【プロ解説】ポルシェカイエンターボを徹底評価…良い点や欠点などを試乗レビュー!

ポルシェカイエンターボ 萩原文博

ポルシェのフラッグシップSUVのカイエン。そのラインナップの中でコンベンショナルなガソリンエンジンを搭載した最上級モデルとなるカイエンターボの試乗インプレッションを行いました。実際に試乗して感じた良い点と改善点はあったのでしょうか。解説していきます。

文/写真・萩原文博

萩原 文博|はぎはら ふみひろ

1970年生まれ。10代後半で走り屋デビューし、大学在学中に中古車情報誌の編集部にアルバイトとして加入。1995年より編集部員として編集作業に本格的に携わる。中古車の流通、販売店に精通し、「中古車相場師」として活動。2006年からフリーランスの編集者となり、中古車だけでなく、現在は日本で最も多くの広報車両を借り出して取材を行い、新車でもユーザー視点のバイヤーズガイドを中心に、人気車種の動向や流行りの装備の価値評価などを加味した、総合的に買いのクルマ・グレードの紹介をモットーとしている。

萩原 文博
Chapter
カイエンターボの良い点はSUVながらポルシェ911らしさを感じられるところ
2トンオーバーのカイエンターボを軽々と動かすエンジンとシャシー
カイエンターボの改善点?欠点は?オプションの数々?

カイエンターボの良い点はSUVながらポルシェ911らしさを感じられるところ

ポルシェ カイエン 初代

ポルシェ カイエン 2代目

ポルシェ カイエン 3代目

初代モデルが2002年に登場して、すでに約18年が経ちカイエンはポルシェのグローバルマーケットにおける主力モデルの一つとなっています。

3代目となる現行モデルは2017年8月に導入され、ガソリンエンジン車3モデルに加えて、プラグインハイブリッド車を2モデル設定するなど、パワートレインに関してもプレミアムSUVのパイオニアらしい存在感は健在です。

今回試乗したのは、ガソリンンエンジン車の最上級モデル、カイエンターボです。

現行型カイエンではすべてターボエンジンを搭載していますが、カイエンに限らずフラッグシップスポーツカーの911も一部のモデルを除いてターボエンジンを搭載しています。

中でもターボという名称を与えられているのは最上級モデルとなっています。

このカイエンターボも最高出力550PS、最大トルク770Nmを発生するハイパワーな4L V型8気筒ツインターボ+8速ティプロトニックSというパワートレインを搭載しています。

2トンオーバーのカイエンターボを軽々と動かすエンジンとシャシー

実際にカイエンターボに乗ってみると、SUVにもかかわらずアップライトのポジションではなく、911などと同じ目線の高さにコクピットが来るようにレイアウトされています。

しかし、ボンネットの両端が見えるので、2m近い全幅ながらボディサイズが把握しやすいのが特徴です。 シートも911と同じヘッドレスト一体型のアダプティブスポーツシートを装着。

タップリとした幅のあるシートですが、深いサイドサポートによってドライバー&パッセンジャーの身体はしっかりとホールドしてくれます。

シートヒーターだけでなく、ステアリングヒーターも装備され冬の寒い朝でも快適にドライブすることができるなどホスピタリティも万全です。 

搭載される4LV8ツインターボエンジンは車両重量約2.3トンもあるヘビー級のカイエンのボディをスムーズにそしてパワフルに加速させていきます。

ドライブモードがノーマルの時は燃費重視のセッティングとなるため、ジェントルですが、スポーツモードにすると、カイエンのポテンシャルが開放され、圧倒的なパフォーマンスを発揮します。

電動で動くリアスポイラーが備わっている。

SUVという大きな面積をもつクルマながら、高い空力性能によって風切り音が低く抑えられており、車内の会話明瞭度は非常に高いのが特徴です。

最大出力550PSを発生するエンジンパワーを誇るカイエンターボですが、リアアクスルステアリング、電気機械式ロール安定化システムのポルシェ ダイナミックシャシー コントロールシステム(PDCC)、および3チャンバーエアサスペンションなどの新しいアクティブ制御システムがドライバーのスキルに関わらず最適なバランスを生み出してくれます。

ラゲージ容量も5人乗車時で745L、リアシートを全て倒すと最大で1680Lまで拡大し、高いユーティリティも兼ね備えています。プレミアムSUVのパイオニアであるカイエン。

第3世代になり、高いパフォーマンスと利便性のレベルアップが図られています。

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