BMW 7代目3シリーズ(5F20/5V20/5X20/5U30型)の6つのグレードを徹底比較!セダンでおすすめのグレードはこれだ!!

BMW・7代目3シリーズ

※この記事には広告が含まれる場合があります

BMWを代表するセダンとして1975年の登場以来、幅広いユーザーに受け入れられてきたBMW 3シリーズ。フルモデルチェンジを重ねるごとにボディーを拡大し快適性を高めつつも、フロントエンジン・リアドライブというFR(後輪駆動)レイアウトを貫き続け、その姿勢を支持するコアなファンも少なくありません。

1989年にはステーションワゴンボディーの「ツーリング」がラインナップに加わり、2019年には最新型のBMW 7代目3シリーズへとフルモデルチェンジするなど、時代にあわせて進化してきた3シリーズですが、今回は現行型である7代目3シリーズにどんなグレードがあるのかを紹介していきます。

吉田 恒道|よしだ つねみち

1980年代、大学卒業後ファッション・モード専門誌「WWD Japan」編集部勤務を皮切りに編集者としてのキャリアを積む。その後、90年〜2000年代、中堅出版社ダイヤモンド社の自動車専門誌・副編集長に就く。以降、男性ライフスタイル誌「Straight’」(扶桑社)など複数の男性誌編集長を歴任し独立、フリーランスのエディターに、現職。著書に「シングルモルトの愉しみ方」(学習研究社)がある。

吉田 恒道
Chapter
BMW 7代目3シリーズ 318i【価格:489万円~】
BMW 7代目3シリーズ 320i【価格:538万円~】
BMW 7代目3シリーズ 320d xDrive【価格:573万円~】
BMW 7代目3シリーズ 330i【価格:647万円】
BMW 7代目3シリーズ 330e【617万円~】
BMW 7代目3シリーズ M340i xDrive【987万円~】

BMW 7代目3シリーズ 318i【価格:489万円~】

BMW 7代目3シリーズのエントリーグレードに位置づけられたモデルが、「318i」です。

エンジンは1気筒あたり0.5Lの排気量が割り当てられた最新のモジュラーエンジンである2L 直列4気筒のB48B20A型を搭載。最高出力115kw(156PS)/4,500rpm、最大トルク250Nm(25.5kgm)/1,350~4,000rpmを発生。燃費は実際の走行状況に近いとされるWLTCモードで13.4km/L、高速道路モードに限れば15.9km/Lを達成しています。

また、駆動方式はBMW伝統のFRとなり、トランスミッションには電子油圧制御式8速AT(オートマチックトランスミッション)を組み合わせ、エンジンパワーを効率よく引き出すことを可能としています。
「318i」はエントリーグレードではあるものの高級車らしい各種快適装備を備え、マルチファンクション・スポーツ・レザー・ステアリングホイールや、電動フロントシート(前席)を標準装備。空調は最大3か所を個別に調節可能な3ゾーン・オートマチック・エアコンディショナーも装備され、リヤシート(後席)にも配慮されています。

また、3シリーズにはセダンとは別に、ステーションワゴン形状の「ツーリング」がラインナップ。さらに1つのグレードに複数のタイプが設定され、なかでもスポーティーな「M sport」はスポーツシートや18インチアルミホイール、LEDフォグランプが装着され質感と迫力を増したパッケージングとなっています。

価格は「318i」セダンが489万円、ツーリングが523万円。スポーティーな「318i M sport」セダンが559万円、ツーリングが584万円と、セダンに対しツーリングが25~34万円高い値段設定となっています。

BMW 7代目3シリーズ 320i【価格:538万円~】

BMW 7代目3シリーズのスタンダードグレードと言うべきモデルが「320i」です。

ボディー形状は引き続きセダンとツーリングがラインナップされ、通常タイプの「320i」に加えてスポーティーな「M Sport」も設定されています。

エンジンは下位グレードの「318i」と同じ2L 直列4気筒のB48B20A型ですが、最高出力135kW(184PS)/5,000rpm、最大トルク300Nm(30.6kgm)/1,350~4,000rpmまでスペックアップ。一方で燃費性能はWLTCモードで13.8km/L、高速道路モードでは16.2km/Lと、「318i」を上回り、出力やトルクが向上したことにより余裕のあるドライビングが可能になったことが伺えます。
基本的な装備は「318i」に準じていますが、インテリア(内装)ではスマートフォン用のワイヤレス充電システムが標準装備され快適性を向上。また、「M sport」ではホールド性の高い「M sportシート」が新たにオプション可装備能となるなど、「318i」との差別化が図られています。

価格は「320i」セダンが538万円、ツーリングが572万円。「320i M sport」セダンが599万円、ツーリングが624万円となっています。
<次のページに続く>
次ページ
BMW 7代目3シリーズ 320d xDrive【価格:573万円~】
商品詳細