道路に描かれたひし形マークなど、忘れがちな標識・標示5選

運転免許試験にパスする際、必死に覚えたであろう道路標識。しかし、普段よく見かける、速度制限や進入禁止などの注意喚起を行う標識以外は、意外に忘れがちです。走行中、「あれ、この標識ってなんだっけ!?」という標識も少なくありません。今回は、そんなドライバーが忘れがちな標識・標示を5つ紹介します。

文・吉川賢一

Chapter
ひし形(ダイヤ)マーク
優先道路
安全地帯
最低速度
「終わり」の標識

ひし形(ダイヤ)マーク

この路面標示、街中でとてもよく見かけますよね。なにを意味するか、覚えていますか?答えは「前方に横断歩道または自転車横断帯あり」ということを示すもので、信号のない横断歩道の手前に標示されています。

ダイヤマークは通称2つが縦に並んでおり、1つ目は横断歩道手前50m、2つ目は30m手前に標示されています。カーブや上り坂、街路樹の路上駐車の多い場所など、歩行者が確認しづらい、見えづらいシーンで活躍する、ドライバーに危険予知をさせるための大切な標示なのです。

優先道路

クルマを運転中、信号や停止線・一時停止の標識などがない交差点で、どちらが優先道路であるのか迷うことはありませんか?優先道路かは、以下で判断します。

①交差点内に中央線か車両通行帯が描かれているほうが優先道路
②優先道路を示す道路標識が設置されているほうが優先道路

この標識はその「優先道路」を示す標識です。ちなみに上記の①②どちらの標示もない場合は、明らかに道幅が広いほうの道路が優先、また道幅が同じような場合は、左に見る車に優先権があります。覚えておきましょう。

安全地帯

青字に白くV字のような図形が描かれた標識は、安全地帯を表しています。通常は、その奥に黄色いワクで囲われたスペースがあり、プラットホームのない路面電車の停留所や、鋭角交差点などに設けられています。

これは、路面電車の乗降客や道路を横断する歩行者の安全確保のための、安全地帯があることを示す標識です。

安全地帯内に歩行者がいる場合には、車両がそのそばを通る際には徐行しなければならなく、安全地帯の左側とその前後10m以内は駐停車禁止です。またこの安全地帯には、車両が進入することはできません。しっかりと覚えておきましょう。

最低速度

数字の下に青色の横棒が描かれた標識。一見、最高速度の標識のようですが、数字の下にアンダーラインがありますから、この標識は”最低速度”を示していることになります。

通常、高速道路には法定最低速度50km/hという規定がありますが、高速道路本線上の対面通行区間や、登坂車線、自動車専用道路や一般道には法定最低速度の規定はなく、この最低速度の標示のみが有効です。

おもに「高速道路には分類されないものの、事実上高速道路と同等な交通状況である道路」で、最低速度を指定するために設置されています。

「終わり」の標識

白地の円形看板にブルーの斜め線が描かれた標識は、”規制区間の終わり”を示す補助標識で、標識の意味を補足するものです。例えば、一方通行の標識についていれば、一方通行はここまでということを意味します。この標識は、路面に描かれていることもあります。

”終わり”を意味する標識・標示はほかにもあり、左矢印、または”ここまで”という文字が入った補助標識がありますが、これらがひとつひとつの本標識の下について意味を補足しているのに対し、前述の白い円に斜めの青線は「この下にある本標識がすべて終わります」ということ意味します。

振り返ってみると、「あ、そういうことなんだ」と改めて認識することも多くあると思います。ドライバーとして知識のおさらいをする必要があることを実感しますね。