【プロ解説】マツダCX-8のグレードの違いを徹底解説!!エントリーグレードでも装備の充実度は高い!

マツダ CX-8

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マツダの国内最上位SUVであるCX-8は2017年12月に登場しました。3列シートを備えた多人数乗車(MPV)という大きな特徴を持ち、デビュー直後の2018年と2019年の2年連続で、3列シートSUVの国内販売ナンバー1を獲得し、非常に高い人気を誇っています。今回は、そのグレード編成を解説します。

文・鈴木ケンイチ

鈴木 ケンイチ

モータージャーナリスト。新車紹介から人物取材、メカニカルなレポートまで幅広く対応。最近は新技術や環境関係に注目。年間3~4回の海外モーターショー取材を実施。レース経験あり。毎月1回のSA/PAの食べ歩き取材を10年ほど継続中。日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員 自動車技術会会員 環境社会検定試験(ECO検定)

鈴木 ケンイチ
Chapter
マツダ CX-8 のグレードは搭載エンジンにより大きく3つに分けられる
エントリーながら安全系装備の充実度は高い「25S」
マツダ CX-8で最もパワフルで走りの楽しい「25T」
トルクフルなディーゼルを搭載する「XD」

マツダ CX-8 のグレードは搭載エンジンにより大きく3つに分けられる

まず、大きく見るとグレードは搭載するエンジンにあわせて、3つのグレードに分けられます。2.5Lのガソリンエンジンを搭載する「25S」、2.5Lのガソリンターボを搭載する「25T」、そして2.2Lのクリーンディーゼルエンジンを搭載する「XD」です。そして、この3つのグレードを基本とし、その中に装備の異なる、さらに細いグレードが用意されています。

また、3グレードとも、トランスミッションはすべて6速AT。駆動方式はFFと4WDが選べます。さらにシートはすべて3列ですが、全グレードに2列目をキャプテンシートにした6人乗りとベンチシートにした7人乗りが用意されています。ボディ寸法は、全グレードで変わりはありません。

エントリーながら安全系装備の充実度は高い「25S」

2.5Lのガソリン・エンジンを搭載するのが「25S」です。価格が294万8000円からと、CX-8のグレードの中ではエントリーとなります。搭載するエンジンは、最高出力140kW(190PS)/6000rpm、最大トルク252Nm/4000rpm。WLTCモードの燃費は、FFで12.4km/L、4WDで12.2㎞/Lとなります。素の「25S」がボトムになり、ミドルグレードが「25S PROACTIVE」、最上位グレードが「25S L Package」となります。

素の「25S」は17インチアルミホイールで先進ヘッドライトがハイとローを切り替えるだけのハイビーム・コントロールとなり、全車速追従機能であるACC(マツダではマツダ・レーダー・クルーズ・コントロール)がオプションとなるのが特徴です。またシートはファブリックです。

ミドルグレードの「25S PROACTIVE」は、シートはファブリックでありつつも、ホイールが19インチになり、先進ヘッドライトがアダプティブLEDヘッドライトに。また先進運転支援システムでは、ACC機能が装備され、ステアリングアシストとなるレーンキープ・アシスト・システム、ヘッドアップディスプレイが装備されます。
そして最上位の「25S L Package」は、シートがナッパレザーになし、本杢パネル、ボーズサウンドシステムなど、装備関係は最も充実したものとなります。またルーフレールとサンルーフも標準装備となります。
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マツダ CX-8で最もパワフルで走りの楽しい「25T」
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