【プロ徹底解説】衝突安全性能評価5つ星! 現行型マツダCX-5の安全性能を徹底解説!!

2012年に初代マツダ CX-5が誕生し、2017年には2代目となる現行型へと進化を果たしたマツダ CX-5。以来、幾度かの年次改良を果たしたCX-5は、2019年12月、特別仕様車として「Silk Beige Selection」が追加されました。今回は、CX-5 XD Silk Beige Selectionをベースに、現行型CX-5の外装、内装、安全装備、座席や荷室(ラゲージスペース)、などあらゆる視点から現行型マツダCX-5を解説していきます。

文・鈴木ケンイチ/写真・萩原文博

Chapter
忖度無し!現行型マツダCX-5は、JNCAPで証明された優れた安全性能を持つ!
現行型マツダCX-5は、人間中心のクルマ作りで事故を予防する
現行型マツダCX-5には、話題のサポカーSワイドに相当する安全技術を備える
現行型マツダCX-5には充実した先進運転システムの採用している

忖度無し!現行型マツダCX-5は、JNCAPで証明された優れた安全性能を持つ!

「マツダ CX-8」「マツダ CX-5」、JNCAPファイブスター賞受賞

デザインや走りが注目されるCX-5ですが、実のところ安全性能にも優れているのも特徴のひとつとなっています。それを証明しているのが、第三者機関によるクルマの安全性能を評価するJNCAPです。JNCAPは、市販されるクルマにクラッシュテストを行い、その安全性能を評価するというもの。

新型「マツダ CX-5」SKYACTIV-BODY

自動車メーカーとは別の組織なので、もちろん忖度はありません。その2017年の衝突安全性能アセスメントで、CX-5は最高ランクの5つ星を獲得。予防安全性能でもASV+++という最高評価を得ています。

現行型マツダCX-5は、人間中心のクルマ作りで事故を予防する

新型「マツダ アクセラ」マツダ・アクティブ・セーフティ思想

マツダの安全の考えは、事故への対応を4段階で構える「マツダ・プロアクティブ・セーフティ」というものになります。まず、「良好な運転環境(視界・視認性、操作性)と優れた操縦安定性で安全運転をサポート」するのが最初の段階です。これが、視界の良さや、正しいドライビング・ポジションに該当します。続いて、「ドライバーに危険を気づかせ、安全運転サポートする」というもの。

マツダ CX-5 XD Silk Beige Selection 萩原文博

クルマの死角の他車の存在を知らせるブラインド・スポットモニターや、アダプティブ・LEDヘッドライト、衝突被害軽減自動ブレーキなど、いわゆる先進運転支援システムが、これにあたります。そして、どうしても事故を避けられないときは、「事故の被害を軽減」するという3つ目の段階になります。

そして、最後の段階が「衝突時の乗員保護と歩行者の保護」。この2つは衝突安全性能となり、CX-5は、JNCAPで高い評価を得ています。

現行型マツダCX-5には、話題のサポカーSワイドに相当する安全技術を備える

マツダ CX-5 XD Silk Beige Selection 萩原文博
マツダ CX-5 XD Silk Beige Selection 萩原文博

こうした安全技術のうち、今、最も注目を集めているのが、先進運転支援システムにあたるもの。特に、経済産業省や国土交通省などが推奨する新しい自動車安全コンセプト「セーフティ・サポートカーS」(略称:サポカーS)でしょう。

 マツダCX-5「SCBS」搭載車

CX-5は、このサポカーSのワイドという、もっとも充実した装備を全車で標準装備しています。

サポカーSワイドに求められる装備は、「被害軽減ブレーキ(対歩行者)」「ペダル踏み間違い時加速抑制装置(MT車は除く)」「車線逸脱警報」「先進ライト」の4種。名称こそ、違いますがCX-5には、それらの装備が標準となっているのです。

被害軽減ブレーキ(対歩行者)」に該当するのは、CX-5で言えば、「アドバンスト・スマート・シティ・ブレーキ・サポート(夜間歩行者検知機能付き)」になります。また、衝突前に警報を発する「スマート・ブレーキ・サポート」も採用。ダブルで衝突の危険性を下げているのです。

「ペダル踏み間違い時加速制御装置」は、「AT誤発進抑制制御(前進時/後退時)」と「スマート・シティ・ブレーキ・サポート(後退時)」が対応します。6速MT車の場合は、後退時のみがサポートされていることになります。

「車線逸脱警報」は、「車線逸脱警報システム」が用意されています。また、時速60㎞以上であれば、ステアリング操作をアシストする「レーンキープ・アシスト・システム」も用意されています。

新型「マツダ CX-5」LEDヘッドランプ

最後の「先進ライト」は、「アダプティブLEDヘッドライト」と「ハイビーム・コントロール・システム」です。

対向車を幻惑しないように、ヘッドライトの照射場所を変化させるのが「アダプティブLEDヘッドライト」で、自動でハイとローを切り替えるのが「ハイビーム・コントロール・システム」となります。

現行型マツダCX-5には充実した先進運転システムの採用している

マツダ CX-5 XD Silk Beige Selection 萩原文博

CX-5には、サポカーSワイド以外にも数多くの先進の運転支援システムが採用されています。

ヒヤリ・ハットの危険を減らすシステムが「ブラインド・スポット・モニター」です。また、駐車場から後退で出ようというときに、近づいてくる車両があるときに危険を知らせる「リア・クロス・トラフィック・アラート」も用意されています。さらに、うっかりの見落としを防ぐ「交通標識認識システム」も。これは、制限速度や進入禁止などの交通標識を読み取り、その情報をディスプレイなどに表示する技術です。

マツダ CX-5 XD Silk Beige Selection 萩原文博

さらに疲れを軽減する技術が「マツダ・レーダー・クルーズ・コントロール」。いわゆるACC(アダプティブ・クルーズ・コントロール)と呼ばれるもので、ロングドライブではぜひとも欲しい装備と言えるでしょう。

鈴木 ケンイチ

モータージャーナリスト。新車紹介から人物取材、メカニカルなレポートまで幅広く対応。最近は新技術や環境関係に注目。年間3~4回の海外モーターショー取材を実施。レース経験あり。毎月1回のSA/PAの食べ歩き取材を10年ほど継続中。日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員 自動車技術会会員 環境社会検定試験(ECO検定)

鈴木 ケンイチ