BMW 7代目3シリーズの乗り心地はいかに

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今回は、BMW 7代目3シリーズ(3BA-5F20・3DA-5V20・3LA-5X20・3BA-5U30)の乗り心地について紹介します。

BMW 7代目3シリーズは、多彩なグレードが用意されており、それぞれのグレードで先進技術や進化したデジタルデバイスが搭載されています。BMWのこだわりでもある走りを楽しむことができる1台になっているのですが、BMW 7代目3シリーズの乗り心地はどのようになっているのでしょうか。

吉田 恒道|よしだ つねみち

1980年代、大学卒業後ファッション・モード専門誌「WWD Japan」編集部勤務を皮切りに編集者としてのキャリアを積む。その後、90年〜2000年代、中堅出版社ダイヤモンド社の自動車専門誌・副編集長に就く。以降、男性ライフスタイル誌「Straight’」(扶桑社)など複数の男性誌編集長を歴任し独立、フリーランスのエディターに、現職。著書に「シングルモルトの愉しみ方」(学習研究社)がある。

吉田 恒道
Chapter
BMW 7代目3シリーズは力強い走り出し!
BMW 7代目3シリーズは車体の重さを感じさせない走り!
BMW 7代目3シリーズのディーゼルエンジンは心地良い走り!
BMW 7代目3シリーズの走行性能に適したサスペンションを採用!
BMW 7代目3シリーズの上位グレードはスムーズなコーナリングが可能!
BMW 7代目3シリーズのシートは機能性にも優れる!
BMW 7代目3シリーズのスポーツタイプにはホールド感あるシートを取り付けた!
BMW 7代目3シリーズのシート生地は長時間のドライブを快適に!
BMW 7代目3シリーズの最新のコネクティビティは乗り心地を向上させる!
BMW 7代目3シリーズの音声アシストで最高のドライブ環境を!

BMW 7代目3シリーズは力強い走り出し!

BMW 7代目3シリーズでは、走り心地の違うエンジンが用意されています。320iと330iには、2.0L直列4気筒DOHCガソリンエンジンを搭載。320iの最高出力は135kW(184PS)/5,000rpm、最大トルクが300Nm(30.6kgm)/1,350~4,000rpmとなっています。

330iの最高出力は、190kW(258PS)/5,000rpm、最大トルクが400Nm(40.8kgm)/1,550~4,400rpm。両グレードとも幅広い回転域で発揮する大きなトルクによって、走り出してすぐに感じる力強い加速感が気持ち良いドライブを提供してくれます。

また、M340i xドライブでは、2.0L直列4気筒DOHCガソリンエンジンを搭載。最高出力が285kW(387PS)/5,800rpm、最大トルクが500Nm(51.0kgm)/1,8000~5,000rpmを実現しました。

低回転域から分厚いトルクを発揮しながらも上質な走り出し、回転を上げるほどに力強さが増し、直列4気筒のエンジンとはひと味違う、直列6気筒エンジンならではの極めてスポーティーな走り心地になっています。

BMW 7代目3シリーズは車体の重さを感じさせない走り!

330eでは、2.0L直列4気筒DOHCガソリンエンジンを搭載し、最高出力が135kW(184PS)/5,000rpm、最大トルクが300Nm(30.6kgm)/1,350~4,000rpmとなっており、320iと330iと同じです。

ガソリンエンジン自体は同じですが、330eにはこれにくわえて、電気モーターを搭載しており、通常、電気モーターが搭載されていると車重が重くなってしまい、走行パフォーマンスなどが低下し走りを楽しみたい方にとっては物足りなさを感じてしまうこともあります。

しかし、330eでは、インテリジェントエネルギーマネジメントシステムがガソリンエンジンと電気モーターの2つのコンポーネントを協調。ストレスなく力強い加速力を発揮してくれるので、走りを楽しみたい方も満足できる仕様になっているのです。

BMW 7代目3シリーズのディーゼルエンジンは心地良い走り!

