マツダ 4代目ロードスター・ロードスターRF(ND5RC・NDERC型)の10のグレードを徹底比較!
更新日:2024.09.20
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マツダを代表するクルマであり、オープンカーの金字塔的存在とも言えるマツダ ロードスター。2015年には初代から数えて4代目となるマツダ 4代目ロードスター(ND5RC型)が登場し、フルモデルチェンジ前の3代目ロードスターに比べて小さくなったボディーサイズから注目を集めました。今回は、そんな4代目ロードスターのグレードについて紹介していきます。
マツダ 4代目ロードスターで特におすすめなグレードはこれ!
- RF RS
排気量2Lエンジン搭載で高性能、RECARO製シートやビルシュタイン製ダンパーなどスポーツ性能が高い - RF VS Burgundy Selection
本革シートやボーズサウンドシステムを備え、最も快適性が高い - NR-A
競技利用を前提とした本格的なモータースポーツグレードで、車高調整機能付きサスペンションなど走行性能が強化されている
- Chapter
- マツダ 4代目ロードスターのグレード:S【価格:260万1,500円】
- マツダ 4代目ロードスターのグレード:S Special Package【価格:281万8,200円〜】
- マツダ 4代目ロードスターのグレード:S Leather Package【価格:316万9,100円〜】
- マツダ 4代目ロードスターのグレード:RS【価格:333万4,100円】
- マツダ 4代目ロードスターのグレード:RF S【価格:343万9,700円〜】
- マツダ 4代目ロードスターのグレード:RF VS【価格:373万5,600円〜】
- マツダ 4代目ロードスターのグレード:RF VS Burgundy Selection【価格:377万6,300円〜】
- マツダ 4代目ロードスターのグレード:RF RS【価格:390万600円】
- マツダ 4代目ロードスターのグレード:NR-A【価格:275万5,500円】
- マツダ 4代目ロードスターの100周年特別記念車【価格:327万9,100円〜】
マツダ 4代目ロードスターのグレード:S【価格:260万1,500円】
「S」はマツダ 4代目ロードスターのなかでもっとも価格を低く抑えたエントリーグレードです。
エンジンは上位グレードと同じ排気量1.5L 直列4気筒のP5-VP(RS)型を搭載。最高出力は97kW(132PS)/7,000rpm、最大トルク152Nm(15.5kgm)/4,500rpmを発生し、トランスミッションには6MT(マニュアルトランスミッション)を組み合わせ、燃費性能は実際の走行状況に近いとされるWLTCモードで16.8km/Lを達成。
990kgという軽量な車重とあいまって、優れた数値を誇っています。
エンジンは上位グレードと同じ排気量1.5L 直列4気筒のP5-VP(RS)型を搭載。最高出力は97kW(132PS)/7,000rpm、最大トルク152Nm(15.5kgm)/4,500rpmを発生し、トランスミッションには6MT(マニュアルトランスミッション)を組み合わせ、燃費性能は実際の走行状況に近いとされるWLTCモードで16.8km/Lを達成。
990kgという軽量な車重とあいまって、優れた数値を誇っています。
駆動方式も上位グレードと同様に、歴代ロードスターから受け継がれているFR(後輪駆動)を採用し、オープンエアーを体感できるオープンカーの楽しさと、FRレイアウトによるスポーツカーのような素直なハンドリングを体感できる点も見逃せない魅力ですね。
価格は260万1,500円で、MTのみということもあり4代目ロードスターのなかではリーズナブルな値段設定となっています
価格は260万1,500円で、MTのみということもあり4代目ロードスターのなかではリーズナブルな値段設定となっています
マツダ 4代目ロードスターのグレード:S Special Package【価格:281万8,200円〜】
「S Special Package」は、「S」の上位グレードにあたるモデルです。
エンジンスペックは「S」と変わりませんが、トランスミッションには新たに6AT(オートマチックトランスミッション)が設定され、より幅広いユーザーに向けて設定されたグレードと言えるでしょう。ATが設定されたことに伴って、安全面では前進と後退時に誤発進抑制制御機能が追加されていることも嬉しいポイントですね。
エンジンスペックは「S」と変わりませんが、トランスミッションには新たに6AT(オートマチックトランスミッション)が設定され、より幅広いユーザーに向けて設定されたグレードと言えるでしょう。ATが設定されたことに伴って、安全面では前進と後退時に誤発進抑制制御機能が追加されていることも嬉しいポイントですね。
