メロディーロード(音が鳴る道路)ってどういう仕組み?
更新日:2024.09.09
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メロディーロードと呼ばれる道路が、日本に点在しています。その場所を通過すると音楽が聞こえるメロディーロードは、どのような仕組みになっているのでしょうか?設置するメリット、そしてメロディーロードを設置する上での条件について紹介します。
- Chapter
- メロディーロードとは
- メロディーロードのメリット
- メロディーロードに適した場所
メロディーロードとは
※写真はイメージです
メロディーロードとは、その場所を一定の速度で車両が走行すると、音楽が聞こえてくるという道路です。
路面に切削を行うことによって、その溝の上を通過するときに発生するタイヤと舗装の切れ目との接触による音や、空気の破裂音、溝の上を走るときの振動などによってメロディーが作られています。
とはいえ、ただ溝を作ればよいというわけではなく、路面に切り込んだ溝の幅や溝の間隔など調整し、配置することが必要となります。メロディーロードをよく見れば、溝の間隔が場所によって違っていることを確認できるでしょう。
メロディーロードとは、その場所を一定の速度で車両が走行すると、音楽が聞こえてくるという道路です。
路面に切削を行うことによって、その溝の上を通過するときに発生するタイヤと舗装の切れ目との接触による音や、空気の破裂音、溝の上を走るときの振動などによってメロディーが作られています。
とはいえ、ただ溝を作ればよいというわけではなく、路面に切り込んだ溝の幅や溝の間隔など調整し、配置することが必要となります。メロディーロードをよく見れば、溝の間隔が場所によって違っていることを確認できるでしょう。
メロディーロードのメリット
メロディーロードのメリットは、さり気なく安全喚起をすることができる点です。たとえば、法定速度で走行するとメロディーが心地良いテンポで聞こえてくるようにすると、速度オーバー抑制の効果が期待できるといいます。
また、メロディーが聞こえることで、運転中の注意散漫や居眠り運転防止、運転手に危険度を伝える。路面に溝があることで、雨天時の路面排水効果や制動力を向上することも期待できます。
さらに、地域特有の音楽をメロディーロードに応用することで、観光資源としても活用することもできます。
また、メロディーが聞こえることで、運転中の注意散漫や居眠り運転防止、運転手に危険度を伝える。路面に溝があることで、雨天時の路面排水効果や制動力を向上することも期待できます。
さらに、地域特有の音楽をメロディーロードに応用することで、観光資源としても活用することもできます。
メロディーロードに適した場所
さまざまな効果が期待されるメロディーロードですが、走行音を利用しているため、どこにでも作れるわけではなく、作業実施場所にはいくつかの条件があります。
1、速度変化が急激に発生しない場所であること
2、コンクリート舗装道路やアスファルト舗装道路であること
3、メロディーロード周りに住民が少ないこと
4、演奏したい音楽の長さに合った道路を確保できること
その他に施工する場合には、車両の走行音が45dB~90dBの間で収まることも条件に含まれます。音楽の種類に関しては特に指定は無いようです。
こうして作られるメロディーロードは、通過車両の速度が60km/hの場合、300mで約20秒間の音楽を奏でることができるようになります。
1、速度変化が急激に発生しない場所であること
2、コンクリート舗装道路やアスファルト舗装道路であること
3、メロディーロード周りに住民が少ないこと
4、演奏したい音楽の長さに合った道路を確保できること
その他に施工する場合には、車両の走行音が45dB~90dBの間で収まることも条件に含まれます。音楽の種類に関しては特に指定は無いようです。
こうして作られるメロディーロードは、通過車両の速度が60km/hの場合、300mで約20秒間の音楽を奏でることができるようになります。
交通事故の削減に効果が期待されるだけでなく、観光面でも地域をPRすることに活用出来るのがメロディーロードです。いまや全国、30箇所にあるというメロディーロード。あなたは何曲知っていますか?