ランクルのハチマルとか100ってなんのこと?

ランドクルーザー100

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堅牢性と信頼性が自慢のクロスカントリーSUVとして、世界中で活躍しているトヨタ ランドクルーザー。その歴史は60年以上とトヨタの車のなかでも非常に長く、その間には、幾度ものモデルチェンジが行われてきました。「80(ハチマル)」や「100(ヒャク)」という数字を意味する愛称で呼ばれることも多いランクルですが、この数字は何を指しているのでしょうか?
Chapter
ランドクルーザーとは?
80(ハチマル)とは?
100(ヒャク)とは?

ランドクルーザーとは?

トヨタ ランドクルーザーの出自は、1951年に発売されたBJジープです。その後、ジープの商標権に関する問題から1954年にランドクルーザーと改名。その悪路走破性能が世界中で評価されてきた日本を代表するクロスカントリーSUVです。

ランドクルーザーは、流行のオンロード走行を重視したクロスオーバーSUVと比較すると、大きく無骨なスタイルが特徴です。フレームは頑丈で耐久性のあるラダーフレームを採用していることからも、本格的なSUVであることが伺えます。

そのランドクルーザーは「80(ハチマル)」や「100(ヒャク)」「200(ニヒャク)」など、ランクルの後に数字を付けて呼ばれることがあります。車をよく知らない方が耳にすると、車名のようにも聞こえますが、これはその年代の型式を表す数字で、総称して○○系と呼ばれます。

では、人気モデルの「80」や「100」について簡単に紹介していきます。

80(ハチマル)とは?

80(ハチマル)とは、1989年~1997年の間に販売されていた、いわゆる80系(ワゴン:型式FJ80G/FZJ80G、バン:型式HZJ81V/HDJ81V)を指します。現行モデルが「200系」なので2世代前のモデルにあたります。

先代までのランドクルーザーはクロスカントリー色の強いモデルでしたが、高級SUV路線へシフトをはじめた80系では、内外装の質感向上と装備の充実が図られ、より一般受けしやすいモデルとなったことが特徴です。

もちろんオフロードとしての性能は、これまでのランドクルーザーと比較しても同等以上のもの。カスタムパーツが多く、中古市場でもカスタム済のモデルが多いため、現在も根強い人気を保っています。

100(ヒャク)とは?

100系は、前述した80系の後継として1998年に発売されました。型式は、ワゴンがUZJ100W、バンがHDJ101Kです。日本国内での販売は、1998年から2007年までで、現行ランクルの1世代前のモデルにあたります。

80系より高級化が押し進められた100系は、プレミアムSUVの要素を手に入れました。中古市場では、現在も高い人気を誇っています。

同時期に販売されていたランドクルーザー シグナスは、海外ではレクサスLXとして販売されていたモデルで、100系ワゴンの装備をさらに充実させた仕様でした。

ハチマル、ヒャクの他に、人気モデルとしてナナマル(70系:1984年~2004年)があります。国内販売が終了してからも根強い人気のあった70系は、2014年~2015年の間のみ、生誕30周年を記念して限定的に再販されています。

モデルチェンジを重ねても、いつも高い人気を維持してきたランクルなので、一言「ランクル」と言っただけでは、どのモデルを指しているのかわからないという事態が発生します。

そのため、車関係をはじめ、オーナー、ランクルファンの間では、それぞれを区別するために、型式で呼んでいるんですね。
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