また、「S」ではオプション設定もされていなかったクルーズコントロールやドライバー・アテンション・アラート、アダプティブ・LED・ヘッドライトなどの安全装備がオプション装備可能となるなど、乗用車としての実用性が高められている点も見逃せません。
価格はMTが281万8,200円、ATが293万3,700円と、「S」と比べて21万6,700から33万2,200円高くなっています
価格はMTが281万8,200円、ATが293万3,700円と、「S」と比べて21万6,700から33万2,200円高くなっています
マツダ 4代目ロードスターのグレード:S Leather Package【価格:316万9,100円〜】
「S Leather Package」は、「S Special Package」からインテリアの質感を高めたグレードです。
インテリアではインパネデコレーションパネルやセンターコンソールボックスが樹脂製から合成皮革へと変更。サンバイザーも下位グレードが軽量タイプを採用しているのに対して、高級な表皮巻タイプに変更されるなど、Leather Packageの名の通り質感が高められています。
また、「S Special Package」ではオプション装備とされていたクルーズコントロールやドライバー・アテンション・アラート、アダプティブ・LED・ヘッドライト、交通標識認識システムなどが標準装備となるなど、単純にインテリアをバージョンアップさせたグレードというよりも、「S Special Package」の上級グレードに位置づけられたモデルと言えるかもしれません。
価格はMTが316万9,100円、ATが328万4,600円となり、「S Special Package」からMTとATそれぞれ35万900円アップしています。
インテリアではインパネデコレーションパネルやセンターコンソールボックスが樹脂製から合成皮革へと変更。サンバイザーも下位グレードが軽量タイプを採用しているのに対して、高級な表皮巻タイプに変更されるなど、Leather Packageの名の通り質感が高められています。
また、「S Special Package」ではオプション装備とされていたクルーズコントロールやドライバー・アテンション・アラート、アダプティブ・LED・ヘッドライト、交通標識認識システムなどが標準装備となるなど、単純にインテリアをバージョンアップさせたグレードというよりも、「S Special Package」の上級グレードに位置づけられたモデルと言えるかもしれません。
価格はMTが316万9,100円、ATが328万4,600円となり、「S Special Package」からMTとATそれぞれ35万900円アップしています。
マツダ 4代目ロードスターのグレード:RS【価格:333万4,100円】
「RS」はマツダ 4代目ロードスターの布製ルーフモデルのトップグレードに位置づけられた1台です。
下位グレードに比べて走行性能や動力性能が強化され、ブレーキには制動力の高い大径ブレーキローターを装着し、サスペンションにはビルシュタイン製ダンパーを装備。さらに後輪の駆動力を高めるトルクセンシング式スーパーLSDが標準装備されるなど、スポーツカーのような仕上がりとなっています。
トランスミッションはMTのみというスパルタンな仕様で、価格は333万4,100円と、「S Leather Package」のMTから16万5,000円高くなっています。
下位グレードに比べて走行性能や動力性能が強化され、ブレーキには制動力の高い大径ブレーキローターを装着し、サスペンションにはビルシュタイン製ダンパーを装備。さらに後輪の駆動力を高めるトルクセンシング式スーパーLSDが標準装備されるなど、スポーツカーのような仕上がりとなっています。
トランスミッションはMTのみというスパルタンな仕様で、価格は333万4,100円と、「S Leather Package」のMTから16万5,000円高くなっています。
マツダ 4代目ロードスターのグレード:RF S【価格:343万9,700円〜】
「RF S」は、ルーフを布製から金属製に変更し、より快適にオープンカーを楽しめるモデルとして設定された、金属製ルーフモデルのエントリーグレードです。
エクステリアはクーペやファストバックのようなスタイリッシュなデザインとなり、ルーフは布製では手動開閉とされていましたが電動開閉が可能となるなど快適な仕様となっています。
エクステリアはクーペやファストバックのようなスタイリッシュなデザインとなり、ルーフは布製では手動開閉とされていましたが電動開閉が可能となるなど快適な仕様となっています。
