レクサス 2代目ISシリーズ(ASE30/AVE30/AVE35/GSE31型)の9グレード間の違いを徹底比較!中古車でおすすめグレードはこれだ!!

レクサス・2代目ISシリーズ

※この記事には広告が含まれます

2005年の発売以来、レクサスを代表するコンパクトセダンとして幅広い世代から人気を集めているレクサス ISシリーズ。2013年にはレクサス 2代目ISシリーズ(ASE30/AVE30/AVE35/GSE31型)へとフルモデルチェンジし、2020年6月にはビッグマイナーチェンジを発表。

レクサス公式Webサイトによれば2020年秋に登場が予定されています。今回は、そんなレクサス2代目ISシリーズにどのようなグレードがあるのかを紹介していきます。

吉田 恒道|よしだ つねみち

1980年代、大学卒業後ファッション・モード専門誌「WWD Japan」編集部勤務を皮切りに編集者としてのキャリアを積む。その後、90年〜2000年代、中堅出版社ダイヤモンド社の自動車専門誌・副編集長に就く。以降、男性ライフスタイル誌「Straight’」(扶桑社)など複数の男性誌編集長を歴任し独立、フリーランスのエディターに、現職。著書に「シングルモルトの愉しみ方」(学習研究社)がある。

吉田 恒道
Chapter
レクサス 2代目ISのグレード:300【価格:480万1,297円】
レクサス 2代目ISのグレード:300”F SPORT”【価格:531万4,630円】
レクサス 2代目ISのグレード:300"version L"【価格:542万556円】
レクサス 2代目ISのグレード:300h【価格:525万9,630円~】
レクサス 2代目ISのグレード:300h”F SPORT”【価格:579万9,444円~】
レクサス 2代目ISのグレード:300h"version L"【価格:590万9,444円~】
レクサス 2代目ISのグレード:350【価格:573万8,334円】
レクサス 2代目ISのグレード:350”F SPORT”【価格:645万5,370円】
レクサス 2代目ISのグレード:350"version L"【価格:635万7,593円】

レクサス 2代目ISのグレード:300【価格:480万1,297円】

レクサス 2代目ISシリーズのエントリーグレードにあたるモデルが「IS300」です。

エントリーグレードではあるものの、レクサスの名に恥じない質感の高いインテリア(内装)や乗り心地を備え、初めてレクサスを検討するユーザーにも普通のクルマとの違いを充分体感できる仕上がりとなっています。

ボディーサイズは他のグレードと同じ全長4,680mm×全幅1,810mm×全高1,430mmとなり、エンジンもIS300シリーズ共通のインタークーラーターボ付き排気量2L 直列4気筒の8AR-FTS型を搭載。

最高出力180kW(245PS)/5,800rpm、最大トルク350Nm(35.7kgm)/1,650~4,400rpmを発生し、レクサス最小クラスのセダンとしては充分なパフォーマンスを発揮します。
安全装備も上位グレードと共通の「Lexus Safety System +」を標準装備し、ミリ波レーダーと単眼カメラを組み合わせたプリクラッシュセーフティ機能、ステアリング制御機能付きレーンディパーチャーアラートなどを備えています。

価格は全グレード中もっとも低く抑えられた480万1,297円となっており、初めての1台としても購入しやすい価格設定となっています。

レクサス 2代目ISのグレード:300”F SPORT”【価格:531万4,630円】

「IS300"F SPORT"」は、レクサスのスポーツブランド「F」によるチューニングが施されたグレードで、エンジンスペックは他のIS300シリーズと共通ですが、数々の"F SPORT"専用装備が奢られています。

エクステリア(外装)では専用のメッシュタイプスピンドルグリル、フロントロアバンパーモール、リヤバンパーを装着し、スポーティーな印象を強調。

インテリアでも運転席メーターには専用の8インチTFT液晶式メーターを装備し、メーター中央にはホワイトリングで彩られたタコメーターと、その中心にデジタル式スピードメーターを表示し、スポーツカーのようなコックピットを再現しています。
さらに、高い走行性能を実現するためにスポーツサスペンションパフォーマンスダンパーなどのスポーツパーツが装備され、ブレーキも他グレードより制動力を強化。