320d xドライブでは、2.0L直列4気筒DOHCディーゼルエンジンを搭載しており、最高出力が140kW(190PS)/4,000rpm、最大トルクが400Nm(40.8kgm)/1,750~2,500rpmです。

低回転域はもちろん、ディーゼルエンジンがあまり得意ではないとされる高回転域でも軽々とした走り、気になりやすいノイズ音や振動もしっかりと抑え込んでおり、心地の良い走りを提供してくれます。

BMW 7代目3シリーズの走行性能に適したサスペンションを採用!

BMW 7代目3シリーズでは、エンジンだけでなく搭載されているサスペンションにも違いがあり、タイプに適したサスペンションが搭載されています。

320iや320d xドライブ、330iで用意されているM スポーツタイプに搭載されているサスペンションは、Mスポーツサスペンション。M340i xドライブでは、アダプティブMサスペンションが採用されています。

Mスポーツサスペンションでは、短いサスペンションスプリングとハードにセッティングされてダンパーを組み合わせており、それによって生み出される高いトラクションと少ないボディーロールが、安定感を保ちながらも激しいスポーツ走行を可能にしてくれています。

アダプティブMサスペンションでは、サスペンションの特性を、極めて俊敏なハンドリングを実現するスポーツ走行から、快適なクルージングまで任意に調節することが可能です。それにより、スポーツ走行に適したシーンではドライビングダイナミクスの限界をさらに高めることができます。

さらに、ホイールの動きや路面の状況変化を常にセンサーが検知し、瞬時にダンパーの減衰力を電子制御することで、安全かつ高いパフォーマンスを楽しむことができるのです。

BMW 7代目3シリーズの上位グレードはスムーズなコーナリングが可能!

M340i xドライブではMスポーツデファレンシャルが搭載されています。これはスムーズなコーナリングを可能にしてくれるものです。

通常、アクセルを積極的に踏み込みスポーツ走行を楽しもうとすると、コーナリングのときに内側のタイヤが浮きぎみになり、その浮きぎみのタイヤの方に駆動力を送ってしまい、タイヤの空転を誘発してしまうことがあります。

このときに活躍してくれるのが、Mスポーツデファレンシャルです。電子制御ユニットが左右のタイヤの回転数の差を検知して空転してしまわないよう外側のタイヤにしっかりと駆動力を送ってくれることで、常に両足を路面の感触をとらえているこのような走りを可能にしてくれます。

これにより、高速コーナーでの安定した旋回やコーナー出口での俊敏な加速も実現しており、思う存分スポーツ走行の楽しむことができるようになっているのです。

BMW 7代目3シリーズのシートは機能性にも優れる!

グレードやタイプに合わせてシートについている機能や素材が異なります。

ほとんどすべてのグレードで搭載されているのが、電動フロントシートというものです。これは、運転席と助手席のどちらのシートも前後、角度、高さ、バックレストの角度調整ができるようになっており、自分に合った快適なシートポジションを設定することができます。

そして、運転席のみになりますが、メモリー機能を備えており、これはシートおよびドアミラーの位置を2通りまで記憶することができる機能です。

また、フロントシートヒーティングという機能が運転席と助手席のどちらにも搭載されています。3段階制御式になっており、シートの座面やシート側面、バックレストを素早く快適な温度にあたためてくれる機能です。

BMW 7代目3シリーズのスポーツタイプにはホールド感あるシートを取り付けた!

MスポーツタイプのものとM340i xドライブでは、スポーツシートが採用されます。

これまでのシートに搭載されている機能にくわえてスポーツシートでは、電動調整式サイドサポート付シートバックを装備。これにより生み出される、身体によりフィットしたホールド感のある乗り心地が特徴です。

さらに、シートの前後、角度、高さの調整が可能で、大腿部を支えてくれるサイサポートも装備されているので、長時間の運転するときなどの身体への負担を少なくしてくれます。

シートの素材は、布を使用しているものと布と革のどちらも使用しているもの、革のみを使用しているものが用意されています。

BMW 7代目3シリーズのシート生地は長時間のドライブを快適に!

