ダイハツ ウェイク(LA700S/LA710S)の9つのグレードを徹底比較!

ダイハツ・初代ウェイク

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ダイハツ 初代ウェイク(LA700S/LA710S型)は、SUVのような力強いエクステリア(外装)デザインや、トールワゴンタイプならではの視界のラゲッジスペース(荷室)の広さを持ち、2014年の登場以来幅広いユーザーから支持を得てきました。

2017年にはマイナーチェンジも行われ使い勝手が向上。広い室内空間やタフな外観からアウトドアや車中泊にもおすすめの1台となっています。今回はそんなダイハツ 初代ウェイクの各グレードを紹介していきます。

吉田 恒道|よしだ つねみち

1980年代、大学卒業後ファッション・モード専門誌「WWD Japan」編集部勤務を皮切りに編集者としてのキャリアを積む。その後、90年〜2000年代、中堅出版社ダイヤモンド社の自動車専門誌・副編集長に就く。以降、男性ライフスタイル誌「Straight’」(扶桑社)など複数の男性誌編集長を歴任し独立、フリーランスのエディターに、現職。著書に「シングルモルトの愉しみ方」(学習研究社)がある。

吉田 恒道
Chapter
ウェイクのグレード比較表
ダイハツ ウェイク D グレード
ダイハツ ウェイク D"SA III"グレード
ダイハツ ウェイク L "SA III"グレード
ダイハツ ウェイク L"レジャーエディション SA III" グレード
ダイハツ ウェイク Gターボ"SA III"グレード
ダイハツ ウェイク Gターボ"レジャーエディション SA III"グレード
ダイハツ ウェイク L"スペシャルリミテッド SA III" グレード
ダイハツ ウェイク L"リミテッド SA III" グレード
ダイハツ ウェイク Gターボ"リミテッド SA III" グレード

ウェイクのグレード比較表

型式 新車価格 中古車価格 販売開始年月 車両重量 乗車定員 ドア数 排気量 駆動方式 燃料 燃費 トランスミッション ハンドル 全長×全幅×全高 最小回転半径 前輪サイズ 後輪サイズ 福祉車両
D 4BA-LA700S 137.7万円 26〜202.3万円 2021年5月10日 990kg 4名 5ドア 658cc フロント 無鉛 17.4km/L CVT 3,395×1,475×1,835mm 4,400mm 155/65R5 155/65R5 -
D SAIII 4BA-LA700S 144.3万円 26〜202.3万円 2021年5月10日 990kg 4名 5ドア 658cc フロント 無鉛 17.4km/L CVT 3,395×1,475×1,835mm 4,400mm 155/65R5 155/65R5 -
L SAIII 4BA-LA700S 158.4万円 26〜202.3万円 2021年5月10日 1,000kg 4名 5ドア 658cc フロント 無鉛 17.4km/L CVT 3,395×1,475×1,835mm 4,400mm 155/65R5 155/65R5 -
L レジャーエディション SAIII 4BA-LA700S 162.8万円 26〜202.3万円 2020年10月29日 1,000kg 4名 5ドア 658cc フロント 無鉛 17.4km/L CVT 3,395×1,475×1,835mm 4,400mm 155/65R5 155/65R5 -
G ターボ SAIII 3BA-LA700S 170.5万円 26〜202.3万円 2021年5月10日 1,020kg 4名 5ドア 658cc フロント 無鉛 16.9km/L CVT 3,395×1,475×1,835mm 4,400mm 155/65R5 155/65R5 -
G ターボ レジャーエディション SAIII 3BA-LA700S 174.9万円 26〜202.3万円 2020年10月29日 1,020kg 4名 5ドア 658cc フロント 無鉛 16.9km/L CVT 3,395×1,475×1,835mm 4,700mm 165/55R6 165/55R6 -
L スペシャルリミテッド SAIII 4BA-LA700S 151.8万円 26〜202.3万円 2021年5月10日 1,000kg 4名 5ドア 658cc フロント 無鉛 17.4km/L CVT 3,395×1,475×1,835mm 4,400mm 155/65R5 155/65R5 -
L リミテッド SAIII 4BA-LA700S 164.5万円 26〜202.3万円 2020年10月29日 1,000kg 4名 5ドア 658cc フロント 無鉛 17.4km/L CVT 3,395×1,475×1,835mm 4,400mm 155/65R5 155/65R5 -
G ターボ リミテッド SAIII 3BA-LA700S 174.9万円 26〜202.3万円 2020年10月29日 1,020kg 4名 5ドア 658cc フロント 無鉛 16.9km/L CVT 3,395×1,475×1,835mm 4,700mm 165/55R6 165/55R6 -

