アナログメーターはもう古い?最新のメーター事情

オドメーター トリップメーター

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運転中に目にすることが多いメーターパネル。そこには速度などを中心とした車両情報が表示されています。古くはアナログメーターが中心でしたが、現代はデジタルメーターが増えていますね。

そこで現代の車のメーターパネルにあって、古い車のメーターパネルにないメーター表示など現代のメーター事情と共に、メーターの移り変わりなどを紹介していきます。

文・西川 昇吾

西川 昇吾|にしかわ しょうご

1997年生まれ。富士スピードウェイ近隣で生まれ育ち、大学で自動車に関する学習をする傍ら、自動車ライターとしての活動を始める。過去にはコミュニティFMのモータースポーツコーナーにてレギュラー出演経験あり。「書くこと、喋ることで自動車やモータースポーツの面白さを伝える」を目標とし、様々なジャンルのライティングや企画に挑戦中。

西川 昇吾
Chapter
珍しくなったメーターたち
装備されるようになったメーターたち
アナログからデジタル、そして液晶へ
将来的にメーターパネルは無くなるかも!?

珍しくなったメーターたち

まず紹介するのは現代において少なくなってきたメーターたちです。

マニュアル車に代わりオートマチック車が普及したことにより少なくなってきたのがタコメーターでしょう。回転数を表示するタコメーターは、ドライバー自身が変速をするマニュアル車に多く装備されていました。(軽トラックなどの商用マニュアル車には装備されていないことも)

また近年見ることが少なくなってきたメーターとして挙げられるのが水温計です。水温は冷却水の温度を表示するものですが、近年は警告灯となっている場合が多いです。水温計が装備されている場合はオーバーヒートや、冬場エンジンが暖まっているかの目安にしていました。

警告灯となっている近年のメーターは水温が低い場合は低温警告灯が点灯し、高温となった場合は高温警告灯が点灯するようになっています。

装備されるようになったメーターたち

珍しくなったメーターたちに代わって装備されることが多くなったメーターたちもあります。

まず挙げられるのが燃費計です。ハイブリッド車の普及やユーザーの関心が燃費に集まったことで、瞬間燃費をリアルタイムに表示できるメーターを装備するモデルが増えました。またハイブリッド車を中心に装備が増えたのがパワーメーターです。

これはアクセル開度や走行状況によって変化するのですが、現在加速重視の走行をしているのか?燃費重視の走行をしているのか?それとも回生ブレーキでエネルギーをチャージしているのか?ということが分かるメーターとなっています。

アナログからデジタル、そして液晶へ

古くは1980年代から存在していた純正デジタルメーターですが、純正採用が広まってきたのは2000年代に入ってからという印象があります。

2010年代に入るとメーターパネル内に様々な情報を表示する液晶を装備するモデルが増えてきました。燃費や航続距離、外気温などの項目を表示するかをドライバーが任意にスイッチで決められるものです。2010年代後半に入るとメーターをフル液晶にするというモデルも登場。

通常時のメーター表示とは別に、スポーツモードにするとより見やすいタコメーターや水温油温計を表示するものもあれば、ナビゲーションシステムを表示することが可能なメーターもあります。技術の進歩によって少ない目線移動で多くの情報をドライバーに伝えることが可能になってきた印象です。

将来的にメーターパネルは無くなるかも!?

技術の進歩とユーザーの関心によって進化を遂げてきた自動車のメーターですが、将来的にメーターパネルは無くなるかもしれません。

それを感じされるのが近年純正での採用が増えてきているヘッドアップディスプレイです。フロントガラスに情報を表示させるもので、メーターパネルを見るよりも目線移動が少なくすることができます。

現在のヘッドアップディスプレイは速度などの基本的な情報のみを表示するものが多いですが、このヘッドアップディスプレイの進化が進めばメーターパネルがない車というのが当たり前になってくるかもしれません。
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