また、金属製ルーフを持つ「RF S」とその上位グレードではエンジンが排気量2L 直列4気筒のPE-VPR(RS)型に変更され、最高出力135kW(184PS)/7,000rpm、最大トルク205Nm(20.9kgm)/4,000rpmを発生。
一方で、金属製ルーフと排気量を拡大されたエンジンなどの影響から車両重量は増加し、布製ルーフを持つ「S」に比べて110kg重たい1,100kgとなり、燃費性能も布製ルーフに対してやや低くMTでも15.8km/Lとなっています。
価格はMTが343万9,700円、ATが346万7,200円と価格は上がっていますが、布製ルーフのエントリーグレード「S」には存在しないATの設定されるなど、布製ルーフモデルの上位グレード的位置づけとなっていることが伺えます。
一方で、金属製ルーフと排気量を拡大されたエンジンなどの影響から車両重量は増加し、布製ルーフを持つ「S」に比べて110kg重たい1,100kgとなり、燃費性能も布製ルーフに対してやや低くMTでも15.8km/Lとなっています。
価格はMTが343万9,700円、ATが346万7,200円と価格は上がっていますが、布製ルーフのエントリーグレード「S」には存在しないATの設定されるなど、布製ルーフモデルの上位グレード的位置づけとなっていることが伺えます。
マツダ 4代目ロードスターのグレード:RF VS【価格:373万5,600円〜】
「RF VS」は、「RF S」の上位グレードにあたるモデルです。
「RF S」ではルーフやドアミラーがボディーと同色とされていましたが、「RF VS」ではオプションで2トーンカラーが設定され、ルーフとドアミラーがそれぞれ個別にピアノブラック塗装を選択可能となっています。
その他にも、快適装備では「RF S」や布製ルーフの「S」「S Special Package」などでは4スピーカーや6スピーカー仕様だったのに対して、9スピーカーを備えたボーズサウンドシステムが標準装備されています。
そのぶん価格は上がり、MTが373万5,600円、ATが376万3,100円と、「RF S」からMTとATそれぞれ29万5,900円高い値段設定となっています
「RF S」ではルーフやドアミラーがボディーと同色とされていましたが、「RF VS」ではオプションで2トーンカラーが設定され、ルーフとドアミラーがそれぞれ個別にピアノブラック塗装を選択可能となっています。
その他にも、快適装備では「RF S」や布製ルーフの「S」「S Special Package」などでは4スピーカーや6スピーカー仕様だったのに対して、9スピーカーを備えたボーズサウンドシステムが標準装備されています。
そのぶん価格は上がり、MTが373万5,600円、ATが376万3,100円と、「RF S」からMTとATそれぞれ29万5,900円高い値段設定となっています
マツダ 4代目ロードスターのグレード:RF VS Burgundy Selection【価格:377万6,300円〜】
「RF VS Burgundy Selection」は、金属製ルーフモデルのなかでも高級志向のグレードとなっています。
シートをはじめとしたインテリアには、高い質感と高級感のあるバーガンディーレッドの本革仕様となり、オーディオシステムには9スピーカーを備えたボーズサウンドシステムを装備するなど、布製ルーフモデルを含めた全グレードのなかでもっとも快適性の高い1台と言えるでしょう。
一方で価格も最高クラスとなり、MTは377万6,300円、ATも380万3,800円と、400万円に迫る値段設定となっています。
シートをはじめとしたインテリアには、高い質感と高級感のあるバーガンディーレッドの本革仕様となり、オーディオシステムには9スピーカーを備えたボーズサウンドシステムを装備するなど、布製ルーフモデルを含めた全グレードのなかでもっとも快適性の高い1台と言えるでしょう。
一方で価格も最高クラスとなり、MTは377万6,300円、ATも380万3,800円と、400万円に迫る値段設定となっています。
マツダ 4代目ロードスターのグレード:RF RS【価格:390万600円】
「RF RS」は、金属製ルーフモデルの最上位グレードです。
エクステリアではブラックメタリックに塗装された17インチアルミホイールが奢られ、インテリアではホールド性能の高いRECARO製シートを装着。トランスミッションはMTのみが設定されるなどスポーツカーらしい仕上がりとなっています。
一方で、「RF VS」シリーズに装備されていたボーズサウンドシステムも標準装備されるなど、スポーツ性能と快適性を両立させた最上位グレードにふさわしい1台と言えるでしょう。
価格は390万600円と、下位グレードの「RF VS Burgundy Selection」のMT仕様から12万4,300円高くなっています。
