日産 セレナe-POWERハイウェイスター ③後席足元段差は45cm!どれだけ使いやすいか測ってみました【新型車インプレッション】

2019 日産 セレナ ハイウェイスター e-power

全長4.77m、全高1.8mを超える大型ボディーのセレナ。3列シートを持つミニバンだけに、車室内の使い勝手は非常に高いものがあります。

とはいえ、人によって使いやすさは異なります。そこで、運転席や後席シートへの乗り込みのしやすさ、荷室への荷物の積み下ろしのしやすさなど、気になる所を色々と測定してみました。今回は、クルマを実測して分かった、セレナハイウェイスターの使い勝手の良さについてご紹介します。

文・吉川 賢一

Chapter
荷室スペースの広さや使い勝手は?
3列目の使い勝手は?
2列目の使い勝手は?
運転席周りの使い勝手は?

荷室スペースの広さや使い勝手は?

セレナのラゲッジスペースは、「ミニバンクラスNo.1の広さ」を誇る (1.2-2.0Lクラスの7/8人乗りミニバン2019年8月 日産調べ)。

とはいえ、自動車メーカーの数字は、最も良い条件で測った数字を持ってきているため、シートアレンジをしたら意外と狭くなったり、跳ね上げの3列目を畳むとスペースが減ってしまったりと、がっかりしかねません。

バックドアを全開にした状態で、開口部の下側の幅は約100cm、高さは100cm、奥行きは35cmほどです。真後ろから見ると、ちょうど、正方形の様な大きさが広がります。

もっとも横幅が広い部分は110cm程ですが、下から30cmほど高い位置になるため、110cmの長さの荷物は、そのまま横向きでは積み込めません。

また、地面から荷室床面までの高さは55㎝と膝上程度の高さ、かつバンパーと荷室がフラットな高さになっていますので、荷物の積み下ろしは非常にやりやすいです。

3列目を跳ね上げて畳んだ状態だと、両脇に3列目シートの厚みが出っ張るため、幅は70cm程となり、奥行きは160cm程度になります。冷蔵庫やソファーなど、大型なものを運ぶ際は、幅に注意をした方が良いでしょう。

3列目の使い勝手は?

3列目シートに乗り込む際、2列目シートを前方へ移動させますが、その際の足元段差は、ステップまでが40cm、床面までは55cm程度です。ステップがあるおかげで、小さな子供や足の悪い方でも、非常に乗り込みやすく感じられると思います。

また、2列目シートを前方にスライドさせて開く幅は40cm程度ありますので、乗り込むには十分な幅が確保されています。なお、地面から、2列目シートの間口までの高さは170cmほど。ライバル車に比べて全高が高いセレナですので、十分な高さも確保されています。

3列目の居心地は、見た目以上に良く感じます。シート脇には両側にUSB充電口が設置され、またドリンクホルダーも片側に2個付いていますので、ドリンクとスマホなどの小物を入れておくことができます。

また、前方2列目シート背もたれに、テーブルも設置されています。足元のスペースも必要十分に確保されていますので、窮屈さは感じません。3列目からでも2列目ドアを開け閉めするスイッチが付いているとはいえ、3列目は窓が開かないなど圧迫感は感じやすいです。

<次のページに続く>
次ページ
2列目の使い勝手は?

吉川 賢一|よしかわ けんいち

モーターエンジニア兼YouTubeクリエイター。11年間、日産自動車にて操縦安定性-乗心地の性能技術開発を担当。次世代車の先行開発を経て、スカイラインやフーガ等のFR高級車開発に従事。その後、クルマの持つ「本音と建前」を情報発信していきたいと考え、2016年10月に日産自動車を退職。ライター兼YouTube動画作成をしながら、モータージャーナリストへのキャリア形成を目指している。

吉川 賢一
商品詳細