レクサス 3代目ISはモデルチェンジ前とどこが変わったの?モデルチェンジ前と徹底比較して魅力に迫る!

レクサス 3代目IS

2013年に、それまで8年に渡って製造販売されていた2代目レクサス ISに代わり、レクサス 3代目IS(3BA-GSE31-BEZLH/ASE30-BEZLZ/6AA-AVE30-BEXLH/AVE35-BEXLH型)が登場しました。

モデルチェンジに伴い何点か変更点はあるとは分かっていても、どこが変わったのか知らない方も多いのではないでしょうか。

そこで今回は、3代目ISと2代目ISの大きな違いを3か所、詳しく説明していきます。

Chapter
レクサス 3代目ISと2代目ISは、ラインアップされているグレードが違う!
レクサス 3代目ISと2代目ISは、車両の大きさが違う!
レクサス 3代目ISと2代目ISは安全性が違う!?

レクサス 3代目ISと2代目ISは、ラインアップされているグレードが違う!

まず、2代目 ISと3代目 ISでは、ラインアップされているグレードが違うほか、決定的な違いはエンジンの排気量とハイブリッドモデルの有無です。

2代目ISは日本市場で初めて投入されたレクサス ISであること、そしてトヨタからレクサスに移籍したことも手伝って、登場初期から最終系まで試行錯誤がされていました。

特に、派生モデルであるV型8気筒エンジンを搭載したスポーツモデルの「IS F」や、2ドアコンバーチブルクーペの「IS C」が該当します。

この2車種は、初代IS(トヨタ アルテッツァ)にも、現行モデルの3代目ISにもラインアップされていません。

また、2代目ISのエンジンが、クラウンと同型のエンジンをチューニングし直したものなのに対し、3代目ISでは大幅な改良が加えられたほか、まったく異なるエンジンを搭載したグレードも出現しました。

3代目ISはハイブリッドモデルのラインアップもあるため、従来のエンジンではそのまま使えなかったことも関係しているのです。

レクサス 3代目ISと2代目ISは、車両の大きさが違う!

ISは大きなモデルチェンジ以外にも複数回のマイナーチェンジが施されており、そのたびにさまざまな変更が加えられましたが、クルマの大きさも変更されているのです。

2代目ISと3代目ISではその大きさに決定的な差があり、3代目が圧倒的に大きくなっていることがわかります。

2代目ISの大きさは、全長4,575mm×全幅1,795mm×全高1,430mmである一方、3代目ISの最新モデルは全長4,710mm×全幅1,840mm×全高1,440mmとなっています。

車両重量も3代目ISのほうが約150kgほど増量しており、非常に重厚になっているのも特徴です。しかし、重厚になったことで走行性能が低いかと言われればそうでもなく、むしろ進化を続けています。

それでも3代目ISの走行性能が低いと言われる背景には、2代目ISがモータースポーツに参戦していたのに対して、3代目ISはその実績がないことが挙げられるでしょう。モータースポーツに参戦したモデルと市販車は同じではありませんが、ベースとなるためにはある程度小さく軽量のクルマであることが重視されたのです。

もちろん、最新装備を搭載する上で、車両の大型化が避けられなかったという事情もあるでしょう。

レクサス 3代目ISと2代目ISは安全性が違う!?

ISは常に進化を続けており、特に安全性能はモデルごとにまったくと言っていいほど異なります。時代によって、道路運送車両法や道路交通法が改正された影響も当然ありますが、レクサスはそれを先取りした安全技術を搭載してきたのです。

まず、ボディの強度は3代目ISの方が上といえます。

これは、従来のスポット溶接の打点を細かくした結果、溶接個所の強度が増したことが大きな理由です。

素材そのものも高張力の鋼を採用しているため、2代目ISよりもボディの強度が向上しているだけでなく、素材の変更で車体の軽量化も実現しており、燃費性能の向上も実現しました。

また、安全性能の面では3代目ISから採用された「Lexus Safety System+」が大きな違いとなっています。これは予防安全パッケージのことで、車線逸脱警告機能やブラインドスポットモニターがそれに当たります。

レクサスは大きなモデルチェンジを待たずに、マイナーチェンジごとに安全性能の向上を図っており、同じ世代であっても性能に差があることも珍しくないのです。

モデルチェンジの度に性能を向上させ続けているISは、優秀なクルマというほかないでしょう。

今回紹介した点以外にも多くの違いがあるので説明し尽くすことはできませんが、レクサスは常にドライバーや同乗者の意見を取り入れたり、今ある技術をさらに進化させ続けています。

レクサスは今後も、ただかっこいい、ただ高級車なだけではない、特別なクルマを作り続けていくでしょう。

今後の動向から目が離せません。

※2021年6月現在

吉田 恒道|よしだ つねみち

1980年代、大学卒業後ファッション・モード専門誌「WWD Japan」編集部勤務を皮切りに編集者としてのキャリアを積む。その後、90年〜2000年代、中堅出版社ダイヤモンド社の自動車専門誌・副編集長に就く。以降、男性ライフスタイル誌「Straight’」(扶桑社)など複数の男性誌編集長を歴任し独立、フリーランスのエディターに、現職。著書に「シングルモルトの愉しみ方」(学習研究社)がある。

吉田 恒道