中古車で買いなのか!?トヨタ ウィッシュはどんなクルマ?

2003年から2017年まで販売されていた3列シートミニバン「トヨタ ウィッシュ」。2世代に渡って販売されたこのモデル。本記事ではこのウィッシュに関する歴史や中古車事情をご紹介していきます。購入を検討している人はぜひ参考にしてみてください。

文・西川 昇吾

Chapter
トヨタ ウィッシュはどんなクルマ?
トヨタ ウィッシュの10系と20系による違い
トヨタ ウィッシュの中古車事情

トヨタ ウィッシュはどんなクルマ?

トヨタ ウィッシュ

ウィッシュがデビューした2003年は、スライドドアはもちろん通常のヒンジドアの3列シートミニバンなども存在していて、個性豊かなミニバンが多くあった時代。ウィッシュはそんな時代に登場したスポーティーなミニバンです。

それはスペックや装備からも伺えます。初代・2代目共に3列シート車としては低い1,600mmを下回る全高で、グレードによってはシーケンシャルシフトモードが装備されています。

2003年1月に販売を開始した初代ウィッシュは、2005年9月にマイナーチェンジを受け、2009年4月に2代目にバトンタッチする形で販売を終了しました。続く2代目は、2012年4月にマイナーチェンジ。2017年10月に生産終了となりました。

トヨタ ウィッシュの10系と20系による違い

トヨタ ウィッシュ

初代と2代目でまず大きく異なるのがエンジン。1.8Lと2.0Lの2種類のエンジンを用意している点は変わりありませんが、1.8Lモデルは搭載エンジンが1ZZ–FEから2ZR–FAEへ、2.0Lモデルは1AZ–FSEから3ZR–FAEへと変更されました。

またこの搭載エンジンの変更により、可変バルブ機構「バルブマチック」が搭載されたため、燃費が向上しました(1.8Lモデルで1.6km/L向上)。

デザイン面では基本的なシルエットはそのままにしつつも、新鮮な印象を受ける顔つきになりました。デザインはそれぞれの好みが分かれるところなので一概にどちらがいいとは言い切れないでしょう。

そして何より実際に使用するユーザーにとって大きな変化があったと言えるのは快適装備や安全装備面です。快適装備面では抗ダニアレルゲン加工を施したシート表皮を採用や花粉除去モード付オートエアコンを全車に標準装備されました。

安全装備に目を向けるとS-VSC(横滑り防止装置)、SRSサイド&カーテンシールドエアバッグが全車に標準装備されたほか、後方からの追突された時にむち打ち傷害軽減に効果があるアクティブヘッドレスト(運転席・助手席に装備)も全車に標準装備されました。

トヨタ ウィッシュの中古車事情

トヨタ ウィッシュ

中古車市場での平均相場は92万円(2020年1月現在)ですが、やはり初代と2代目では相場に価格差が大きくあります。基本的に初代モデルでしたら本体価格は100万円以内に収まると考えていいでしょう。

対して、2代目は価格差にバラツキがあります。2代目も100万円以下で購入することが出来ますが、その場合は基本的に前期型になります。初代・2代目共に装備面に関して前期後期で大きな差はあまりないので、個体ごとの状態と色やグレード、オプションの好みで選択するのがベターと言えるでしょう。

トヨタ ウィッシュ

今や現行車では希少な存在となっているヒンジドアを採用した3列シートミニバン「どうしても3列シート車に乗らなきゃ行けないけど、走りの良さも譲りたくない」という人にとって、シーケンシャルシフトモード付きCVTを装備し、全高が低いウィッシュはオススメの1台です。

止む終えない事情でスポーツカーを卒業しなければいけないそこのお父さん。トヨタ ウィッシュを検討してみてはいかがですか?

西川 昇吾|にしかわ しょうご

1997年生まれ。富士スピードウェイ近隣で生まれ育ち、大学で自動車に関する学習をする傍ら、自動車ライターとしての活動を始める。過去にはコミュニティFMのモータースポーツコーナーにてレギュラー出演経験あり。「書くこと、喋ることで自動車やモータースポーツの面白さを伝える」ことを目標とし、様々なジャンルのライティングや企画に挑戦中。

西川 昇吾|にしかわ しょうご