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①ホンダ ジェイド
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②トヨタ プリウスα
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③日産 エルグランド
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④フォルクスワーゲン シャラン
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⑤ホンダ オデッセイ
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①ホンダ ジェイド

2015年2月にデビューしたジェイドは、ストリームの後継モデルとみなされているようですが、実際にはシャシーが別物であり、まったくの新規モデルです。

3列シートで6人乗車が可能でありながら、タワーパーキングに入る全高1,530mmに抑えた低いフォルムは、ミニバンというよりもステーションワゴンに近いデザインとなっています。

この全高を低く抑えつつ広大な居住空間と荷室スペースを確保するために、リアサスにはアッパーアームを湾曲させた、専用のダブルウィッシュボーン式を採用。燃料タンクや排気システムの配置なども工夫することにより、見た目よりも大きな室内空間を実現しています。

高い遮音性や快適な居住性、スポーティな走りなど、”ホンダらしい”良いクルマなのですが、販売は苦戦。実車を見ないと伝わりにくいコンセプトが影響しているのかもしれません。

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②トヨタ プリウスα

3代目プリウスをベースに、2011年5月に販売が開始されたモデルです。プリウスのハイブリッドシステムによる低燃費はそのままに、3列シートで荷物もたくさん積みたいという方におすすめです。

良くも悪くも平凡なデザインであるのと、ベース車に比べて重量が増したことによって動力性能がスポイルされたこと、プラスチックを多用した内装で高級感に欠ける、といった理由で販売は低迷しているようです。 発売された時期を考えると、そろそろモデルチェンジの噂も出てくることかな、と思われます。

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③日産 エルグランド

日産の高級ミニバンとして1997年に初代が発売、2002年にデビューした2代目は後輪駆動ベースを踏襲し、運動性能面では有利ながら、前輪駆動をベースとするライバルのアルファードに差を付けられてしまいました。これは前輪駆動ベースに比べて床が高くなってしまうためで、広大な居住空間が求められる大型サイズのミニバンにおいては不利だったからです。

そこで、2010年に発表された3代目では、前輪駆動をベースとして巻き返しを図る予定でしたが、居住空間は前モデルに比べて向上したものの、全高が低くなったことでミニバンとしての存在感が弱まり、やはりライバルに販売面で差をつけられることになってしまいました。

モダンで落ち着いたデザイン、細部まで作り込まれたインテリアや上質なシート、快適で充実した装備が多数搭載され、ミニバンとして十分魅力のあるモデルです。

しかし、ハイブリッドモデルが設定されておらず、インターネット上で燃費の悪さが指摘されるなど、ライバルと渡り合えるようなモデルチェンジが必要という声が聞かれます。

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④フォルクスワーゲン シャラン

スライドドアの7人乗りミニバンの輸入車、正規ディーラーで購入できる現行モデルとなると、かなり対象が限られてしまいますが、フォルクスワーゲン シャランはその数少ない1台です。

2011年から販売開始された2代目シャランは、拡大したボディサイズによる快適な居住性の確保や、輸入車にしては珍しい両側パワースライドドアの採用により、日本でもライバルに十分対抗できるモデルとなっています。

家族で使いやすく、日本車のように快適な装備が充実していて、かつおしゃれな輸入車に乗りたい、そんなユーザーにはおすすめです。ベースグレードであれば360万円~と、輸入車としては比較的購入しやすい価格なのも魅力です。

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⑤ホンダ オデッセイ

大ヒットを記録した初代から20年以上が経過し、いまや5代目となったホンダ オデッセイ。居住性はミニバンのなかでもトップレベルとされ、シートバックに中折れ機構を内蔵した2列目のプレミアムクレードルシートの快適性は好評です。

現在、日本のミニバン市場で受け入れられているのは背の高い派手な外観で、視線が高いこと。低床設計で全高を低く抑え、 控えめで合理的なデザインとも言える現行オデッセイは、クルマの良さとは裏腹に販売では低迷しています。

ジェイドもそうですが、クルマの全高を抑えて居住空間を確保するメリットをさらに訴求すると、ユーザーの選択肢の幅が広がるかと思います。

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ミニバン大国」と呼ばれる日本の市場において、今後どのようなモデルが人気となっていくのか。ユーザーの動向に注目していきたいと思います。

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文・立花義人
フリーライター。5歳の頃に自動車図鑑で見たアルファロメオのデザインに衝撃を受け、以降クルマに魅了される。様々なクルマの個性を知りたいと考え、免許取得後国産・輸入車問わず20台以上を乗り継ぐ。車検整備を取り扱う企業に勤務していた際、メンテナンスや整備に関する技術や知識を学ぶ。趣味はドライブ、食べ歩き。現在の愛車はパサート・ヴァリアント。

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