ダイハツ ウェイク D グレード

ダイハツ 初代ウェイクの中でリーズナブルなエントリーグレードに位置づけられたモデルが「D」です。四角いヘッドライトやバンパーのフォグランプなど初代ウェイクの特徴とも言えるエクステリアを備えつつ、装備を必要最低限とすることで価格を抑えています。

そのため、UVカットガラスや車内のユーティリティーフックなどが省略され、ダイハツ独自の安全装備である衝突回避支援システム「スマートアシスト III」もオプション装備不可となっています。

その分価格は全グレードのなかでもっとも低く、駆動方式は2WD(前輪駆動)のみで137万5,000円となっています。また、初代ウェイクでは全グレードに北海道地区専用の価格設定が行われており、その場合は1万1,000円高い値段となっています。

ダイハツ ウェイク D"SA III"グレード

「D "SA III"」は、「D」をベースに衝突回避支援システム「スマートアシスト III」を標準装備したグレードです。

基本的な装備は下位グレードにあたる「D」と変わりませんが、スマートアシスト IIIの標準装備に伴い、リアに2個のコーナーセンサーが追加されています。エンジンは「D」や他のほとんどのグレードと同じKF型を搭載し、最高出力38kW(52PS)/6,800rpm最大トルク60Nm(6.1kgm)/5,200rpmを発揮。

駆動方式は「D」と同じ2WDのみですが、燃費は実際の走行状態に近いとされるWLTCモード燃費で17.4km/Lを誇ります。

価格は144万1,000円で、「D」に比べて6万6,000円高額となります。また北海道地区では1万1,000高い145万2,000円となっています。

ダイハツ ウェイク L "SA III"グレード

ダイハツ 初代ウェイクのスタンダードグレードに位置づけられたモデルが「L"SA III"」です。

その名の通り「スマートアシスト III」を標準装備。エクステリアでは「D」や「D"SA III"」との違いはありませんが、駆動方式は2WDに加えて4WD(4輪駆動)が設定されるなど、スタンダードグレードにふさわしいラインナップが魅力的です。

また、快適装備ではイモビライザー機能付きキーフリーシステムを採用。ドアミラーはキーフリーと連動したオート格納式となり、4WDではヒーテッドドアミラーが標準装備となるなど、乗用車として日常的に使う上で便利な機能が追加されています。

価格は2WDが158万4,000円、新たに設定された4WDは171万500円となっています。

ダイハツ ウェイク L"レジャーエディション SA III" グレード

「L"レジャーエディション SA III"」は、「L"SA III"」の上位グレードに位置づけられたモデルです。

インテリア(内装)では下位グレードには設定されていなかったユーティリティーフックやラゲッジスペース床面のフック、固定ベルトなど、レジャーに必要な装備が充実し、「レジャーエディション」の名を体現した内容となっています。

装備が増えているものの燃費は「L"SA III"」と変わらず、WLTCモード燃費で2WDが17.4km/L、4WDも16.8km/Lを達成しています。価格は2WDが162万8,000円、4WDが175万4,500円となり、「L」に比べて2WDと4WDそれぞれ4万4,000円高額となっています。

ダイハツ ウェイク Gターボ"SA III"グレード

ダイハツ 初代ウェイクの上級グレードにあたるモデルが「Gターボ"SA III"」です。

ターボの名の通り、エンジンはKF型にターボチャージャーが装着され、最高出力47kW(64PS)/6,400rpm、最大トルク92Nm(9.4kgm)/3,200rpmまでスペックが高められています。

一方で極端に燃費が悪化することはなく、WLTCモード燃費で2WDが16.9km/L4WDでも16.1km/Lと、ターボチャージャーの無いグレードと比較しても0.5~0.7km/L以内の燃費低下にとどめています。

上級グレードらしくエクステリアにも特別な装備が奢られ、LEDクリアランスランプが組み合わされたLEDヘッドランプを採用。ポジションランプはヘッドライトの形状に沿う四角い形状のLEDチューブで構成され、ウェイクのアグレッシブなプロポーションを引き立てています。

