クルマの暖房をつけても燃費が悪化しない理由
更新日:2024.09.09
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冬は、車の暖房が大活躍。外は路面が凍るような寒さでも、暖房をガンガンに入れれば車内はポカポカと快適です。これが家だと、明らかに光熱費の請求に跳ね返ってくることになるのですが、クルマはガソリンを多く消費するということにはなりません。なぜでしょうか?
車の暖房で燃費が悪化しないのはなぜ?
最初に断わっておかなければならないのは、クルマの暖房にはエアコンとヒーターの2種類があるということです。
エアコンとヒーターの違いを大ざっぱに説明すると、ヒーターはエンジンの熱を利用し、一定温度の温かい風を室内に送る装備で、エアコンはそのヒーターで作った温かい空気に冷たい空気をミックスして温度調節を行っています。
ヒーターは、エンジンの熱を奪ってラジエターまで運ぶ冷却水の通り道にヒーターコアというパーツを置き、そこに風を通して空気を温めます。
つまり、エンジンが動いて冷却水の温度が上がれば、ファンを回すモーターの動力(わずかな電力)だけで温かい空気が室内に送り込まれるため、ガゾリンを消費することはありません。エンジン始動直後、すぐに暖かい風が出てこないのはこのためですね。
ちなみにエンジンのないEVでは、この原理が使えないので、別にヒーターユニットを搭載しています。
エアコンとヒーターの違いを大ざっぱに説明すると、ヒーターはエンジンの熱を利用し、一定温度の温かい風を室内に送る装備で、エアコンはそのヒーターで作った温かい空気に冷たい空気をミックスして温度調節を行っています。
ヒーターは、エンジンの熱を奪ってラジエターまで運ぶ冷却水の通り道にヒーターコアというパーツを置き、そこに風を通して空気を温めます。
つまり、エンジンが動いて冷却水の温度が上がれば、ファンを回すモーターの動力(わずかな電力)だけで温かい空気が室内に送り込まれるため、ガゾリンを消費することはありません。エンジン始動直後、すぐに暖かい風が出てこないのはこのためですね。
ちなみにエンジンのないEVでは、この原理が使えないので、別にヒーターユニットを搭載しています。
ただしA/CスイッチはOFFにすること
もうひとつのクルマの暖房装置であるエアコンは、コンプレッサーを動かすために、エンジンの動力を利用しています。つまり、エンジンで生まれた力の数パーセントがコンプレッサーを動かすために使われているということ。これは、燃費を悪化させています。
A/Cスイッチを入れるとOFFの時に比べて約10~15%ほど燃費が悪くなると言われています。暖房を使ってもガソリンを消費しないためには、A/CスイッチをOFFにしておく必要があります。
ただ、冬場は車内と外界の温度差が大きくなるのでどうしても結露してしまうこともありますから、結露をとるときにはA/CスイッチをONにして、それ以外はOFFにしておいて問題ないでしょう。
A/Cスイッチを入れるとOFFの時に比べて約10~15%ほど燃費が悪くなると言われています。暖房を使ってもガソリンを消費しないためには、A/CスイッチをOFFにしておく必要があります。
ただ、冬場は車内と外界の温度差が大きくなるのでどうしても結露してしまうこともありますから、結露をとるときにはA/CスイッチをONにして、それ以外はOFFにしておいて問題ないでしょう。
冬場は燃費が悪くなりやすい
冬場は夏に比べて燃費が悪化しやすい傾向にあります。これは外気温が低いと酸素密度が高くなり(酸素量が増える)ガソリンの噴出量も増えるためです。
また、気温が低いとガソリンが気化しにくく、エンジンに送られるガソリンが少なくならないよう、多めにガソリンを消費することになります。このように冬場が外的要因により燃費が悪くなる傾向があります。
そんな冬場でも少しでも燃費を良くするために、賢い暖房の使い方を心がけましょう。
また、気温が低いとガソリンが気化しにくく、エンジンに送られるガソリンが少なくならないよう、多めにガソリンを消費することになります。このように冬場が外的要因により燃費が悪くなる傾向があります。
そんな冬場でも少しでも燃費を良くするために、賢い暖房の使い方を心がけましょう。