スズキハスラーは中古で買うべき?49.9万円から購入可能!その理由と評価
更新日:2024.09.09
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2014年1月から販売された初代スズキハスラーは、当時軽自動車の王道モデルだったハイトワゴンとSUVを融合させた新感覚の軽乗用車です。「アクティブなライフスタイルに似合う系クロスオーバー」をコンセプトに開発され、ファミリーカーとして求められる広い室内や取り回しの良さ。そしてアウトドアでのレジャーを楽しむユーザー、雪道やわだちなど凹凸が多い路面を走行する機会の多い人にマッチした軽クロスオーバーです。
文/写真・萩原文博、写真・宮越孝政
文/写真・萩原文博、写真・宮越孝政
キャッチーでかわいいデザインで大ヒットした初代スズキハスラー
ワゴンRをベースとした広い室内と、最低地上高180mm(4WD車は175mm)を確保したことで、ドライバーのアイポイントも高く設定されどんな人でも運転しやすいこともあり大ヒット。新車の納車期間が長期に及んだこともありました。 2015年5月の一部改良では一部グレードにデビュー当初から採用されているエネチャージが、ISGと呼ばれるモーター機能付発電機+リチウムイオンバッテリーを組み合わせたSエネチャージへと変更。さらに、エンジンも改良され、JC08モード燃費で2WD車は32.0km/Lへと燃費性能が向上しています。
そして同年12月の一部改良ではターボエンジンをS-エネチャージ化を行うと同時に、一部グレードに設定されている衝突被害軽減ブレーキを従来のレーダーブレーキサポートから、フロントガラス内に設置されたステレオカメラで前方の監視する、デュアルカメラブレーキサポートへと変更され安全性能が向上しました。2016年10月にはオプション設定されている全方位モニター付メモリーナビにアップルカープレイやアンドロイドオートに対応し、スマートフォンとの連携を強化しました。
軽クロスオーバーという新しいマーケットを開拓したハスラーはスズキの軽自動車の中で、ワゴンR、スペーシアと並んで3本柱と呼ばれる重要なモデルになりました。
更に四角く”遊べる軽”へ進化した現行型スズキ2代目ハスラー
写真:宮越孝政
2代目となる現行型ハスラーは2019年10月に開催された東京モーターショーに参考出品され、同年12月に発売、年が明けた2020年1月より販売開始されました。初代はハイトワゴンのワゴンRをベースとしていましたが、現行型はスーパーハイトワゴンのスペーシアをベースとしているため、さらに室内空間が拡大。
スーパーハイトワゴン+SUVのクロスオーバーである現行型ハスラーは高い走行性能を実現するために、高い剛性を実現する環状骨格構造に加えて、スズキとしてはじめて構造用接着剤を採用するなど意欲作となっています。
スーパーハイトワゴン+SUVのクロスオーバーである現行型ハスラーは高い走行性能を実現するために、高い剛性を実現する環状骨格構造に加えて、スズキとしてはじめて構造用接着剤を採用するなど意欲作となっています。
写真:宮越孝政
搭載されるエンジンは最高出力64psを発生する直3DOHCターボと、新開発された最高出力49psを発生する直DOHCの2種類。組み合わされるトランスミッションは全車CVTのみで、先代に用意されていました5速MTは姿を消しています。現行型ハスラーはモーターの出力を高めたISGを採用し、より充放電効率を向上させたリチウムイオンバッテリーを組み合わせたマイルドハイブリッドシステムを全車に搭載。燃費性能はWLTCモードで20.8〜25.0km/Lとトップレベルの数値を実現しています。
駆動方式は2WDと4WDを用意し、4WD車には雪道やアイスバーンなど滑りやすい路面でのタイヤの空転を抑えるスノーモードを追加するなど利便性を高めています。
運転支援技術は、スズキの予防安全技術「スズキセーフティサポート」に基づき、車両前方だけでなく、後方の予防安全機能を充実させたデュアルカメラブレーキサポートを採用しています。このシステムは前方だけでなく、後退時にもリアバンパーに内蔵された4つの超音波によって障害物との距離を測り、4段階のブザー音で接近を知らせてくれます。
運転支援技術は、スズキの予防安全技術「スズキセーフティサポート」に基づき、車両前方だけでなく、後方の予防安全機能を充実させたデュアルカメラブレーキサポートを採用しています。このシステムは前方だけでなく、後退時にもリアバンパーに内蔵された4つの超音波によって障害物との距離を測り、4段階のブザー音で接近を知らせてくれます。
ペダルの踏み間違いによる急発進や、シフトの入れ間違いによる後方への急発進を抑制機能を搭載するなどドライバーのミスをフォローしてくれる機能が充実しています。
さらにターボ車には全車速追従機能付きのACC(アダプティブクルーズコントロール)を装備。高速道路などでの追従走行が可能で、ドライバーの負担を軽減してくれます。さらに、9インチという大画面ディスプレイを採用したメモリーナビはスマート丼との連携を強化。スマートデバイスリンクというアプリによって充実した機能を操作可能です。
さらにターボ車には全車速追従機能付きのACC(アダプティブクルーズコントロール)を装備。高速道路などでの追従走行が可能で、ドライバーの負担を軽減してくれます。さらに、9インチという大画面ディスプレイを採用したメモリーナビはスマート丼との連携を強化。スマートデバイスリンクというアプリによって充実した機能を操作可能です。
現行型スズキ2代目ハスラーのエクステリアをチェック!