フォグランプもLED化されていることや、周辺にメッキ加飾が施されている点も見逃せません。
エンジンや装備などさまざまな面で充実した内容の「Gターボ"SA III"」ですが、下位グレードと比較すると価格差はそれほど大きくなく、お買い得な値段設定となっています。

価格は2WDが164万4,500円、4WDは177万1,000円となり、スタンダードグレードの「L"SA III"」に対して2WDと4WDそれぞれ6万5,000円高額となるにとどまっています。

ダイハツ ウェイク Gターボ"レジャーエディション SA III"グレード

ダイハツ 初代ウェイクの最上級グレードに位置づけられているモデルが「Gターボ"レジャーエディション SA III"」です。

「Gターボ"SA III"」と同じくメッキ加飾されたフードガーニッシュやエアコンレジスターの部、メッキインナードアハンドルをはじめ、メッキオーナメントの施された革巻ステアリング、自発光式大型3眼センターメーターなど、数々の豪華装備が奢られています。

エンジンはGターボと同じターボチャージャー付きKF型を搭載し、他の「"SA III"」の名を冠したグレード同様にスマートアシスト IIIを標準装備するなど、これ以上無い充実した内容となっています。
レジャーエディション用の装備としては、車内にユーティリティーフックやラゲッジスペース床面フック、固定用のベルトが設定され、アウトドアや車中泊でも頼りになる装備が備わっています。さらに、Gターボ"レジャーエディション SA III"の専用装備として15インチアルミホイールが装着され、エクステリアも他のグレードと差別化されています。

一方で価格は全グレード中もっとも高価となり、2WDで174万9,000円、4WDでは187万5,500円となり、最廉価の「D」と比較すると37万4,000円から最大55万500円高額となっています。

ダイハツ ウェイク L"スペシャルリミテッド SA III" グレード

ダイハツ 4代目ウェイクには特別仕様車も設定されています。なかでも「L"スペシャルリミテッド SA III"」は、スタンダードグレードの「L "SA III"」をベースにさまざまな追加装備を設定したモデルです。

特別仕様車専用装備として、周囲の状況をカメラで把握できる「パノラマモニター対応純正ナビ装着用アップグレードパック」が奢られ、ステアリングスイッチや16cmリヤスピーカー、ツイーターなどのオーディオシステムもセットとなるなど豪華な内容となっています。

また、エクステリアでは「Gターボ"SA III"」や「Gターボ"レジャーエディション SA III"」の専用装備となっていたLEDヘッドランプやLEDフォグランプ、チルトステアリングや運転席シートリフターなどがオプション装備可能となっています。

価格は2WDが151万8,000円、4WDが164万4,500円となっていますが、これはベースの「L"SA III"」よりも安価で、2WDと4WDでそれぞれ6万6,000円安くなっています。

ダイハツ ウェイク L"リミテッド SA III" グレード

「L"リミテッドSA III"」は、「L"SA III"」をベースにしつつ特別仕様車の「L"スペシャルリミテッド SA III"」よりも装備を充実させたモデルです。

エクステリアではLEDヘッドランプやLEDフォグランプが標準装備となり、特別装備としてカメラやオーディオシステムを含むパノラマモニター対応純正ナビ装着用アップグレードパックが備わっています。

価格は2WDが164万4,500円、4WDが177万1,000円となり、「Gターボ"SA III"」と同じ値段となっています。

ダイハツ ウェイク Gターボ"リミテッド SA III" グレード

特別仕様車の中でも最上級グレードにあたるモデルが「Gターボ"リミテッド SA III"」となります。

ターボチャージャー付きエンジンに快適装備を満載した「Gターボ"SA III"」をベースに、特別装備であるパノラマモニター対応純正ナビ装着用アップグレードパックを装備したことで、「Gターボ"レジャーエディション SA III"」に並ぶ最高級グレードとなっています。

価格も2WDが174万9,000円、4WDが187万5,500円と、Gターボ"レジャーエディション SA III"と同じ金額となっています。
ダイハツ 初代ウェイクは、どのグレードも車中泊に最適な広い室内空間を持っています。

スマートアシスト IIIが必要なく自分でカスタマイズしていきたいという場合は最も安価な「D」、レジャー向け車内装備を充実させたい場合は「L"レジャーエディション SA III"」、荷物を多く積み高速道路も使う場合はパワフルな「Gターボ"SA III"」や「Gターボ"レジャーエディション SA III"」がおすすめのグレード言えるでしょう。

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