BMW 7代目3シリーズの欠点は3つあった!
更新日:2021.02.25

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BMW 7代目3シリーズ(G20型)の欠点はどこなのでしょうか。
3シリーズはBMWのラインナップの中でも主力販売商品として位置づけられているモデルです。新型が発表される度、素晴らしいクルマだと絶賛されてきた3シリーズですが、果たしてそうなのでしょうか。
購入を考えている方からすれば、むしろ知りたいのはウィークポイントの方。インプレッションサイトに並ぶ非の打ちどころがない、という言葉にうんざりされている方も多いはず。
そこで今回は、そのような方に向けてBMW 3シリーズの欠点について切り込んでいきます。
3シリーズはBMWのラインナップの中でも主力販売商品として位置づけられているモデルです。新型が発表される度、素晴らしいクルマだと絶賛されてきた3シリーズですが、果たしてそうなのでしょうか。
購入を考えている方からすれば、むしろ知りたいのはウィークポイントの方。インプレッションサイトに並ぶ非の打ちどころがない、という言葉にうんざりされている方も多いはず。
そこで今回は、そのような方に向けてBMW 3シリーズの欠点について切り込んでいきます。
1.BMW 7代目3シリーズは新型であることが分かりにくい
BMWがかつて製造を手がけていた通称マルニの血統を受け継ぐモデルとして、代々キープコンセプトを貫いてデザインされ続けてきた3シリーズ。現在の日本市場において、Dセグメントカテゴリでは、ベストセラーとなっているモデルです。しかし、7世代目となったG20型でも新型になったのが分かりずらい一面を持っています。
これは、3シリーズセダンだけに当てはまるものではなく、メルセデスベンツやアウディといったドイツ車にも見られるデザインの傾向となっています。
従来型に当たるF30系と並べて見なければ、新型にモデルチェンジしたことがほとんど見分けが付かないほど印象や雰囲気に変化は見られません。新車購入のため家族を説得する時、新車のG20型と中古車のF30型のカタログを見比べられて、何がどう違うの?と奥様やお子さんに説明を求められることにもなりかねないでしょう。
これは、3シリーズセダンだけに当てはまるものではなく、メルセデスベンツやアウディといったドイツ車にも見られるデザインの傾向となっています。
従来型に当たるF30系と並べて見なければ、新型にモデルチェンジしたことがほとんど見分けが付かないほど印象や雰囲気に変化は見られません。新車購入のため家族を説得する時、新車のG20型と中古車のF30型のカタログを見比べられて、何がどう違うの?と奥様やお子さんに説明を求められることにもなりかねないでしょう。
しかし、しっかり見れば細部には大きな変更が加えられています。L字型となったデイライトライトニングライトや折れ曲がった線で構成され、ボンネットまで広げられたBMW特有のキドニーグリルは確かに新世代BMWのモデルであることを主張。ドアの下部に入れられた力強くリアに向かうキャラクターラインは従来型には見られなかったデザインです。
フルモデルチェンジをして新型に生まれ変わったとはいえ、やはり基本はキープコンセプト。主力商品である3シリーズに対して、BMWが大きな信頼を寄せていることが分かる部分でもあるのではないでしょうか。
フルモデルチェンジをして新型に生まれ変わったとはいえ、やはり基本はキープコンセプト。主力商品である3シリーズに対して、BMWが大きな信頼を寄せていることが分かる部分でもあるのではないでしょうか。
2.BMW 7代目3シリーズはボディサイズが大きすぎる!
BMWの7代目3シリーズは、ボディサイズが大きすぎることも欠点の一つでしょう。ベースグレードにあたる320 SEの主要諸元を見てみると、寸法は全長4,715mm x全幅1,825mm x全高1,440mm。ホイールベースは2,850mmとなっています。
これまで、全幅が1.8mを超えないように配慮されていたドアハンドルすらG20型では廃止されており、ホイールベースに至っては41mmの延長で車体全長は4.7mを遂に超えてしまいました。大きくなったことはいいことではないのか?と思われがちですが、ここではその全幅が問題になります。
なぜかといえば、1800mmを超えるモデルでは駐車場、特に機械式の立体駐車場選びにかなりの制限がかかってしまうため。
マンションなどの機械式立体駐車場では、適正サイズを超過して駐車しているような車もたびたび見受けられますが、それでは何かあった時に駐車場の適正サイズを超えた車を駐車していたユーザーの責任だとして、保険会社が対応してくれないようなケースも出てくる可能性があります。
このサイズの問題は、国産車において3シリーズの競合車といわれている現行型15代目クラウンのボディサイズと比べて見るとよくわかります。
15代目クラウンは全長4,910mm x全幅1,800mm x全高1,465mmとなっており、全長と全高こそG20型3シリーズセダンより大きな数値となっているものの、全幅に関してはキッチリ1.8mを維持しています。道路が狭小だと言われ続けている日本国内では、やはり車幅1.8mがベンチマークとなるべきではないでしょうか。
これまで、全幅が1.8mを超えないように配慮されていたドアハンドルすらG20型では廃止されており、ホイールベースに至っては41mmの延長で車体全長は4.7mを遂に超えてしまいました。大きくなったことはいいことではないのか?と思われがちですが、ここではその全幅が問題になります。
なぜかといえば、1800mmを超えるモデルでは駐車場、特に機械式の立体駐車場選びにかなりの制限がかかってしまうため。
マンションなどの機械式立体駐車場では、適正サイズを超過して駐車しているような車もたびたび見受けられますが、それでは何かあった時に駐車場の適正サイズを超えた車を駐車していたユーザーの責任だとして、保険会社が対応してくれないようなケースも出てくる可能性があります。
このサイズの問題は、国産車において3シリーズの競合車といわれている現行型15代目クラウンのボディサイズと比べて見るとよくわかります。
15代目クラウンは全長4,910mm x全幅1,800mm x全高1,465mmとなっており、全長と全高こそG20型3シリーズセダンより大きな数値となっているものの、全幅に関してはキッチリ1.8mを維持しています。道路が狭小だと言われ続けている日本国内では、やはり車幅1.8mがベンチマークとなるべきではないでしょうか。
しかし、G20型はボディのサイズアップに伴い、見た目のボリューム感で他のモデルに大きく差を付けています。立体的なグリルや極力キャラクターラインを減らすデザインに舵を切ったことで、大きく見せるデザインを採用。G20型3シリーズセダンは、一目でマッシブな印象を周囲に与えてくれるでしょう。
<次のページに続く>