スタンダードタイプでは、布のみが使用されているクロスヘヴェリウスシートが採用されており、素材が布のみとはいえ、肌触りが良く乗り心地の良いシートです。

Mスポーツタイプでは、布と革のどちらも使用されているアルカンタラ/センサテックコンビネーションシートが採用されており、見た目だけでなく乗り心地もより上質なものとなっています。

M340i xドライブでは、革のみが使用されているヴァーネスカレザーシートが採用されており、上位グレードにふさわしい質感のシートです。身体を支えてくれるような、ほど良い硬さのあるシートになっているので、長時間の運転でも疲れないようにしてくれる要因のひとつでもあります。

このヴァーネスカレザーシートは、M340i xドライブ以外のスタンダードタイプとMスポーツタイプではオプションとなりますが、変更することも可能です。

さらに、シートの種類だけでなくシートカラーもオプションで選ぶことができ、特にMスポーツタイプとM340i xドライブの場合は選択できる種類が豊富に用意されています。

通常シートのカラーはブラックですが、コニャック、オイスター、キャンベラなどのカラーから選択でき、エクステンドレザーメリノ、フルレザーメリノなどの素材も用意されているので、自分の好みに合ったカラーや乗り心地の良いシートを選択することができるのです。

BMW 7代目3シリーズの最新のコネクティビティは乗り心地を向上させる!

3シリーズでは、最新のコネクティビティ機能が装備されており、乗り心地の良さをアシストしてくれています。

ライブコックピットというものがあり、これは、学習機能を備えたナビゲーションシステムを搭載したものです。タッチパネル機能付の10.25インチのインフォメーションディスプレイとデジタル表示の12.3インチメーターパネルで構成されており、すべての情報がわかりやすく表示されます。

BMWオペレーティングシステム7.0においては、操作の手段を個別に設定することができるため、音声コントロールやタッチスクリーン、iドライブコントローラーを利用して、より直観的な操作が可能です。機能やサービスを直接選択し、ドライバーの好みに合わせてシステム全体をカスタマイズすることもできます。

BMW 7代目3シリーズの音声アシストで最高のドライブ環境を!

インテリジェントパーソナルアシスタントというものもあり、これはクルマに呼びかけるとそれに応じてくれる、AI音声会話システムです。利用者のことを知り、学習し、常に情報のアップデートを図りながら、さまざまな状況において手助けをしてくれます。

基本的には「OK、BMW。」と呼びかけることで反応してくれますが、自分で設定した呼びかけの言葉でアシスタントを呼び出すことも可能です。従来の音声入力はあくまでも特定のキーワードだけに反応するものだったため、ドライバーが正確にキーワードを発する必要がありました。

しかし、この最新のものでは、あいまいな言葉でもAIがその意味をくみ取って反応してれ、地点情報の検索やナビゲーション、温度調節、ラジオ操作、天気予報の確認などの主要機能が操作できます。

また、音声で起動するケアリングカープログラムも用意。ドライバーが感じているストレスや、疲れ、リフレッシュしたいなどの感情を言葉で表現すると、インテリジェントパーソナルアシスタントが音楽や空調を最適に調整します。

その他にもインテリア(内装)に備わったさまざまな機能をコントロールし、五感を刺激することでドライバーにとって、もっとも快適な空間を提供してくれます。
BMW 7代目3シリーズは、力強いエンジンやそれに適したサスペンションを採用。機能性に優れたシートや最新のコネクティビティ機能によって生み出される、ストレスのない快適な空間など、どれもが乗り心地を良くするため、走りを楽しむために整えられています。

BMW 7代目3シリーズは、走りを楽しむということを追求するBMWらしさのある1台になっているのではないでしょうか。
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