フロントには334mmスパイラルフィン式ベンチレーテッドディスクに対向4ポッドキャリパーを組み合わせ、タイヤサイズもフロント225/40R18、リヤ255/35R18にサイズアップしています。

スポーツセダンとしての性格を強めた「IS300"F SPORT"」ですが、専用装備の多さから価格は531万4,360円となり、「IS300」と比べて約51万3,000円アップしています。

レクサス 2代目ISのグレード:300"version L"【価格:542万556円】

スポーツ性能を高めた「IS300"F SPORT"」に対して、「IS300"version L"」は快適性を高めたラグジュアリー志向のグレードとなっています。

基本的な装備は下位グレードと同様ですが、エクステリアではヘッドランプが3眼タイプのフルLEDヘッドランプに進化し、ドアミラーには最後のチルトダウン位置を記録可能なリバース連動機能を搭載。インテリアでは電動リヤウィンドゥサンシェードが追加され、後席の居住性を向上させています。
さらに、「IS300」ではファブリックとL texで構成されていたシート素材が、より上質なセミアニリン本革へと変更され、肌触りや乗り心地を高めています。それに伴い、内装色も3色から4色へと拡大され、2色を組み合わせた「ノーブルブラウン」が新たにラインナップされるなど、ラグジュアリーグレードにふさわしい内容となっています。

価格は542万556円で、「IS300"F SPORT"」に比べて約10万6,000円、「IS300」からは約61万9,000円高くなっています。

レクサス 2代目ISのグレード:300h【価格:525万9,630円~】

レクサス 2代目ISシリーズでハイブリッドシステムを搭載したモデルがIS300hシリーズです。なかでも「IS300h」はもっとも価格を低く抑えたエントリーグレードとなっています。

他の2代目ISシリーズとの大きな違いでもあるパワーユニットは、排気量2.5L 直列4気筒の2AR-FSE型にモーターを組み合わせたもので、エンジン単体では最高出力131kW(178PS)/6,000rpm、最大トルク221Nm(22.5kgm)/4,200~4,800rpmと、下位グレードのIS300シリーズよりも控えめな数値となっています。

しかし、モーターは単体で最高出力105kW(143PS)、最大トルク300Nm(30.6kgm)を発揮し、エンジンとモーターを組み合わせた場合はシステム最高出力236kW(321PS)、最大トルク521Nm(53.1kgm)に達し、ガソリンエンジンモデルにはない鋭い加速力を発揮します。
また、IS350hシリーズには2WD(後輪駆動)とAWD(4輪駆動)が設定され、積雪地や悪天候などにも強いグレード展開となっている点も見逃せません。

さらにAWDには雪道や悪路でスタックしにくく、旋回性能向上にも効果があるとされるトルセンLSDがセンターディファレンシャルギアに装着され、メカニズム面でもIS300シリーズより充実しています。

排気量アップやハイブリッドシステムの搭載、さらにメカニズムの強化が加わったぶん価格は上がり、2WDが525万9,630円、AWDでは567万1,112円に。

2WDとAWDの価格差は約41万1,000円となっています。

レクサス 2代目ISのグレード:300h”F SPORT”【価格:579万9,444円~】

IS300シリーズにスポーティーグレードの"F SPORT"が設定されていたように、ハイブリッドシステムを搭載するIS300hシリーズにおいても「IS350h"F SPORT"」がラインナップされています。

ベースグレードとも言える「IS300h」との違いは主に装備面となり、パワーユニットや最高出力などは変わりません。

一方で、走行性能を高める専用スポーツサスペンションや、GPSとナビゲーションシステムと連動して進行方向のカーブの状況を分析し、ショックアブソーバーの減衰力を最適化する「NAVI AI-AVS」を標準装備するなど、"F SPORT"ならではの専用装備が多数備わっています。
インテリアもホールド性に優れる"F SPORT"専用スポーツシートを採用し、ステアリングはパドルシフト付きのディンプル本革巻きに。アクセルとブレーキペダルもスポーツカーのようなアルミ製スポーツペダルを装備するなど、ハイブリッドカーとは思えないスポーティーな仕上がりとなっています。

価格は2WDが579万9,444円、AWDが651万7,500円となり、「IS300h」との価格差は2WDが約54万円、AWDが約84万6,000円となっています。