エクステリアではブラックメタリックに塗装された17インチアルミホイールが奢られ、インテリアではホールド性能の高いRECARO製シートを装着。トランスミッションはMTのみが設定されるなどスポーツカーらしい仕上がりとなっています。
一方で、「RF VS」シリーズに装備されていたボーズサウンドシステムも標準装備されるなど、スポーツ性能と快適性を両立させた最上位グレードにふさわしい1台と言えるでしょう。
価格は390万600円と、下位グレードの「RF VS Burgundy Selection」のMT仕様から12万4,300円高くなっています。
マツダ 4代目ロードスターのグレード:NR-A【価格:275万5,500円】
「NR-A」は、軽量な布製ルーフモデルをベースに、モータースポーツなど競技での使用を前提としたグレードです。
エンジンスペックは「S」をはじめとする布製ルーフモデルと変わりませんが、ブレーキには大径ブレーキローターが装着され、サスペンションには車高調整機能が付いたビルシュタイン製ダンパー、エンジンルームにはフロントサスタワーバーが標準装備されるなど、走行性能が強化されています。
エンジンスペックは「S」をはじめとする布製ルーフモデルと変わりませんが、ブレーキには大径ブレーキローターが装着され、サスペンションには車高調整機能が付いたビルシュタイン製ダンパー、エンジンルームにはフロントサスタワーバーが標準装備されるなど、走行性能が強化されています。
さらに、競技用部品のオプションがラインナップされ、横転時に乗員を保護するロールバーや、MAZDASPEED製スポーツシート、ボディー前後に装着する牽引フックなど、競技に応じた安全装備を追加できる本格的なモータースポーツモデルとなっています。
トランスミッションはMTのみが設定され、価格は275万5,500円と、比較的安価な点も魅力的ですね。
トランスミッションはMTのみが設定され、価格は275万5,500円と、比較的安価な点も魅力的ですね。
マツダ 4代目ロードスターの100周年特別記念車【価格:327万9,100円〜】
2020年にマツダが100周年を迎えたことを記念して設定された特別仕様車が「100周年特別記念車」です。
布製ルーフの「S Leather Package」をベースに、戦後マツダが初めて量産した軽自動車「R360クーペ」をオマージュしたダークチェリー色のソフトトップを採用。シートも専用のナッパレザーが奢られるなど、100周年特別記念にふさわしい特別な1台となっています。
価格は布製ルーフのMTが384万5,600円、ATが387万3,100円。金属製ルーフ「RF」のMTが327万9,100円、ATが339万4,600円となっています。
布製ルーフの「S Leather Package」をベースに、戦後マツダが初めて量産した軽自動車「R360クーペ」をオマージュしたダークチェリー色のソフトトップを採用。シートも専用のナッパレザーが奢られるなど、100周年特別記念にふさわしい特別な1台となっています。
価格は布製ルーフのMTが384万5,600円、ATが387万3,100円。金属製ルーフ「RF」のMTが327万9,100円、ATが339万4,600円となっています。
【土屋圭市×大井貴之】歴代マツダロードスターを土屋圭市と大井貴之が語り尽くす42分!NAロドとNDロドの乗り比べチェックもあります!伝説の名・迷コンビ復活みたい?!【土屋圭市のヴィンテージタイムス】
数々のグレードがラインナップされている4代目ロードスターですが、なかでもRFシリーズは金属製ルーフを備えていることや、布製ルーフモデルよりも排気量の拡大されたエンジンを搭載し、パワーアップされたことから話題となりました。
特にスポーツグレードの「RF RS」は布製ルーフモデルの「RS」と比較されることも多く、パワーのある「RF RS」か、軽量な「RS」か、どちらが優れているのかの議論は尽きません。
RFシリーズのエンジンを搭載した布製ルーフモデルが設定された暁には、より刺激的なスポーツカーとしてユーザーを楽しませてくれる存在になるかもしれません。
※ 2020年10月現在
特にスポーツグレードの「RF RS」は布製ルーフモデルの「RS」と比較されることも多く、パワーのある「RF RS」か、軽量な「RS」か、どちらが優れているのかの議論は尽きません。
RFシリーズのエンジンを搭載した布製ルーフモデルが設定された暁には、より刺激的なスポーツカーとしてユーザーを楽しませてくれる存在になるかもしれません。
※ 2020年10月現在
マツダ ロードスター RFをNDロードスターが愛車の伊藤梓が徹底解説!ソフトトップロードスター乗りはロードスターRFをどう評価する?MAZDA ROADSTER RF【試乗レビュー・車両レビュー】