トヨタ クラウンRSを徹底解説!コネクティッドカーとは?メリットや機能を紹介
更新日:2024.09.09
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2018年に登場した、15代目となるトヨタ クラウン。トヨタのラインアップの中でも長い歴史を誇るクラウンですが、15代目となるクラウンには走りやスタイリングなどにこだわることはもちろん、コネクティッドカーとしての要素も取り入れ、トヨタの一役を担う上で重要なクルマとして登場しました。
クラウンは新しい時代のクルマとしてどんな進化が遂げられているのでしょうか。今回はコネクティッドについて、ひも解いていきます。
文・鈴木 ケンイチ/写真・黒田 明
クラウンは新しい時代のクルマとしてどんな進化が遂げられているのでしょうか。今回はコネクティッドについて、ひも解いていきます。
文・鈴木 ケンイチ/写真・黒田 明
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- トヨタ クラウンに搭載される「コネクティッド」その機能とは?
トヨタ クラウンに搭載される「コネクティッド」その機能とは?
2018年6月に登場した第15代目クラウン。その売り文句のひとつが「初代コネクティッドカー」というものでした。いったい、どのような機能があるのでしょうか。
新型クラウンの特徴は、車載通信機であるDCMを全車に標準装備していること。新車登場時のリリースには「24時間365日、お客様のクルマとつながることで、人とクルマ、そして社会とのまったく新しい関係が始まります。」と謳われていました。
その具体的なサービスと言えるのが「T-Connect for CROWN」というものです。専用の通信機器であるDCMとT-Connectナビを使って、トヨタのスマートセンターと通信を実施。さまざまなサービスを提供します。利用料は年間17,600円ですが、最初の3年間は無料となっています。
具体的なサービスを並べると…
「オペレーターサービス」
「エージェント(音声対話サービス)」
「eケア(走行アドバイス)」
「マイカーセキュリティ(リモート確認操作)」
「マイトヨタドライブ診断」
「ヘルプネット」
「マップオンデマンド」
以上となります。
「オペレーターサービス」
「エージェント(音声対話サービス)」
「eケア(走行アドバイス)」
「マイカーセキュリティ(リモート確認操作)」
「マイトヨタドライブ診断」
「ヘルプネット」
「マップオンデマンド」
以上となります。
この数あるサービスの中でも、クラウンならではのサービスが「オペレーターサービス」でしょう。これは24時間365日、いつでも専任のオペレーターに口頭で依頼を行えるサービスです。
ナビの目的地設定にはじまり、知りたいお店の電話番号の検索、レストランや駐車場の検索、天気予報やニュース、渋滞情報の案内までしてくれます。ホテル・レストラン・国内航空券・レンタカーの予約はクラウンのみが行える機能です。
ナビの目的地設定にはじまり、知りたいお店の電話番号の検索、レストランや駐車場の検索、天気予報やニュース、渋滞情報の案内までしてくれます。ホテル・レストラン・国内航空券・レンタカーの予約はクラウンのみが行える機能です。
またeケアもコールセンターのオペレーターによって、クルマの警告灯表示への対処法をお知らせしてくれるというもの。さらにヘルプネットも、事故や急病などのときに専用オペレーターが警察や消防に取り次ぎ、迅速な手配を行ってくれるというサービスです。
他にもナビでの目的地検索やセットなどを対話で行えるエージェントや、クルマから離れたときでもスマートフォンでクルマの状態を確認し、ドアのロックなどの操作を可能とするマイカーセキュリティ。
ドライバーの運転を自動診断するマイトヨタドライブ診断。最新の地図情報を自動でダウンロードして更新するマップオンデマンドといった、常に通信が行えるからこそ可能となるサービスが用意されています。
ドライバーの運転を自動診断するマイトヨタドライブ診断。最新の地図情報を自動でダウンロードして更新するマップオンデマンドといった、常に通信が行えるからこそ可能となるサービスが用意されています。
ちなみにマイカーセキュリティとマイトヨタドライブ診断には専用アプリ「MY TOYOTA for T-Connect」を利用します。
それ以外にも先進のV2Xとなる「ITS Connect」もオプションで用意されています。これはクルマとクルマ、クルマと道路などが通信でつながることで、さらなる安全性を高めるというもの。
ITS Connect機能を備えたクルマ同士が通信でつながることで、交差点で見えない相手の存在を知ることができ、出会い頭の追突事故の防止に貢献します。また、クルマとITS Connect対応の道路を通信でつなぎ、交差点を右折しようというとき、対向の直進車や右折先の歩行者の存在を知らせてくれます。
ITS Connect機能を備えたクルマ同士が通信でつながることで、交差点で見えない相手の存在を知ることができ、出会い頭の追突事故の防止に貢献します。また、クルマとITS Connect対応の道路を通信でつなぎ、交差点を右折しようというとき、対向の直進車や右折先の歩行者の存在を知らせてくれます。
また、通信機器DCMから集められた走行データはビッグデータとしてトヨタに集められており、災害時の「通れた道マップ」作成などに利用されるなど、社会貢献にも利用されています。
初代コネクティッドカーという呼び名を深読みすれば、クラウンの後にもたくさんのコネクティッドカーが登場することを意味します。新しい時代の先頭を切る、そんな意気込みが初代コネクティッドカーと言う呼び名から感じられます。