ラジオの渋滞情報で耳にする「キロポスト」の意味はなに?

キロポスト

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高速道路を走っているとき、道路脇に数字の書かれた標識があるのをご存知ですか?この標識の正式な名前が「キロポスト」。ラジオの渋滞情報では、「○○道の◯キロポストを先頭に◯キロ渋滞」といった伝え方もされているキロポストは、道路の管理・運行のためになくてはならないものになっています。では、どんなときに役立つのでしょうか?

Chapter
キロポストとは?
どんな時に役立つ?
事故の場合にも

キロポストとは?

キロポストは、高速道路に設置されている”342.5”といった数字が書かれた標識のことです。「距離標」という呼び方をする場合もあります。

キロポストというからには、距離を表す標識であることはなんとなく理解できると思います。では、どこからの距離を表しているのでしょうか?

正解は、高速道路の起点からの距離です。東名高速なら東京インターチェンジ、東北道なら川口ジャンクション、関節道は練馬インターチェンジといったように、それぞれの高速道路が始まる起点が、0キロポストとなります。(一部例外もあります)

キロポストは1km起きに設置されている場合が多く、道路によっては100m毎に設置されていることもあります。その単位はkmで書かれています。

高速道路だけでなく一般道でも設置されている箇所もあります。

どんな時に役立つ?

このキロポストは、どんな時に役立つのでしょうか?

カーラジオを聴く方は「◯◯道○キロポスト地点で交通事故が発生。渋滞が始まっています」というような表現を聞いたことがあると思います。このとき自車がいま何キロポスト付近を走っているのか、あと何キロで事故現場に差し掛かるのかわかると、その後の対策を施すことができます。

そう、このキロポストは自車の位置を知るために役立つのです。

また、渋滞の長さを知りたいときはキロポストを目安に距離を測ることが可能です。大型連休などで何kmの渋滞という時も、このキロポストが使われているのですね。

事故の場合にも

また、高速道路上で交通事故を目撃したとしましょう。

事故を目撃したドライバーが現場の場所を知らせる際、高速道路には、目印になる建物やランドマークはほとんどありません。そこで役立つのが、キロポストです。

このキロポストの数字を伝えれば、警察は正確に事故の発生個所を把握することができ、迷わず現場に急行することができるというわけです。

また、事故の際だけでなく車両トラブルで車が立ち往生してしまった場合。レッカー移動で業者に連絡が必要な場合にもキロポストが役に立ちます。

このようにキロポストは、高速道路上の安全で円滑な管理・運行のために、なくてはならないものなのです。
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