初代トヨタ タンクの欠点(デメリット)4つを紹介

今回はトヨタ タンクの欠点について紹介します。軽自動車よりボディーが一回り大きい1.0Lワンボックスカーとして絶大な人気を誇っているタンクですが、細かく検証してみると、重大な欠点というわけではありませんが、いくつか改善してほしい箇所が見られます。 その欠点について細かく見ていきましょう。

文・PBKK

Chapter
1.トヨタ タンクはターボ付きエンジンの音が大きい!?
2.トヨタ タンクは急発進時の自動ブレーキが未搭載
3.トヨタ タンクのリアシートは路面からの衝撃を感じる?
4.トヨタ タンクのリアシートは2人乗りを想定?

1.トヨタ タンクはターボ付きエンジンの音が大きい!?

初代トヨタ タンクには、直列3気筒1Lのエンジンインタークーラー付きターボエンジンの搭載車があります。

直列3気筒1Lエンジン(形式名1KR-FE)は、2020年2月発売の初代トヨタ ヤリス1.0Lタイプにも搭載されている非常に優秀なエンジンで、タンクとヤリスともに最高出力51kW(69PS)/6000rpm、最大トルク92Nm(9.4kgm)/4400rpmを誇ります。

しかし、いくら優秀なエンジンとはいえ、タンクの車両総重量は、2WD車で約1,345kgあります。約940kgのヤリスと比べて、走りに軽快さが少し欠けるのはやむを得ないでしょう。街乗りには全く問題ありませんが、高速や山道ではアクセルを少し踏み込む必要があります。

ターボ付きは出力72kW(98PS)/6000rpmトルク140Nm(14.3kgm)/2400~4000rpmと、1.5L並みのスペックですが、その分エンジン音が少しうるさく感じます。ロードノイズや風切り音も入ってくるので、遮音性は改善が望まれます

2.トヨタ タンクは急発進時の自動ブレーキが未搭載

2018年11月にマイナーチェンジされた初代トヨタ タンクの安全装備は、2020年の段階で最高クラスの機能のほとんどを搭載。ただ、ひとつだけ残念なところが見られます。

近年ではコンビニの駐車場をはじめとするアクセルの踏み間違い事故が多発しています。それを防ぐ機能が誤発進抑制制御機能です。タンクにもその機能が装備されていますが、急発進を感知した場合でも警告だけでブレーキをかけてはくれません

トヨタ車では、ほとんどの車種にブレーキまでかけてくれる機能が付いているのに、タンクにはないのが改善ポイント。踏み間違いの事故は高齢者に多く、急発進した場合パニックになり起こってしまいます。警告だけでは急ブレーキをかけるというとっさの判断ができない可能性があり、自動でかけてくれる非常に強力なブレーキが必要です。

3.トヨタ タンクのリアシートは路面からの衝撃を感じる?

乗り心地に関しては、リアシートで路面のデコボコの衝撃がお尻に響きます。フロントシートはホールド性が良く、座面のクッションも厚みがあるので、衝撃が吸収性は高い模様。

しかし、リアリートは、クッション部分が薄くコツコツとした下からの衝撃をダイレクトに受けてしまい、長時間乗るときは疲れを感じやすいかもしれません。そんな時は市販のクッションを座面に敷くと緩和できます。

4.トヨタ タンクのリアシートは2人乗りを想定?

タンクは5人乗りという設定で、リアシート(後部座席)にはヘッドレストが3つ装着されています。車幅1,670mmに対して、室内幅をワンクラス上のトヨタ シエンタと同じ1,490mmを確保。リアシートの広さは、タンクの大きな魅力のひとつです。

リアシートは、大人ふたりが座ってもかなりの余裕がありますが、一つだけ改善が望まれます。タンクのリアシートは6:4に分割できるのですが、分割するとなんとも座り心地が悪いのです。

さらに、左右席のシートベルトホルダーがお尻部分に設置されていて、真ん中の席の人は左右の人がシートベルトを装着した後でなくては座れず、ホルダーがお尻にあたります。ちょっとの時間は我慢できそうですが、とても座り心地が良いとはいえません。

しかし、2人乗車だと車幅を広いことを生かして、かなり広々と座れるためリアシートには2人乗車をオススメします。

初代トヨタ タンクの残念だと思う部分を見てきましたが、大きな欠点は見当たりませんでした。エンジンやリアシートにしてもライバル車より悪いというわけでなく、1.0Lのガソリンエンジン車としては、これ以上ないという完成度だと思われます。

リアシートのシートベルトホルダー位置に関しても、4人乗車を優先するのならこの上ない設計といえます。