FF駆動のリーフ・シエンタで氷上走行テスト 凍った湖の上で踏ん張るネクセンWINGUARD ice2の実力とは

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ネクセンスタッドレス

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以前CarMe体当たり企画として、ネクセンタイヤのオールシーズンタイヤで雪深い水上温泉への帰省をお送りました。
クルマをノートeパワーからリーフに乗り換えた自動車ルポライターフナタンが、今度は同じくネクセンタイヤジャパンからリリースされたWINGUARD ice2に履き替え!
それであれば、もっと過酷な環境でテストをしたいなと探究心(笑)
FF駆動で凍結した湖の上を走らせて見ました。
結果はいかに・・・?
Chapter
ネクセンの新スタッドレスタイヤ「WINGUARD ice2」をツルツルの氷上で試す!
氷上へ向かう道中の圧雪路での印象は?
歩くのも困難なほどのツルツルの氷上の上での印象は?
ズバリ、止まれるか?
シエンタハイブリッドではどうだ?
氷上走行の前にドライの印象は?

ネクセンの新スタッドレスタイヤ「WINGUARD ice2」をツルツルの氷上で試す!

私事で恐縮ですが、クルマを衝動的に電気自動車の日産リーフに買い替えてしまいました。そして初めて迎える冬……。そう、スタッドレスタイヤの季節です。それまで使っていたタイヤが使えたらよかったのですが、リーフは2まわりくらいサイズが大きいのでそれは不可能。そこで脳裏によぎったのが、前愛車ノートに装着し、雪国ドライブも全く問題なかったオールシーズンタイヤをリリースしている「ネクセンタイヤ」です!
すでにオールシーズンタイヤである「N blue 4season」でその実力は体感済ということで、今回はオールシーズンではなく、本格的なスタッドレスタイヤをチョイスすることにしました。それが「WINGUARD ice2(ウインガードアイス2)」です。
このスタッドレスタイヤは2018年に新たにラインナップに加わった新製品であり、その名前の通りアイス、つまり凍った路面により効果を発揮するというワケ。そんなことを聞きつけたCarMeスタッフから、「スタッドレスタイヤ履いたんですって? じゃあ実際に氷上走ってみましょうよ! 長野の女神湖とか!」と悪魔の連絡が来たのでした……。

氷上へ向かう道中の圧雪路での印象は?

長野県の女神湖までの道中は除雪が行き届いているとはいえ、車両が行き来する部分は踏み固められて圧雪路状態となっています。
しかし、非対称トレッドパターンを採用したWINGUARD ice2はイン側で雪上でのトラクションを稼ぎ、アウト側に剛性の高い大きなブロックを採用していることでコーナリング性能もアップされているため、峠のようなツイスティな道路でも不安なくグイグイ走ってくれました。
ちなみに同行する撮影隊のシエンタハイブリッドにもWINGUARD ice2を装着。
背の高いミニバンタイプでも安定性を発揮しました。
写真を見てわかるとは思いますが、車体は軽くロールしながら、そこそこの速度域で走れています。
もちろん「急」がつく操作はしないという大原則がありますが、それさえ守っていればABSトラクションコントロールが効くようなことも全くなく、安定して走ることができました。
これは期待ができそうです。

歩くのも困難なほどのツルツルの氷上の上での印象は?

いよいよ長野県の女神湖氷上コースへ足を踏み入れます。
当日はマイナス13度という氷上走行には最高のコンディション。普通に歩くだけでも気を遣わないと滑って転倒してしまうほどツルツルでした。
当然恐る恐る車を走らせ始めたのですが、WINGUARD ice2は、氷をしっかりとらえてくれます。
直進はもちろんコーナーもしっかり曲がります。
WINGUARD ice2には水幕を破り、ブロックのへりをのこぎり歯状(ソー)にすることで氷や雪を噛むマイクロサイプ&ソー・マイクロエッジが備えられています。
そして、多方向性のグルーブの採用により氷雪路での力強いグリップを発揮するマルチディレクショナルグルーブのトレッドパターンが
氷上においても安定性を生み出すのでしょう。
もちろん、ツルツルテカテカの氷上なのでラフな操作をすればアンダーステアやホイールスピンも発生しますが、慎重な運転さえ心がければなんの不安もなく走行することができるのです。
あまりに普通に走るので、実は氷上じゃないのかと思い、停車して車両から降りた瞬間に滑って転んだのはヒミツです。

ズバリ、止まれるか?

スタッドレスタイヤに期待されることと言えば、走ることはもちろん、止まることも欠かせません。
特にアイスバーンの上でヒヤリとした経験を持つ方には、そこが気になるのではないでしょうか?
WINGUARD ice2の実力はどうでしょう。
結論を急ぐならば、ツルツルな鏡面状態の路面にもかかわらず、ブレーキを踏めばキッチリ減速し停止できます。
およそ1.5トンと決して軽くない車体ですから、そのまま滑って行ってしまってもおかしくないシチュエーションにも関わらず、ググっと路面をとらえている感覚は非常に心強く感じました。
これには、WINGUARDice2が持つアドバンスド・ソフトコンパウンド(2フェーズ 特殊ポリマーシステム)が作用しています。この機能により低温の路面でも柔軟さを失わないため、氷上においてもブレーキング性能が発揮されるわけ。
これには筆者自身一番驚かされました。

シエンタハイブリッドではどうだ?

前述の撮影隊が持ち込んだシエンタハイブリッド(同じくWINGUARD ice2装着)も用意されていたので乗り比べてみたました。
当然の如く、問題なく走行。
リーフはどちらかというとドライバーが操る領域が多く自由度があるのに対し、シエンタはかなり安定志向の味付けとなっていました。

車両の味付けの違いが実感できるのもタイヤがしっかり仕事をしてくれているからこそ。
そういった点では初心者から熟練者まで、ユーザーを問わずオススメできるスタッドレスタイヤと言えるのではないでしょうか。

氷上走行の前にドライの印象は?

とは言え、いくらスタッドレスタイヤを装着したからと言っても関東南部に住む筆者は9割方アスファルトの上を走っています。
そのため、ドライ路面での印象というのもとても大切。
WINGUARD ice2は、サイプ同士がかみ合うことでブロックの倒れ込みを防ぐ3Dサイプを採用していることもあり、スタッドレスタイヤ特有のステアリングの切り始めのグニャリとした感覚が少なく、ほとんど違和感なくドライ路面を走行することができます。
ちなみに外気温が7度を下回るとサマータイヤは十分な性能が発揮できなくなるというデータもありますから、雪が降らない地域でもスタッドレスタイヤを装着するメリットはないとは言えないそうですよ。

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