マツダ NDロードスターの維持費を解説!
更新日:2024.12.09
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ロードスターはスポーツカーです。ロードスターは、“走る”ことを得意とするクルマですから、“故障なく走りさえすればよい”ではなく、“調子よく走る”ことが重要となります。そのためには、メンテナンスが重要です。メンテナンス費用をケチるほどに、“調子よく走る”ことができなくなり、最悪、故障をして、より高い修理費が必要になることもあります。つまり、メンテナンスは、他の車種よりも、より熱心に行う必要があります。今回は、ロードスター(ND)の維持費を解説します。
文・鈴木ケンイチ/写真・萩原文博
文・鈴木ケンイチ/写真・萩原文博
NDロードスターの概算維持費
マツダ ロードスター(ND) | |
---|---|
維持費総額(概算) | - |
自動車税 | 30,500円/年(東京都) |
自動車重量税 | - |
環境性能割 | - |
自賠責保険 | - |
任意保険 | マツダ3と同等レベル(具体的金額の記載なし) |
車検料金 | - |
メンテナンス料金 | パックdeメンテ30: 53,020円(平日プラン) 61,160円(標準プラン) ※30ヶ月5回の点検・オイル交換込み |
ガソリン代 | 89,300円/年 (年間10,000km走行時、ハイオク150円/L) |
駐車場代 | - |
マツダ ロードスター(ND)はエンジン排気量が小さいため維持費が安い
そうしたときのメンテナンス費用は、そのクルマのパワーと比例して高額になると思っていれば間違いありません。パワーが大きいほど、エンジンやトランスミッション、駆動系の発熱量が大きくなり、それを冷やすための油脂類が重要となります。パワーが大きいほど、高性能なオイルが必要になり、かつ、定期的な交換の重要度も高まります。
また、ブレーキもタイヤもパワーが大きいほど高性能なものが必要で、その交換費用も当然、高性能な分だけ高額となります。
また、ブレーキもタイヤもパワーが大きいほど高性能なものが必要で、その交換費用も当然、高性能な分だけ高額となります。
マツダ ロードスターRF
そうした点、ロードスターは、スポーツカーとして維持費がとてもリーズナブルなクルマとなります。なんといってもエンジンの排気量は1.5リッターしかありません。最高出力は132馬力。ロードスターRFでも2リッターで158馬力です。これはCセグメントのマツダ3と同等以下。
下手をすれば、その下のマツダ2と、それほど変わらないという数値です。これほどパワーが小さいのに、走らせてみれば楽しい! というのがロードスターの大きな美点でもあります。
下手をすれば、その下のマツダ2と、それほど変わらないという数値です。これほどパワーが小さいのに、走らせてみれば楽しい! というのがロードスターの大きな美点でもあります。
マツダ ロードスター(ND)は税金・オイルも安い
また、これだけ小排気量でパワーが少ないので、エンジンやトランスミッションを潤滑するエンジン・オイルも、それに応じた安価な価格になります。さらに排気量が小さいので毎年課せられる自動車税も高額ではありません。東京都の場合で、ロードスターが3万500円。
これは、下から2番目の安さです。任意保険の料率も、スポーツカーだからと割高になっておらず、マツダ3と遜色ないものとなっています。
これは、下から2番目の安さです。任意保険の料率も、スポーツカーだからと割高になっておらず、マツダ3と遜色ないものとなっています。
マツダ ロードスター(ND)はハイオクなのがデメリット
唯一、維持費でネガティブなのは、燃料にハイオクを使うこと。燃費性能はWLTCモードで16.8㎞/l(6MT車の場合)ですから、年間1万㎞を150円/1リッターのハイオク・ガソリンで走ると、年間のガソリン代は約8万9300円となります。
マツダロードスター(ND)のタイヤ選びは慎重に
タイヤのセレクトは維持費に大きく影響します。走り味にこだわり、ハイグリップのスポーツタイヤを使えば、それだけ高くなりますし、走り味を妥協して安いタイヤにすれば、維持費を抑えることが可能となります。たとえば、ロードスターにあう195/50R16インチのタイヤの価格は、格安のエコタイヤであれば1本6000円前後から探すことができます。
しかし、最高峰のスポーツタイヤであれば1本で2万円になることも。ただし、何が正解かは、ユーザー次第。無理のないようなタイヤ選び行いましょう。
しかし、最高峰のスポーツタイヤであれば1本で2万円になることも。ただし、何が正解かは、ユーザー次第。無理のないようなタイヤ選び行いましょう。
マツダ ロードスター(ND)のメンテナンスはディーラーセットがお得
メンテナンスをしっかりと行いつつも、コストを抑えたいというユーザーに向けてマツダが用意するのが「パックdeメンテ」というサービスです。これは30か月や、18か月など期間を決めて、料金を先払いするもの。
最初に支払うだけあって、トータルコストは割安となりますし、ディーラーでの作業ということで安心感もあるというメリットがあります。価格は、各地のディーラーによって異なります。
最初に支払うだけあって、トータルコストは割安となりますし、ディーラーでの作業ということで安心感もあるというメリットがあります。価格は、各地のディーラーによって異なります。
関東マツダの場合、ロードスターには30か月の「パックdeメンテ30」が平日プランで53020円 、標準プランで61160円。平日に入庫するという条件なら、さらに割安の設定になっています。内容は、半年ごとの点検とオイル交換。オイルフィルター交換は2回に1回。
つまり30か月で5回の作業となりますから、1回ごとに約1万~1万2000円といった計算となります。街のカー用品店で格安オイルのオイル交換をすれば、もう少し安くなりますが、その場合は、点検代金が別途必要になり、トータルでは「パックdeメンテ30」の方がお得となるでしょう。コストと信頼を考えれば、おすすめはディーラーの「パックdeメンテ」となります。
つまり30か月で5回の作業となりますから、1回ごとに約1万~1万2000円といった計算となります。街のカー用品店で格安オイルのオイル交換をすれば、もう少し安くなりますが、その場合は、点検代金が別途必要になり、トータルでは「パックdeメンテ30」の方がお得となるでしょう。コストと信頼を考えれば、おすすめはディーラーの「パックdeメンテ」となります。
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