1,765mm×全高1,430mmとなっており、2代目A3スポーツバックの方が、全長35mm、全幅20mm、全高5〜15mm、全体的に大きくなっていることがわかります。

車格が大きくなると運転が難しくなり、安心して乗れるか不安だという方も多いかと思いますが、心配いりません。2代目A3スポーツバックには、先進の安全装備が充実しており、運転に不安を抱える方でも安心して乗ることができます。

2代目A3スポーツバックでは、ブレーキやアクセルの自動制御で、前方車両との車間距離や速度を一定に保つアクティブクルーズコントロール、走行中に前方車両と衝突の危険がある際に、警告やブレーキ操作を行うアウディプレセンスフロントが全車に標準装備されています。

さらに、車線変更時に死角の車両をドアミラー内側のLEDの点灯で知らせるアウディサイドアシストや、走行中にレーンをはみ出しそうになるとステアリングを振動させてドライバーに警告するアウディアクティブレーンアシストなども備わっています。

これだけ安全装備が充実していれば、車格が大きくなったことによる不安を感じさせないでしょう。

アウディ 2代目A3スポーツバックのラゲッジルーム(荷室)容量は380Lとなっています。380Lもの容量があれば、普段使いの際に困ることはないでしょう。しかし、大きな買い物時や、旅行やレジャーの際には少し不安に感じます。

ですが、2代目A3スポーツバックではそのような心配をすることはありません。2代目A3スポーツバックはシートアレンジにより、ラゲッジルームの拡大が可能です。

リアシート(後席)には40:60分割可倒式のものを採用しており、前方に倒すことでフラットな床面が広がり、ラゲッジルームが拡大します。リアシートを倒すと、ラゲッジルーム容量は最大1,220Lになります。

これだけの大容量であれば、荷物の積み込みで困ることはないでしょう。

2代目A3スポーツバックのライバル車であるメルセデスベンツ Aクラスと、BMW 1シリーズのラゲッジルーム容量を見てみると、Aクラスは、通常時が370L、最大1,210Lとなっています。一方、1シリーズは通常時380L、最大1,200Lとなっています。

ライバルであるAクラスと1シリーズと比較すると、2代目A3スポーツバックのラゲッジルーム容量の方が少し大きいことがわかります。

アウディ 2代目A3スポーツバックの車体価格は 「30 TFSI Signature Edition」が330万円、 「30 TFSI sport Signature Edition」が363万円となっていますが、オプションなどを装備すると、支払い総額は500万円を超えることがほとんどと言えるでしょう。

この価格は一般的な大衆車と比較すると、少し高く感じるかもしれません。しかし、アウディというメーカーのブランド価値やインテリアの豪華さ、装備の充実度を考えると、妥当な価格であると言えるでしょう。

また、ライバル車であるメルセデスベンツ Aクラス、BMW 1シリーズと比較してみると、Aクラスは367万円〜441万円、1シリーズは337万円〜451万円となっています。

ライバル車であるAクラスと1シリーズと比較しても、2代目A3スポーツバックは価格が安いことがわかります。2代目A3スポーツバックの価格はむしろ長所と言えそうです。

今回はアウディ 2代目A3スポーツバックの短所について紹介しました。

2代目A3スポーツバックは、先代である初代A3スポーツバックと比べて車格が少し大きくなりましたが、先進の安全装備が充実しており、安全に乗れることがわかりました。

また、価格もライバルの2台と比べても安く、2代目A3スポーツバックはとてもお買い得な1台でしょう。

※ 2021年3月現在