【プロ解説】ポルシェカイエンターボを徹底評価…良い点や欠点などを試乗レビュー!
更新日:2024.09.09
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ポルシェのフラッグシップSUVのカイエン。そのラインナップの中でコンベンショナルなガソリンエンジンを搭載した最上級モデルとなるカイエンターボの試乗インプレッションを行いました。実際に試乗して感じた良い点と改善点はあったのでしょうか。解説していきます。
文/写真・萩原文博
文/写真・萩原文博
ポルシェ カイエンターボの良い点はSUVながらポルシェ911らしさを感じられるところ
ポルシェ カイエン 初代
ポルシェ カイエン 2代目
ポルシェ カイエン 3代目
初代モデルが2002年に登場して、すでに約18年が経ちカイエンはポルシェのグローバルマーケットにおける主力モデルの一つとなっています。
3代目となる現行モデルは2017年8月に導入され、ガソリンエンジン車3モデルに加えて、プラグインハイブリッド車を2モデル設定するなど、パワートレインに関してもプレミアムSUVのパイオニアらしい存在感は健在です。
今回試乗したのは、ガソリンンエンジン車の最上級モデル、カイエンターボです。
3代目となる現行モデルは2017年8月に導入され、ガソリンエンジン車3モデルに加えて、プラグインハイブリッド車を2モデル設定するなど、パワートレインに関してもプレミアムSUVのパイオニアらしい存在感は健在です。
今回試乗したのは、ガソリンンエンジン車の最上級モデル、カイエンターボです。
現行型カイエンではすべてターボエンジンを搭載していますが、カイエンに限らずフラッグシップスポーツカーの911も一部のモデルを除いてターボエンジンを搭載しています。
中でもターボという名称を与えられているのは最上級モデルとなっています。
このカイエンターボも最高出力550PS、最大トルク770Nmを発生するハイパワーな4L V型8気筒ツインターボ+8速ティプロトニックSというパワートレインを搭載しています。
このカイエンターボも最高出力550PS、最大トルク770Nmを発生するハイパワーな4L V型8気筒ツインターボ+8速ティプロトニックSというパワートレインを搭載しています。
ポルシェ カイエンターボは、2トンオーバーのカイエンターボを軽々と動かすエンジンとシャシー
実際にカイエンターボに乗ってみると、SUVにもかかわらずアップライトのポジションではなく、911などと同じ目線の高さにコクピットが来るようにレイアウトされています。
しかし、ボンネットの両端が見えるので、2m近い全幅ながらボディサイズが把握しやすいのが特徴です。 シートも911と同じヘッドレスト一体型のアダプティブスポーツシートを装着。
しかし、ボンネットの両端が見えるので、2m近い全幅ながらボディサイズが把握しやすいのが特徴です。 シートも911と同じヘッドレスト一体型のアダプティブスポーツシートを装着。
タップリとした幅のあるシートですが、深いサイドサポートによってドライバー&パッセンジャーの身体はしっかりとホールドしてくれます。
シートヒーターだけでなく、ステアリングヒーターも装備され冬の寒い朝でも快適にドライブすることができるなどホスピタリティも万全です。
搭載される4LV8ツインターボエンジンは車両重量約2.3トンもあるヘビー級のカイエンのボディをスムーズにそしてパワフルに加速させていきます。
ドライブモードがノーマルの時は燃費重視のセッティングとなるため、ジェントルですが、スポーツモードにすると、カイエンのポテンシャルが開放され、圧倒的なパフォーマンスを発揮します。
ドライブモードがノーマルの時は燃費重視のセッティングとなるため、ジェントルですが、スポーツモードにすると、カイエンのポテンシャルが開放され、圧倒的なパフォーマンスを発揮します。
電動で動くリアスポイラーが備わっている。
SUVという大きな面積をもつクルマながら、高い空力性能によって風切り音が低く抑えられており、車内の会話明瞭度は非常に高いのが特徴です。
最大出力550PSを発生するエンジンパワーを誇るカイエンターボですが、リアアクスルステアリング、電気機械式ロール安定化システムのポルシェ ダイナミックシャシー コントロールシステム(PDCC)、および3チャンバーエアサスペンションなどの新しいアクティブ制御システムがドライバーのスキルに関わらず最適なバランスを生み出してくれます。
ラゲージ容量も5人乗車時で745L、リアシートを全て倒すと最大で1680Lまで拡大し、高いユーティリティも兼ね備えています。プレミアムSUVのパイオニアであるカイエン。
第3世代になり、高いパフォーマンスと利便性のレベルアップが図られています。
第3世代になり、高いパフォーマンスと利便性のレベルアップが図られています。
ポルシェ カイエンターボの改善点?欠点は?オプションの数々?
試乗車のポルシェカイエンターボのカラー、パラジウムメタリックもオプションカラー。
改善点といってもカイエンターボ自体に何の不満はありません。強いて挙げるならば今回試乗したクルマに仕上げるとなるとかなりのオプションを装着しなければならないということでしょう。
2000万円オーバーのプレミアムSUVは、このカイエンのほかにもレンジローバーやランボルギーニウラカン。そしてマセラティレヴァンテトロフィオといったハイパフォーマンス+αの魅力をもったモデルが揃っています。
2000万円オーバーのプレミアムSUVは、このカイエンのほかにもレンジローバーやランボルギーニウラカン。そしてマセラティレヴァンテトロフィオといったハイパフォーマンス+αの魅力をもったモデルが揃っています。
さらに間もなくアストンマーティンDBXも導入され、このクラスは熾烈な争いとなるかもしれません。そうなると、カイエンターボの高い走行性能だけでは、舌の肥えたユーザーを満足させられるのかと考えてしまいました。
プレミアムSUVのパイオニアであるカイエンですが、追われるモノの厳しさを感じます。
プレミアムSUVのパイオニアであるカイエンですが、追われるモノの厳しさを感じます。
ポルシェカイエンは、2002年に初代が誕生しました。このカイエンはポルシェの業績不振から救った救世主として知られています。 今回ご紹介するポルシェカイエンは、カイエンターボというカイエンのグレードの中でも上から2番目のグレードになります。3代目へと進化した、カイエンはMLBエボというアーキテクチャを使用し、アウディQ8、ランボルギーニウルス、ベントレーベンテイガなどにも使用されています。果たしてどんなSUVになっているのか? CARPRIMEナビゲーター、河西啓介が解説します。
ポルシェカイエンは、2002年に初代が誕生しました。このカイエンはポルシェの業績不振から救った救世主として知られています。 今回ご紹介するポルシェカイエンは、カイエンターボというカイエンのグレードの中でも上から2番目のグレードになります。3代目へと進化した、カイエンはMLBエボというアーキテクチャを使用し、アウディQ8、ランボルギーニウルス、ベントレーベンテイガなどにも使用されています。果たしてどんなSUVになっているのか? 今回はそのカイエンのグレードの中でも上から2番目のグレードにあたるカイエンターボが登場。CARPRIMEナビゲーター、河西啓介が解説します。