一年中使える!? シートヒーターの有効な使い方
更新日:2020.05.12

猛暑だった夏も終わり、徐々に肌寒くなってきました。寒い日に役立つクルマの装備のひとつに、シートヒーターがありますが、本革シートを備えた高級車だけでなく、最近ではスタンダードクラスの車種でも装着しているクルマが増えてきました。今回は、そんなシートヒーターの有効な使い方をご紹介します。
文・赤井福
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- 暖房機能
- シートが少々濡れても大丈夫
- 夏でもシートヒーターは使える!?
暖房機能
クルマの暖房は、通常、エンジンの熱で暖まった水を使って空気を温めるため、時間がかかります。
バッテリーの電気を使い、シートを尻下や背中から温めてくれるシートヒーターは、エアコンから暖かい風が出てくるよりも、素早く温まります。
高級車に多い合成皮革や本革シートは、シート素材自体の冷えが、ファブリック(モケット)と比べて肌に直接伝わりやすいので、冬場には非常に助かる装備です。
シートが少々濡れても大丈夫
雨や雪が降っているとき、衣服に水分がついたまま車内に乗り込んでしまい、座っているシートが湿っぽいままドライブする、といった場合もありますよね。こんなときにもシートヒーターは役に立ちます。
完全に乾かすということは無理ですが、シートと衣服の間のジメジメを取り除くことはできます。シート表皮の裏側から空気を吸い込むシートベンチレーション機能が備わっているクルマは、これと併用すると、さらに乾燥は早くなります。
梅雨時期やスキーシーズンなどには、非常に役立つ機能です。
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