トヨタ タンクの乗り心地を調査してみた!

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今回はトヨタ タンクの乗り心地について紹介していきます。現在コンパクトトールワゴンの人気はとても高く、今やSUVと肩を並べるほどのマーケットになってきていますが、その中でもなぜトヨタ タンク(M900A/M910A型)はトップレベルの売れ行きを維持し続けているのでしょうか。

その理由は、低価格ながらユーザーに配慮した走行性能と、トールワゴン特有のコンパクトな車体ながら広い室内空間を両立しており、特にファミリー層から大きな支持を得ている点にあると言えます。では、その乗り心地を詳しく見ていきましょう。

文・PBKK
Chapter
トヨタ タンクの走り心地は?(ターボ付きエンジンモデル)
トヨタ タンクの走り心地は?(NLエンジンモデル)
トヨタ タンクはトールボディーなのにふらつかない?
トヨタ タンクはハンドリングが軽快!
トヨタ タンクの車内は広くて快適!

トヨタ タンクの走り心地は?(ターボ付きエンジンモデル)

トヨタ タンクのカスタムG-TとG-Tモデルには直列3気筒DOHCのインタークーラー付きターボエンジン(1KR-VET)が搭載されています。

最高出力(ネット) 72kW[98PS]/6,000rpm、最大トルク(ネット) 140N/m[14.3kgf/m]/2,400~4,000rpm、燃料消費率 21.8km/Lで、1.0Lのダウンサウジングターボエンジンで、1.5Lクラスのエンジンと同等の加速性能を実現しています。

街中での発進や高速道路での合流など、加速が欲しい時に最大の力を発揮するため、ストレスのない走行ができると言えます。また、スポーツモードではアクセルペダルからの素早い反応を可能にし、ターボ付きエンジンモデルにより高い機動性を上乗せすることができます。

トヨタ タンクの走り心地は?(NLエンジンモデル)

トヨタ タンクのカスタムG-TとG-T以外のモデルには直列3気筒DOHCエンジン(1KR-FE)が搭載されています。スペックは最高出力(ネット) 51kW[69PS]/6,000rpm・最大トルク(ネット) 92N/m[9.4kgf/m]/4,400rpm・燃料消費率24.6km/Lとなっております。

このエンジンはターボ機能がついていないものの、圧縮比12.4と1.0Lクラスのエンジンながら、力強い加速と登坂性能と省燃費を実現しており、より街乗りに最適化されたエンジンだと言えます。

また、可変バルブタイミング機構(VVT-i)を搭載しているので、特に坂道や重い荷物を積んだ状態での発進、中低速からの加速に強く、トヨタ タンクの大きな魅力のひとつ積載力を殺すことなくしっかりと生かせる性能となっています。

トヨタ タンクはトールボディーなのにふらつかない?

トールワゴンは、車内空間を広く確保できる半面、重心が高く旋回時や段差を走行する際に姿勢が不安定になりやすいデメリットがありますが、トヨタ タンクはボディとサスペンションの高剛性化で解消しています。

高速走行のコーナリングでも安定した走りを可能にし、余計なステアリング操作も必要なく快適でスムーズな乗り心地を感じられ、足回りを強化してふらつきを抑制することで長時間の乗車でも疲れが溜まりにくく、車酔いの軽減にも期待できるでしょう。

トヨタ タンクはハンドリングが軽快!

トヨタ タンクの外形寸法は、エントリーモデルのX 2WDで全長3,700mm×全幅1,670mm×全高1,735mmと乗用車の中では最小クラスのコンパクトサイズとなっています。そのうえ最小回転半径は4.6mと軽自動車並みの小回りの良さを持ち、ハンドル操作が軽快にできることもあいまって、狭い道や駐車場でも難なく操縦できることができます。

また、タンクはコンパクトカーの中でもドライビングポジションの位置が高く設計されています。高い視点と大きなフロントガラスにより、運転席の視野はとても広く感じられます。

トヨタ タンクの車内は広くて快適!

トヨタ タンクは「移動できる部屋を」というコンセプトで開発されており、車内には快適にするための工夫がたくさんみられます。シートはフルフラットにすることが可能で、フロントシートは最大約90°、リアシートは約70°のリクライニングが可能です。

長時間運転で休憩する際は足を延ばして寝転がれるので、気分も身体もリラックスできるでしょう。また、車内の騒音対策としてクルマの随所に吸音材を設置し、音の経路を遮断することで車外騒音の侵入を防いでいます。

タンクはコンパクトカーというボディサイズと広々した車内空間の確保を両立しているため、エンジンスぺースと乗車空間の距離が近いというデメリットを持っていますが、騒音を感じさせないほど車内は静かに保たれ、デメリットを上手くカバーしています。
トヨタ タンクの乗り心地は、特にファミリー層にはぴったりと言える、生活にフィットするよう考えられた設計が細かい箇所に散りばめられているということが伺えました。

快適で広い車内空間、軽自動車並みのコンパクトサイズ、そして安定した走行性能という3つの干渉する長所を上手に共立できたことで、独自の乗り心地が得られたとモデルとなっています。

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