ダイハツ 10代目ハイゼット トラックのシートアレンジを徹底解説｜後部座席の倒し方は？(S500P/S510P)

1960年に誕生したダイハツ 初代ハイゼット トラックですが、ルーツはさらに3年前の1957年に遡ります。小回りの利く車体が特徴の三輪トラックであるダイハツ ミゼットがダイハツ ハイゼット トラックの源流です。初代ハイゼット トラックは高度経済成長期だった日本の配送業を支える存在でした。

その後、ダイハツ ハイゼット トラックは時代に合わせてモデルチェンジを重ね、2014年に現行車種であるダイハツ 10代目ハイゼット トラックが誕生します。

冒頭でも述べたように軽トラックでは初めて衝突回避支援システムであるスマートアシストを搭載し、話題となりました。10代目ハイゼット トラックは農林水産省が進める農業女子プロジェクトにも参画し、未来の農業を支える働きが期待されています。

常に軽トラック業界で先頭を走り続けるダイハツ ハイゼット トラック。現行車種である10代目ハイゼット トラックのシートを確認していきましょう。

まずは標準グレードである「スタンダード」のシートから確認していきましょう。ダイハツ 10代目ハイゼット トラックには運転席と助手席の2シートが用意されています。

乗り込みやすい様にドア角度は67度まで開くようになっており、ドア開口部広さは最大1,080mmです。車内に乗り込むと軽トラックではナンバーワンの室内幅1,340mmを誇る広々とした空間が広がります。

10代目ハイゼット トラックの「スタンダード」では運転席を前後に140mmスライドさせることが可能です。フロントガラスが前方に出ていることもあり、開放感あふれる運転席となっています。

続いて高級グレードである「ジャンボ」を確認していきましょう。10代目ハイゼット トラック 「ジャンボ」は名前の通り、居室の広さにこだわったモデルです。車内幅は「スタンダード」よりも大きい1,345mmで、シート後部には175mmのシートバックスペースが存在します。

このシートバックスペースが運転手に快適性をもたらすのです。シートスライドは運転手側が前後140mm、助手席側が100mmとなっており、どちらのシートもリクライニングが可能となっています。車内での休憩も快適にできるのが、10代目ハイゼット トラック 「ジャンボ」です。

ダイハツ 10代目ハイゼット トラックは軽トラックでありながら、車内空間の快適性を追求した1台といえます。乗用車と比べれば、シートアレンジのバリエーションは少ないかもしれませんが、それでも運転席と助手席ともに前後にシートスライドが可能であり、「ジャンボ」であれば、シートのリクライニングも可能です。

さらに「ジャンボ」では、助手席を倒すことも可能となっており、名前の通り、広々とした車内空間を実現することができます。

10代目ハイゼット トラックのシートにはフルファブリックシートが採用されています。これは撥水加工が施されたシートであり、畑や港などの仕事で水を使うことが多い人のことを考えた装備であると言えるでしょう。

ダイハツ 10代目ハイゼット トラックのシートについて確認してきました。荷物を積み込む荷台が重要視される軽トラックですが、10代目ハイゼット トラックは運転する人の快適性も考え、多彩なシートアレンジを用意しています。

農業女子プロジェクトに参画していることから、女性ドライバーのこともしっかりと考えているといえるでしょう。ぜひ一度10代目ハイゼット トラックの乗り心地を体験してみませんか？

※ 2021年3月現在