写真:新型ハスラー 宮越孝政
ハスラーはSUVらしい個性的なデザインを追求して、外観デザインはAピラーを立てたことによって実現したロングルーフによってゆとりのある室内空間を感じさせる新鮮で個性的となっています。メッキガーニッシュで周囲を装飾した存在感のあるデザインのヘッドランプはボディが盛り上がることで、ドライバーは車両感覚が掴みやすいというメリットがあります。カラフルなボディカラーと黒色のバンパーをはじめフェンダーアーチモール、サイドスプラッシュガードを採用することで、力強さを表現しています。
現行型ハスラーは初代よりルーフを延長することで、Cピラーにクォーターガラスを設置。初代モデルと差別化を図るだけでなく、広い視界を確保するのに効果的となっています。
現行型スズキ2代目ハスラーのインテリアをチェック!
ハスラーのインテリアは、カラーパネルをパイプでつないだような、楽しさを演出するインストルメントパネルのデザインとなっています。ドアトリムもインパネ同様のカラーパネルを採用し、車体色に応じて選べるようになっているのが特徴です。
また、新開発の材料着色素材を採用し、塗装による揮発性有機化合物を低減しながら、高い質感を実現しています。また、シートは黒のシート表皮に、車体色に応じた4色のシートパイピングを採用するなど外観だけでなくインテリアも個性的に仕上げられています。(一部グレードを除く) そして現行型は初代を進化させ、「タフで機能的」、「遊び心」を刺激する先進的でワクワクなインテリアとなりました。
3連インパネカラーガーニッシュと呼ばれるデザインを採用し、メーター、オーディオアッパーボックスという3つの機能部品をガーニッシュでしっかりとガードするイメージを表現しています。現行型のシートは先代のパイピングは廃止されていますが、黒を基調としたシートに車体色に合わせた3種類のカラーアクセントが採用されています。羅下0時ルームは防汚タイプのリアシート(背面)&ラゲーフロアを継承。さらに、取り外しのできるアンダーボックスも追加され、汚れたものの収納や掃除も楽々できます。
現行型スズキ2代目ハスラーのパワートレーンをチェック!
ターボ車
ハスラーはエンジンの仕様は異なりますが、初代そして現行型ともに直3DOHCの直3DOHCターボの2種類を設定しています。さらにそのエンジンにはISGと呼ばれるモーター機能付発電機+リチウムイオンバッテリーを組み合わせたマイルドハイブリッドシステムが採用されています。
当初はモーターの出力とバッテリー容量が小さかったのですが、ドンドンの容量がアップされ、現行型では条件が揃えば短時間ながら、モーターのみの走行も可能となっています。初代モデルでは車両重量が重いこともあり、スムーズな加速や静粛性を求めるならば、ターボ車がオススメでしたが、現行型ではトランスミッションのCVTも大幅に改良され、自然吸気エンジンでも街乗りでは全く不満はありません。
安全装備ですが、現行モデルはデュアルカメラブレーキサポートと呼ばれる運転支援システムがほぼすべてのグレードに装着されています。しかし、初代のターボ車は途中からデュアルカメラブレーキサポートとなりましたが、グレードによって異なる運転支援システムが付いているので注意したいところ。
なぜ今、 スズキハスラーを中古で買うべきなのか?
さすがにデリバリーが始まったばかりの現行型ハスラーの中古車はほとんどない。しかし、フルモデルチェンジを行ったことで、初代ハスラーの中古車は割安になっています。中古車の価格帯は約69万〜約150万円で、走行性能や利便性などを考えると初代ハスラーの中古車はオススメです。
写真:タフワイルド
さらに、Jスタイルやタフワイルド、ワンダラーといった特別仕様車は快適装備をはじめ、運転支援システムも標準装備となっているうえ、流通台数も豊富なので、ハスラーの中古車はこういったグレードを中心に探すとバリュー感は高くなります。 まとめ 運転支援システムが過渡期に登場した初代ハスラーは、グレードによって運転支援システムが異なっています。これからパートナーとして付き合っていくことを考えるとデュアルカメラブレーキサポート搭載車は外せません。