レクサス 2代目ISのグレード:300h"version L"【価格:590万9,444円~】

IS300hシリーズのラグジュアリーグレードが「IS300h"version L"」です。

基本的な装備は下位互換と言える「IS300"version L"」と同様で、エクステリアではヘッドランプが3眼フルLEDヘッドランプとなり、最後のチルトダウン位置を記録するリバース連動ラストメモリー付きドアミラーや、電動リヤウィンドゥサンシェードなどを標準装備。

インテリアでもオーナメントパネルに高級感のあるブラック調のレザーカット本杢を採用するなど、ラグジュアリーグレードにふさわしい仕上がりとなっています。
また、ハイブリッドシステムを搭載していることでガソリンエンジンモデルよりも静粛性や発進加速時の乗り心地にも優れ、そうした面では排気量を拡大したガソリンエンジンの上位グレード「IS350"version L"」よりも快適と言えるかもしれません。

価格は2WDが590万9,444円、AWDが632万926円となり、「IS300h」と比べると2WDと4WDそれぞれ約65万もアップしています。

レクサス 2代目ISのグレード:350【価格:573万8,334円】

レクサス 2代目ISシリーズのトップモデル、IS350シリーズのエントリーグレードとなるモデルが「IS350」です。

エンジンは「IS300h」からさらに大きくなり、排気量3.5L V型6気筒の2GR-FKS型を搭載。最高出力234kW(318PS)/6,600rpm、最大トルク380Nm(38.7kgm)/4,800rpmを発揮するハイパフォーマンスユニットとなっています。

駆動方式は2WDのみとなり、トランスミッションは電子制御8速オートマチックを組み合わせるなど、高性能なスポーツセダンへと変貌を遂げています。

価格は573万8,334円で、同じガソリンエンジンの下位互換とも言える「IS300」から約93万7,000円アップしています。

レクサス 2代目ISのグレード:350”F SPORT”【価格:645万5,370円】

レクサス 2代目ISシリーズのなかでもトップクラスの走行性能を誇るグレードが「IS350"F SPORT"」です。

排気量3.5L V型6気筒の2GR-FKS型のパフォーマンスを最大限に発揮すべく、”F SPORT”専用装備としてギヤ比可変ステアリングスポーツサスペンションパフォーマンスダンパーを装備し、フロントブレーキには対向4ポッドキャリパーを備えた334mmの大径スパイラルフィン式ベンチレーテッドディスクを装備。

さらに、リヤディファレンシャルギヤにはトルセンLSDをオプション装備可能とするなど、走行性能に磨きをかけた1台となっています。

価格は2代目ISシリーズのなかでもっとも高価な645万5,370円で、IS350シリーズではラグジュアリーグレードの”version L”よりも高額となっています。

レクサス 2代目ISのグレード:350"version L"【価格:635万7,593円】

「IS350"version L"」は、他の"version L"同様に快適性能を高めたグレードです。

インテリア、エクステリアともに下位グレードの"version L"と同様の装備を踏襲していますが、IS350シリーズでは全車に走行性能を高めるパフォーマンスダンパーが標準装備されるなど、下位グレードよりも装備が充実している点は見逃せません。

また、IS300シリーズやIS300hシリーズでは"F SPORT"よりも高価でしたが、IS350シリーズでは"F SPORT"よりも安価となり、価格は635万7,593円となっています。

【レクサス IS】フルモデルチェンジした?と思わせるほどのレクサス IS 350 Fスポーツを伊藤梓が徹底解説!LEXUS IS 350 F SPORT【試乗レビュー・車両レビュー】

2代目ISシリーズはコンパクトなボディーサイズやシャープなエクステリアデザインから、販売終了アナウンス後も根強い人気を誇っています。2016年にマイナーチェンジを受けた最終モデルは、大手中古車サイトでも車両台数100台以下と希少と言えるクルマとなっています。

そのため、リーズナブルに購入したい場合は2013年の初期モデルや、2015年までのマイナーチェンジ前のモデルがお買い得となっていますので、2代目ISシリーズ購入の際は、ぜひ参考にしてみてください。

※ 2020年10月現在
【お得情報あり】CarMe & CARPRIMEのLINEに登録する

商品詳細